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エルネスト金こと金良平さんの学校法人京都朝鮮学園に関する認識の根本的な誤り @honda_ryoh88922

京都朝鮮第一初級学校威力業務妨害事件も学校法人京都朝鮮学園についても何もご存じないエルネスト金こと金良平さん

 在日特権を許さない市民の会やチーム関西が起こした京都朝鮮第一初級学校威力妨害事件において、カウンターに参加したことで京都朝鮮第一初級学校から花束をもらったことが自慢のエルネスト金こと金良平さんですが、本当に何もご存じないようです。

先日観た動画での具弁護士の語り。本当に、この国のリビジョニズムと複合差別問題の迫真の吐露だった。ウトロで育ち、襲撃された京都朝鮮第一初級が母校。チマチョゴリ制服での通学時での駅のホームにおける自身へのヘイトクライム。それらは現在のヘイトスピーチ/クライム社会の源流の一つといえる。

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幼少期、具さんにとってウトロは「あたたかく楽しい場所」だった。地域自体が家のようだと。玄関の鍵をかけなくても問題が起こった事すらない安全な町。だが水害は深刻で床下浸水もあった。次第に外の人からはウトロは危険で怖く、汚く臭い地域だと異端視されてると知る。具さんは地元を伏せるに至った

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弁護士にまでなっても、自身の地元や出身学校を自ら語ることはなくなった。そんな日々の最中に、自身の母校である京都朝鮮第一初級学校への三度に及ぶ陰惨で異常な襲撃事件を知る。そして事件原告側の弁護団に加わったと云う。 何という酷い社会における差別の回路だろうかと思う。

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事件の詳細を把握した具さんは、なぜ公園を運動場として使用したのかと、隙を与えてしまった事への憤りを発したと云う。弁護団の一人の日本人弁護士からの「これは差別の事件なんだよ」との言葉に、我にかえりヘイトクライムの本質を正確に理解したと云う。被差別者が植え付けられる過剰性バイアス。

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なぜ学校が狭いままで、最低限のグラウンドや設備を持ち得ないままに至ったのか。日本人の学校ならば、三度にわたる同じような異常な襲撃事件の標的とされたのか。この二点を踏まえるだけでも、民族差別におけるヘイトクライムであることは明白でしかない。事実、犯人らは夥しいヘイトスピーチを叫んだ

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包括的差別禁止法が無いことが根本的な問題であり課題。そして究極的には、やはり政府から独立した人権裁判所の設立。この二つが日本でも不可欠だと思う。どちらも、少なくとも自分が生きているうちには実現は不可能だとは思うものの。そうならないと、この国の差別問題はいつまでも埒が明かない。

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朝鮮学校襲撃事件裁判の勝訴。内容や法体系の課題も浮き彫りとなったとはいえ、ある意味で画期的な勝訴だった。一定の安堵も束の間、ウトロでの悍ましい放火ヘイトクライムが発生する。土地の立ち退きへの闘争の象徴であった立看板も焼失した。事件当初の「失火」との報道に猛烈な違和感を覚えたと云う

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幼少期だったので、ウトロで暮らしながら町のあちこちの立看板の意味がまだ理解できなかったが、次第に問題と闘争を把握する。闘争的だった立看板は、後年になると明るく発展的な看板に変貌したと云う。その情景と民家ごと、放火ヘイトクライムは奪い取った。「たまたま」人は焼死しなかっただけ。

