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学校面談 書字障害児の未来を見据える

こんにちは。
9月2週目の月曜日。
暑さがぶり返してきましたが、みなさん、いかがお過ごしでしょうか?

小学校が先週からスタートし、先週はかなり行き渋りをしていた我が家の小4の息子。今日も渋ってはいたものの、先週から比べると態度が軟化。
週末の野球の試合で活躍できたから、自信でもついたのかしら?
正直、それと関係あるかはわからないのですが… …

さて、息子の書字障害について、
何度となく、学校側や担任の先生とどのように連携をとって対応しているかを書いてきました。

今日は、まだnoteに書けていないことがあるので、そのことについて共有したいと思います。

時は、今年度の7月、夏休みに入ってすぐぐらいのタイミングに、担任の先生、スクールカウンセラー、副校長先生と私たち夫婦で面談の機会を設けていただきました。
7月に学校に行くのは、実は2回目。

1回目は、担任の先生との約15分程度の個人面談です。
個人面談では、普段の学校での様子について話をいただき、更に、5月ごろに行われた学力定着確認テストの結果も返されました。
学力定着確認テストとは、文部科学省が旗振り役の、全国的に子供たちの学力状況を把握するためのテストです。

我が家の息子にとっては、塾にも通ったことがないため、初めてのテストでした。(療育目的の塾はのぞく)
5月のテスト当日、息子は帰ってくると、「今日、最悪だった…」というようなコメントをしたことは覚えています。
テストは4教科(国語、算数、理科、社会)あり、各45分間ですので、その日の午前中は全てこのテストに費やされました。
息子は1時間目の国語のテストにほとんどの力を費やしたようで、3時間目、4時間目のテスト(恐らく社会と理科だったかと)にはほぼ力は残っておらず、取り組まずにただただ席に座っていたと、面談で先生から聞きました。
実際に点数も、2科目ともに0点でした。
面談で先生は、「このテストの結果は、**君の実力値では全然ないので、本当に気にしないでください」とフォローがありました。
正直なところ、初めてのテストですし、45分間を4本なんて彼にとっては到底難しい環境だということも想像できたので、0点があっても、想定内で特に驚きはしませんでした。

でも、この件で気づきました。
うちの息子は、中学に進学したらどんなことになるんだろう…と。
(ちなみに我が家では受験は到底難しいと考えているため、現時点では、近くの公立中学に進学することを前提としています。)
中間・期末と学期ごとにテストがあり、
それも全て記述式ならば、相当厳しい状況になると。
私たち親は、テストの点数は気にしていないのですが、息子は気にしています
そして、私は点数よりも、実際の彼の理解度をそのまま反映していないテスト結果により、彼の効力感が減っていくのは、本当に我慢ならない、というのが私の気持ちです。

夫に面談で聞いた話と、テスト結果を共有すると、
「面談をもう一度お願いしよう。今度はスクールカウンセラーも同席してもらって。」という話となり、再度アポイントメントをとり、
すでに学校は夏休みに入っていましたが、前述のみなさんにお集りいただいた、という流れです。

今後、2年後に控えている公立中学への進学を見据え、どんなことを準備していったらよいかを考えるためのミーティングです。
あと、学校のスクールカウンセラーは区に所属している方なので、想定している中学校以外も含め、今までの配慮の実例などあれば、お話を聞きたいという目的もありました。

当日話されたことはこのようなことです。ランダムに書きます。

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・来年も同じく学力テストがあるが、合理的配慮の観点から、時間を延長したり、別室対応はできる。(副校長)
・ご配慮はありがたいが、息子の書字障害には、時間延長や別室対応は本質的な問題解決にはならないと思われる。(私たち)
・配布されているタブレットを授業中にもっと使うことで、書くこと自体の負担を減らせたら嬉しい。とは言え、息子が自分だけ違う行動をするのに抵抗があるため(他の生徒は書く一方で、息子はPC入力や板書の写真をとる)、実践できるかは分からない。(私たち)
・(以前、NHKでやっていた書字障害の中学生がPCでテストを受けていた実例を引き合いに)中学ではどのような合理的配慮が可能なのか?(私)
・実際にどうしているかはわからないので、まずは隣の中学に聞いてみる。(副校長)
・区の他のスクールカウンセラーに、区内の他の中学校での配慮実例などを聞いてみる。(スクールカウンセラー)
・いずれにしても、PC能力、特にまずは入力をするために、ブラインドタッチを覚えることが大切に思えるので、夏休み中に取り組むようにする。(夫)
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夏休み中、夫は息子にゲーミングPCを買い、タイピングの練習をすることで、フォートナイトをプレイ時間を与えることにしました。
毎日息子はブラインドタッチの練習をし、フォートナイトも楽しんでいます。

私は、知り合い経由で中学校教師を紹介してもらい、その方とZoomで話をして情報収集を行いました。
正直なところ、真新しい発見などはなかったのですが、リアルなところがわかったのが収穫です。
その内容については、次の機会にまた書きたいと思います。





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