4年ぶりの海外ひとり旅 in モンゴル🇲🇳②
モンゴルで迎えた初めての朝。
窓から全く読めないキリル文字の看板が見えたとき、海外ひとり旅に来たんだなって実感した。
4年ぶりの懐かしい感覚。
今日から2日間はゲルに泊まるツアーに参加する。
限られたモンゴルでの時間を効率的に全力で楽しむために、お高めではあるがツアーを選んだ。
結果的には、この選択が大正解だった。
昨日は夜遅くに到着して機内食から何も食べてなかったので、お腹が空いた。
朝食はThe海外のゲストハウスって感じのメニュー。
旅行の期間は外食多くて胃もたれしがちだから、こういう無味で質素なご飯が意外と嬉しい。
ドーナツは石か?ってくらい硬かった。
朝ごはんを食べた後は通信環境を整えた。
ものの数分でタイの通信会社のeSIMを購入して、モンゴルの街中でも通信できるようになった。
テクノロジーの進化に感謝。
9時のツアーの迎えまでは時間があったので、ホテル付近の散歩に出発した。
実は海外ひとり旅の好きなことランキング1位が、全く知らない土地を散歩すること。
有名な観光地を巡るのも良いけど、どうってことない場所で、現地の日常に溶け込むのが好き。
祈りは届かず予報通り天気は曇り雨。寒い。
モンゴルの雄大な自然を青空で見たかったから少し残念。
そんなこんなでツアーガイドがゲストハウスに迎えに来た。
ガッチリとした体型で優しそうなモンゴル人の男性。
名前の呼び方は「バヤ」とのこと。
車には誰もいなかったので、他の参加者を迎えに行くのかと思ったら、まさかの参加者は自分だけとのこと。
助手席に座って2人ツアーのスタート。
バヤさんは昔3年ほど日本に住んでいたことがあるらしく、日本語はかなり流暢だった。
お互いの自己紹介や、今のモンゴルで鉄板のVIVANTの話をしていてると、1時間半ほどで最初の目的地の亀岩に到着した。
写真だと分かりにくいがめちゃくちゃデカい。
岩を登るのは大変だったが、そこから見える景色は広大で、これをモンゴルで見たかったのだと感動した。
亀岩の次は近くにある仏教で有名な寺院に行った。
寺院出た後は、今日泊まるゲルにチェックイン。
ゲルの中にはベッドが4つもあって、床暖房も完備されてて、かなり快適だった。
ゲルにチェックインした後は近くのレストランで昼食。
初のしっかりしたご飯でモンゴル料理を期待したが、韓国料理っぽい?ご飯だった。
夜はモンゴル料理らしいので期待しとく。
昼食を食べた後はゲルで1時間ほど休憩して、遊牧民の文化体験と乗馬に向かった。
最初はモンゴル伝統の遊牧民の民族衣装「デール」を着た。
そこまで楽しみにはしていなかったが、衣装を着てみるとテンションが上がった。
この衣装を着て実際に遊牧民が暮らしているゲルで色々な話を聞いた。
メダルが乗馬大会の景品ってのがいかにもモンゴルの遊牧民らしい。
モンゴルの伝統菓子やお手製のヨーグルトを振る舞ってもらった。
ボールツォグという真ん中の揚げパンみたいなに、ウルムという右の牛乳と砂糖を煮たたせて作ったバターを乗せて食べるのだが、これが最高においしかった。
甘いもの好きな人にはたまらないと思う。
日本にも上陸してほしい。
遊牧民との交流が終わり、次は乗馬体験。
遊牧民の女の子が先導してくれる馬に着いていく。
モンゴルの広大な大地を馬でゆっくり進む時間にとても癒された。
遊牧民との交流、乗馬体験の後は、ゲルで休憩して夕食を食べた。
夕食は念願のモンゴル料理。
バヤさん曰く、これがモンゴル料理の定番らしい。
どれも日本人の舌に合う味付けで、羊のお肉でもクセなくおいしく食べられた。
ただ、量がとてつもなく多かった。
自分は少し残してしまったが、バヤさんはペロリと完食していた。
これだけ食べられれば、そりゃモンゴル人は相撲強いよなと。
夕飯を食べた後は腹パンパンのまま、車で丘の上へ行った。
見晴らしの良い丘から見るモンゴルの広大な大地。
まさに自分が今回のモンゴル旅で求めていた景色がそこには広がっていた。
2日目のツアーのアクティビティはこれで終わり、バヤさんと解散した。
ゲルに戻るとドッと疲れが襲ってきた。
とにかく朝から濃い1日だった。
ただ、モンゴルでやりたいことがまだ残っている。
それは星空を見ること。
最後に星を見たのはいつだろう?と思い出せないほど、日本というか東京で生活していて星を見ていなかった。
ただ、昼間の写真からわかる通り天気はくもり。
バヤさんもあんまり見えないかも…と言っていたので、あまり期待せずに、外に出た。
そこには星空が広がっていた。
肉眼ではっきり星の煌めきが見えた。
涙が出た。
生きててよかった。
ずっとこの星空を眺めていたい。
1番大事なタイミングでようやく雲が晴れてくれてくれた、ありがとう。
星空で満たされた心のまま、ゲルのベッドで眠りについた。
PS
次は砂漠でラクダに乗ってみたい
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