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さよなら、虫歯。お気をつけて、二郎。

こんにちは。
今日は小3息子のこの1週間についてお話します。

つい先日まで息子の自慢であった「虫歯ゼロ」記録が破られました

あんなにいい加減な歯磨きで、さらに回数だって「夜のみ」がほとんどという状況下、まぁよく、ここまで虫歯ゼロでこれたことが奇跡的。

それが先日の学校の歯科検診で初めて虫歯あり!との指摘があり、本人はその意外な結果にそれなりにショックだったようで、
「歯医者さん、行く!なるはやで予約とって!」
と、前向きというか、自分で行くことを決めたので、こちらは説得ゼロで助かります。早速近くの歯医者さんにアポを取って、その3日後に行ってきました~と軽く流して書きたいところですが、ま~いろいろありまして💦

何かと言うと、虫歯があることが分かり、歯医者さんに行くことが決定してから、彼は「不安」に支配されたんです。

毎日、気づけば、「はぁ… 心配だ。 心配だ。」「はぁ… 痛いかな。麻酔してくれるかな。」と繰り返し、まだどの歯が虫歯かもわからないのに(補足:具体的なことは一切検診結果には記載なし)「この歯が痛いかも。」と結果的に虫歯ではなかった前歯を痛いと思いこんだり、そんな日が続きました。

歯医者に行く前日には「ちょっとシュミレーションしたいんだけど。」と言うので、歯医者の受付から治療までの流れを寸劇で一緒にやって。

それでも「あぁ… 心配だ。 心配だ。」と歯医者のアポ当日は大変なものでした。

結局、歯医者さんに行き、2本虫歯を発見。うち1本を治療してもらい、次の予約をとろうとしたところ、「本日担当した者が、隔週で来ておりますので、次回は2週間先となります。」と言われ、とりあえず言われるがまま次回を予約。

その後、ちょっと待てよ… 
2週間先までずーっと彼はあの不安と付き合わなくてはならいのか?? 
と考えたら、私の方がどっと疲れてきて、息子は治療で満身創痍だったので、その翌日に相談してみました。

すると、本当は早く治したいけど、またこんな大変なおもいを来週にするのはきつすぎる(もう少し次の準備まで暇が欲しい…といった感じだろうか)とのこと。分かった、と言って引き下がる私。

でもね、その週末も「あぁ… 心配だ。 心配だ。」ってそんな調子で、
夫が見かねて「そんなに心配しすぎると胃に穴空くぞ。」とまずいアドバイス。
あちゃーと私が思ったと同時に、息子は案の定…「あぁ… 胃が痛くなってきた。」という始末。

どう考えても2本目の治療は「なるはや」がいいだろうと判断し、もう一度息子に提案すると、「違う歯医者でもいいから、なるはやで。」となり、月曜に翌日火曜16時のアポをとった。

それでも不安はそこにあり続け、彼を完全支配していたので、うまくいくか分からないけど、とりあえず不安感情を切り離すことをやってみた。
(そういう手法があるんですよね。)

まず不安が出てきたら(今回の場合はフル出場だからすぐそこにいる)、それに名前を付けて、自分と切り離す。
息子にふさわしい名前をつけていいよと言ったが、「例えば?」と聞かれたので「なんでもいいんだよ。不安君でも、うーん例えば…二郎でも。」と適当に提案したら、「じゃあ、二郎で。」となったので、息子の不安は二郎という名前になった。

二郎が出てきたら、彼がここだったら居てくれてもOKだという、私たちがいつもいるリビングのある一角にいてもらう。二郎の存在は否定せず、二郎が出てきたら、自分から離して、ただあの場所に置いてやる。

どうだろう、実際、息子の不安感は少なくなっただろうか?

火曜日、歯医者に二郎はついてきた。息子につきまとっていたので、息子の同意をえて、ひとまず、私のバッグの中にいてもらうことにした。

そして治療… 今回は私も診察室で様子を見守る。
息子の体が硬直しているのがわかる。
麻酔してもらっても、怖いものは怖い。そりゃそうだ。

治療終了。2本目の虫歯、討伐完了。

はぁ… 私の方がなぜだか疲れました。

家までの帰り道、息子に「二郎は今どこ?」と聞くと、
「あ、さっきハワイに行っちゃった。しばらく出番なさそうだから、あっちにいるって。」





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