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AS SOON AS –8/9〜8/15–


9日

 アルコ&ピースが出演していたので、8日放送のラヴィットを見逃しで見た。ガチャピンとムックがゲストという、この番組らしいイカれたキャスティング。ビリビリ椅子取りゲームの企画でムックが電流を喰らうシーンがあったのだけれど、着ぐるみの皮膚?が分厚すぎて何とも中途半端なリアクションになっていたのが余りにも面白くて、一瞬呼吸困難になるほど笑ってしまった。今年のバラエティで一番笑ったかもしれない。着ぐるみを生かしたバラエティ、もっとあって良いのになと思った。出演者全員着ぐるみ、みたいな。


10日

 これまたアルコ&ピースが出演していたので、アベマの新バラエティ「お笑いストリートファイト」を見た。出演者は手練れの芸人ばかりだし、フォーマットもめちゃくちゃ面白そうなのに、なぜだろう、余り笑えなかった。即興性が強すぎたのか、屋外の雰囲気がそうさせるのか、、。座王の方が芸人たちがイキイキしてる気がする。肝心の我が推しはというと、目も当てられないほどスベり散らかしていて、何とも複雑な気持ちになった。またしても「アルピーにガチガチのお笑いは無理」的な風潮が色濃くなってしまった。せっかく平子っちが座王を獲って風向きが変わったと思ったのに。あと日向坂の佐々木さんは「愛想笑いを愛想笑いに見せない天才」だと思うので、全バラエティにゲスト出演して欲しい。


11日

 夏季休暇初日。毎年恒例、京都下鴨神社の古本まつりへ。これがないとお盆休みが始まった気がしない。雨の後に行くと「リアルお足元の悪い中状態」になって地獄を見るのを知ってるので、晴れてるうちに行って来た。相変わらず「古本/文学ガチ勢のおじさんやオタク丸出しの青年群」vs「敢えて古本をチョイスする俺ってカッケー的な冷やかし系男女」のコントラストが奇天烈で、その様を見てるだけで楽しかった。俺はというと、そのどちらにも足を踏み入れない「僕は真ん中を行く」星野源的な思想でイベントを楽しんだ。ナンバーのバックナンバー(ややこしい)を買った。
 その後、人生で一番味の薄い中華そばを食べて、大阪に戻り、なんばパークスで「パルプ・フィクション」の再上映を見てきた。この作品を映画館で見るという夢が叶って興奮した。偶然、僥倖、奇跡、いろんな言葉が脳内をよぎりながらも結局「よく分からんけど死ぬほどおもろい」世界観を構築してるタラちゃんのセンスの良さよ、、。


12日

 舞洲にてELLEGARDENを見てきた。再結成がアナウンスされて早5年、申し込んではハズれ、申し込んではハズれを繰り返し、ようやく手にした夢のチケット。「ずっと泣いてた」とか「人生で一番いいライブだった」みたいな、そんな小手先の言葉では到底表現することのできない、色んな思いが渦巻いた濃密な2時間強だった。彼らの音楽に夢中になっていた17歳のクソガキは、もう30になった。好きになった頃には、彼らは活動休止していた。毎日聴いていた。教室でずっと歌っていた。マジでバカみたいだった。そんなバカみたいなヤツのサウンドトラックとして、彼らの音楽ほど相応しいものはなかった。「青春」という得体の知れない大きな大きな渦に、このライブを持ってピリオドが打たれた気がする。細美さんは「お前らのことは忘れるけど、今日の夕陽は絶対忘れない」と言っていた。俺も今日の景色を絶対忘れない。絶対。


13日

 開幕したプレミアリーグをディレイ視聴。我がアーセナルはまずまずの船出。サカはマジでシーズン20ゴール期待できるような超人っぷり。そして何より愛すべきエディ・エンケティアが開幕ゴールを叩き込んだのが本当に嬉しかった。移籍の噂もあるけれど、正真正銘のナンバー14としてここでレジェンドになって欲しい。一方フォレスト。昨夏の札束攻勢と比較すると大人しめの夏を送っているが、エランガは地味に当たり補強なのでは。ヤツはやりよるぞ。気をつけろ。
 夜は友人とスパイスカレーを食べた。辛かった。俺はバーモントカレーの方が好きだなと思った


14日

 映画「バービー」を見てきた。公開前から色々あったものの、今年トップクラスで楽しみにしていた作品。しかし、残念ながら余り好きな内容ではなかった。ネットのレビューで「フェニミスト映画」や「男性排除」なんてキーワードで語られていたけれど、そんなのはどうでもよくて(というかメッセージは素晴らしいと思う)、単にコメディ映画としてイマイチだった。個人的にファンタジーが苦手なので、バービーランドのノリもイマイチだったし、かといって現実世界の描写もなんだかチープに感じてしまった。しかしマッチョな男性像みたいなのと、自分の生き方、趣味趣向が真逆すぎてホントにこいつらと俺は同じ性別なんか、、。と憤りを覚えた。



15日

 日本列島、台風直撃。休日にずっと家に居たのなんて、コロナの自粛期間以来かもしれない。サマーソニックの予習をしたり、チャンスの時間を見たり、水曜日のダウンタウンを見たり、プレミアリーグのハイライトを見たり、SNSを見て自分と余りにも考え方の違う人たちの意見に愕然としたり、コピーを考えたりしていた。そして、前日に見た韓国の恋愛映画「もしかしたら私たちは別れたかもしれない」について反芻。ここ最近見た恋愛映画で一番良かった(もう一回見たい)。恋愛というイベントで一番その人となりが出るのが、“別れ”なんだろうと思った。桑田佳祐が別れの歌ばかり書くのも頷ける。

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