荒井勝喜総理大臣秘書官がLGBTQに対する差別発言で更迭される
経済産業省から出向している荒井勝喜総理大臣秘書官がLGBTに対する差別発言を理由として更迭されました。
荒井勝喜秘書官更迭の動画でなされた菅野完さんの一丁目一番地のヘイトスピーチ
このニュースに接し、著述家の菅野完さんが動画を配信しています。
ここで気になる部分があります。菅野完さんの動画のタイトルの
僕は、荒井秘書官のご一家に「隣に住んで欲しくない」です。
の部分です。
差別発言をなした荒井勝喜秘書官に対する対抗言論として、「隣に住んで欲しくない」というのならまだしも、菅野完さんは、「ご一家」に「隣に住んで欲しくない」と述べているのです。
私は荒井勝喜さんの家族構成を知りませんが、菅野完さんのこの発言に従えば、荒井勝喜さんの配偶者がいらっしゃれば夫が差別発言をなしたから、お子さんがいらっしゃれば父親がそのような差別発言をなしたから、親がご健在なら息子がそのような差別発言をなしたから、菅野完さんは「隣に住んで欲しくない」と述べているのです。このような発言に至った原因を考えると日本に古来からある穢れの思想が根底にあることがわかります。
差別発言をなした者は差別主義者であり、その差別主義者の家族は家族であるという理由で差別主義者であるから「隣に住んで欲しくない」という思想が根底になければ、荒井勝喜さん本人だけでなく家族も「隣に住んで欲しくない」という発言が出てこないと思います。そして、このような思想は、日本の恥ずべき歴史である部落差別が「ブラクと結婚したらブラク」などの思想に基づいて現在に至るまで残ってきた原因そのものなのです。つまり、菅野完さんの発言に従うと、犯罪者の家族は世間からひどい目にあっても当然であるという結論を導き出すことができるわけです。これは一丁目一番地のヘイトスピーチだと言えるでしょう。
岸田文雄総理大臣の「早さが素晴らしい」と述べていた菅野完さんは、岸田文雄総理大臣を見習って早急に自ら筆を折られてはいかがでしょうか。