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ドタバタ林間学校

こんにちは。
先日、息子の学年では林間学校的な2泊3日のお泊り行事がありました。

小4になると、この一大イベントがあることは、以前から知っていましたので、
「とうとう、お泊り行事の学年かぁ…」
と、我が家にとっては棒高跳び並みのバーの高さに対し、4年生になった時早々に萎えた記憶があります。

この行事には、息子の懸念となるものがてんこ盛りです。
懸念① 乗り物酔い(特に観光バスは大の苦手。匂いがね…)
懸念② 親なしでお泊りすること、それも2泊
懸念③ 初めてすぎて見通しがつかない⇒不安


まず懸念①。

今回の宿泊先は、息子が去年の遠足で行ったことがある場所です。
その時はがんばって参加したのですが、結果、帰りのバスで酔ってしまい、吐いてしまいました。
乗り物酔いも普段からする上に、「吐いた」という実績付きですから、息子にとっては、「あの場所へバス移動=吐く」という方程式は確立したわけです。

懸念②。

親なしでのお泊り経験はあるんです。
小1の時に、お友だちと水族館に泊まるというイベントに参加しました。大好きなお友だちと、大好きな水族館と、まだ懸念③にある不安感も大きくなかった時期でもあり、その時は問題なく行けました。(更に言うと、片道2時間ぐらいの場所だったけど、乗り物酔いもしなかった。)
…でも… 息子曰く、
「2泊もママやパパと離れるのは、さびしいよぉ…」
とのこと。
私も小学生の時、ガールスカウトに入っていたのですが、夏のお泊りキャンプが本当にイヤで。それでも無理に行かせられたのですが、結局、到着したその夜にケガをしたふりをして、親に迎えに来てもらったことがあります。
今思えば、その嘘も親にしてみればバレバレだったかと…(恥)
そんなこともあり、「つべこべ言わずに、行ってこい!」と言うわけには、いかなかったんですよね。

そして、懸念③。

見通しがつかないこと、そしてそれに対して不安があること、これは最近一番強く出ている傾向です。
7月に、この林間学校についてどんなことをするのか、ちょうど公開授業の時の総合の時間に、担任の先生がパワーポイントで説明をしてくれました。
それを見た直後に、「どう行ってみたい?」と聞くと、
「6対4で行きたいと思う」と答えてくれていましたが、
夏休みの間に、3対7になり、そして最終的には
「2対8で行きたくないが勝っている」と言っていたので、こりゃあ無理だなぁ…と思っていました。

転機突然訪れる

新学期が始まり、行き渋りもしばしば見られ、林間学校なんて言っている場合ではない感じだったのですが、
「オレ、2日目だけ、日帰りで参加したい。2日目はさ、いろんな楽しそうなイベントがあるからさ、出たいんだよね。」と言い出しました。

え??? マジで?? と心の中で思いつつ、
「その素敵なアイデア、先生にも言ってみた?」と聞くと、
「うん、いいよって言ってたよ。」とのこと。
確認せずとも、あの担任の先生なら、快諾してくれることは分かっていました。

そんなわけで、急遽、中日なかびの日帰り参加が決定。
私は午前中に一本仕事が入っていたので、午前の送りは夫(午前半休取得)、そして夜のお迎えは私が行ってきましたよ。

いろんなドタバタがありましたが、今回の出来事で良かったことはいくつもあります。

まず、
息子本人が自分の気持ちに折り合いをつけられるアイデア(中日なかびだけ日帰り参加)を思いついたこと。
・それに対し、周りの大人が受け入れられたこと。
・実際に行ってみて、友達との活動が楽しいと感じられたこと。
・実際に日帰りで参加してみて、すごく疲れることがわかり、次回は泊った方がいいなと、息子が実感をしたこと。

来年も、このような行事がまたありますが、
何だか、今から楽しみです。


余談:

療育の先生と息子との会話から…
療育「林間学校さぁ、何のイベントが一番楽しかったの?」
息子「うーんと、お風呂がね、すごく大きくて良かったんだよ。」

離れたところで聞いている私 「そこかぁ…(心の声…でもしみじみ…)」


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