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バイデン大統領が米国大統領選挙からの撤退を表明

バイデン大統領が大統領選挙からの撤退を表明

 米国のバイデン大統領が大統領選挙からの撤退を表明しました。

アメリカのバイデン大統領は、21日午後、声明を出し、秋の大統領選挙での再選を断念し、選挙戦から撤退する考えを表明しました。

そして、後任の民主党の大統領候補として、ハリス副大統領を支持し、ハリス氏も意欲を示しました。

再選を目指す現職大統領が選挙戦の途中で撤退するのは1968年のジョンソン大統領以来、56年ぶりの事態です。

NHK「【速報】バイデン氏大統領選撤退表明公認候補ハリス氏支持」

 米国の大統領選挙についてはそれほど関心を持っていないのですが、モンロー主義に近い共和党のトランプ氏が有力視される大統領選挙において、バイデン大統領の撤退が大波となるのか小波にとどまるのかについては、ウクライナ、パレスチナという戦争や紛争を抱えている世界情勢に大きな影響を与えるのではないでしょうか。
 また、バイデン大統領の大統領選挙撤退において、政治家の健康問題が改めて重要な問題であることが明らかとなりました。バイデン大統領が高齢であることの不安というものは、高齢が原因で判断を誤るのではないかというものにほかなりません。かつての安倍晋三元総理大臣の潰瘍性大腸炎による健康不安は、政治家として最もストレスを感じる立場と言ってよい総理大臣職に就いている者が政治家として判断を誤るようなことがあるのではないかという不安に起因するものでした。この健康不安による批判に対して、安倍晋三元総理大臣の姿が難病と闘う患者に勇気を与えるとか、難病患者への差別を助長するのではないかという反論がなされましたが、バイデン大統領の大統領選挙撤退から改めて政治家の健康問題が重要な問題であることが明らかになったのではないかと思います。