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レイシストをしばき隊代表者野間易通さんの元上司である菅付雅信さん、アップデートできていない音楽論を語る

野間易通さんの元上司であった菅付雅信さん

 菅付雅信さんの的外れのジャニーズ論を開陳したツイートを拝見し、一番厳しく批判することができる事項を探したところ、野間易通さんの元上司ということしか思いつきませんでした。

山下達郎の発言「ジャニーさんの育てた数多くのタレントさんたちが、戦後の日本でどれだけの人の心を温めて、幸せにし、夢を与えてきたか」。これに私は同意しない。ジャニーズの学芸会のような楽曲がどれだけ日本のヒットチャートの質を下げてきたかと思う。癒着したテレビ局も猛省すべき機会だろう。

@MASAMEGURO

 野間易通さんがミュージックマガジン社で副編集長を務めた後に退職したことをご存知の方は少なくないと思いますが、野間易通さんは退職後に株式会社報雅堂に転職して雑誌「コンポジット」の編集に携わります。その時の報雅堂の代表取締役が菅付雅信さんでした。野間易通さんは株式会社報雅堂を1年で退職し、菅付雅信さんもしばらくして株式会社報雅堂の代表取締役を退任しました。
 その後、株式会社報雅堂は、商号変更と代表取締役の変更を繰り返し、現在は投資会社として存続しています。

菅付雅信さんのツイートが的外れである理由

 私がラジオリスナーであって、かつてDate fmで現在の参議院議員である石垣のりこさんがパーソナリティを務めていた「J-SIDE STATION」を聴いていたことがあることはツイートなどで触れたことがあったと思いますが、FM局のパーソナリティはAM局のパーソナリティと比較しても音楽に詳しい方が多い印象があります。
 好きなラジオ番組は教えないという私のポリシーに基づいて番組名は控えますが、私の聴くラジオ番組の中でも一二を争うほど音楽に詳しいパーソナリティさんがジャニーズへの楽曲提供について話していたのを覚えています。ジャニーズへの楽曲提供はかなり厳しい選抜のもとで選ばれ、作曲者によるセルフカバーについてもジャニーズのタレントの楽曲であるというイメージを守るためにかなりの制限があるそうです。ジャニーズ事務所は、売れるグループを作るためにダンスの練習やボイストレーニングを繰り返し、厳しい選抜の中で厳選された楽曲の提供を受けて売り出そうとしているわけです。
 売れる曲と曲のクオリティは必ずしも比例はしませんが、売れ続けているということは高いレベルのクオリティが伴っていなければなりません。そのようなことは編集者でもある菅付雅信さんならご存知であるの思うのですが、「学芸会のような」という手垢のついた凡庸な表現を用いる菅付雅信さんがすでに耄碌してしまったということなのでしょうか。