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 京都朝鮮第一初級学校が勧進橋児童遊園を校庭として利用していたことの法的根拠として示されているものは、威力妨害事件が発生した35年前の京都市、学校法人京都朝鮮学園、地元との「三者協議」によるものとされていますが、勧進橋児童遊園などの都市公園の管理に関する法律である都市公園法によると、そのような「協議」は何の効力もなく、紙切れに過ぎません。
 また、学校における校庭の役割は、防災面、児童の健全な発達を促す役割、教室ではできない様々な学習など大きな役割を負っており、校庭を設置することなく運営している学校は、児童の教育というものを軽視していると考えて間違いないと思います。
 ただ、京都朝鮮第一初級学校における教育環境の問題については、カウンターを称する方や反差別を標ぼうする論客の方々も沈黙を貫いています。例えば、東村山問題で矢野穂積元東村山市議会議員の同居人が設立したりんごっこ保育園について、園庭の面積が足りないと執拗に批判なさっていた3羽の雀さんですが、「公園を借りることができるから問題がない」などとまるで矢野穂積元東村山市議会議員のようなことをおっしゃり始めたのには驚きました。おそらく、京都朝鮮第一初級学校に通う在日コリアンの子弟が多くを占めるであろう児童の学習環境などはどうでもよいとでもお考えなのでしょう。
 京都朝鮮第一初級学校が校庭を購入することが容易であったか否かという論点もありますが、この点は容易であったと私は考えます。京都朝鮮学園は所有する朝鮮学校の敷地や校舎などの建物に朝銀近畿信用組合、三井住銀リース株式会社の根抵当権を設定しており、根抵当の債権の範囲に校庭の購入は含まれていましたから、すでに設定されている根抵当権の極度額から借入金等の額を除いた範囲の借入れは非常に容易でした。しかしながら京都朝鮮学園が進めた学校運営は異なるやり方でした。京都朝鮮学園は児童、生徒が現に学んでいる京都朝鮮中高級学校、京都朝鮮第一初級学校、京都朝鮮第三初級学校の敷地や校舎などの建物を信託の対象とすることとし、ベニスビジョン株式会社、有限会社銀閣に所有権を移転して財産の運用を任せることとしたのです。なお、ベニスビジョン株式会社と有限会社銀閣は会社の目的に教育に関する事業はまったく含まれておらず、有限会社銀閣は旅館銀閣を運営する株式会社銀閣とは別の会社です。この信託の問題点は、根抵当権や抵当権設定と異なって学校の敷地と校舎などの建物の所有権が完全に信託を行う者に移転してしまうことと、信託契約の内容によっては信託を受けた者が学校の敷地や校舎などの建物を売却してしまうことも可能であるということでしょう。学校運営で最も重要なのは児童に対して行う教育の内容ですが、京都朝鮮学園はその教育の場である敷地や校舎などの建物を使う権利を手放して、教育に不案内な業者に活用させているのです。

実は容易であった校庭購入

 京都朝鮮第一初級学校のための校庭購入は、前述の根抵当権を利用して資金を借りて校庭を購入するという手法のほかに、京都朝鮮第一初級学校などの卒業生に呼びかけて資金を集めるという手法も可能でした。その証拠に京都朝鮮学園は京都朝鮮第一初級学校威力業務妨害事件の民事訴訟の終了後に朝鮮学校の再編を進め、卒業生などが資金を拠出したと思われる団体が学校の敷地となる土地を購入し、校舎などの建物を建築して京都朝鮮初級学校が完成して校庭問題がそれほど間を置かずに解決しています。
 しかしながら、勧進橋児童遊園をまともな権原に基づかずに借りていたことで京都朝鮮第一初級学校威力妨害事件が発生してしまったにもかかわらず、勧進橋児童遊園が工事で使用不可能となった場合には交通量の多い道路を横断してたどり着く公園を借りることを検討していると京都朝鮮学園は加害者らとの民事訴訟の準備書面で述べていました。つまり、京都朝鮮学園は民事訴訟の審理がなされている段階においても、校庭を購入して児童の学習環境を向上させようという意識は乏しかったと言えます。何よりも三者協議という紙切れで30年以上も勧進橋児童遊園を使用し続け、校庭を購入して児童の最低限の学習環境を確保しようとしなかった京都朝鮮学園については、非のない被害者などではなかったのです。京都朝鮮学園が京都朝鮮第一初級学校威力業務妨害事件で理不尽な暴力を受けた被害者であることは確かですが、そうであるからと言って「美しい被害者」とするにはかなり無理があったということは理解しておく必要があると思います。