見出し画像

菅野完さん、フランス革命を擁護したいあまり、太平洋戦争の犠牲者を「暴力革命の犠牲者」と無理やりな定義

イスラエルがガザで行っている民間人の殺害すら正当化することができる菅野完さんの論理

 菅野完さんはいったい何をおっしゃっているのかと眩暈がしました。なお、画像はnoteで「イヤミ」を検索して発見したものをお借りしています。菅野完さんにぴったりだと思います。

日本も暴力革命してるんですけどね。国際法と国際秩序を無視する国策を採用した結果、首都が焼け野原にされ、沖縄に鉄の雨がふり、広島・長崎に原爆が落とされるという、人類史上最低最悪かつ最もみじめな方法で。
やはり日本もフランスを真似て、初等教育で革命史を徹底して教えないといかんですな。 https://x.com/serast_km/stat/serast_km/status/1817122149079126455

@hoiehoie

 このポストを拝見して明らかにわかることは、菅野完さんは暴力革命のことばかりでなく、国際法や国際秩序についてもろくな知識を持ち合わせていないということです。
 まず、菅野完さんがおっしゃる「首都が焼け野原にされ、沖縄に鉄の雨がふり、広島・長崎に原爆が落とされる」という「暴力革命」ですが、米国がなした「国際法と国際秩序を無視する国策」に他なりません。戦争とは軍服を着た兵士の殺し合いによって国際紛争を解決しようとするもので、米国がなした広島・長崎に対する原爆投下はもちろん、東京大空襲をはじめとした都市無差別爆撃、沖縄県になした民間人に対する米軍の攻撃のすべてが「国際法と国際秩序を無視する国策」なのです。そして菅野完さんのこの論理を当てはめると、イスラエルがガザでなしている民間人の殺害もパレスチナの「暴力革命」に該当することとなり、イスラエルは正しいことをなしていると擁護することすらできることになってしまいます。
 ご自分の祖国の歴史を真摯に学ぶことをせず、歴史の教訓を現代に当てはめることができない菅野完さんこそが「国際法と国際秩序を無視する国策」が何か理解することができず、権力を監視する主権者たる国民の役割をまったく果たすことができないと考えるのは私だけではないでしょう。