見出し画像

自己肯定感の高い子どもを育てるための3つの声かけのコツ

「子どもの自己肯定感を上げたい」と悩んでいませんか?
 
ネガティブな発言が多い、新しいことに挑戦するのを避けがちなど、自己肯定感が低いと内面の不安や自信のなさが子どもの言動に現れがちです。
 
もしそのような悩みがあれば「3つの声かけのコツ」を念頭においてみてください。

記事を読み終えると、どうすれば声かけを通して子供の自己肯定感を伸ばせるかについて理解が深められます。 

悩みを成長の機会と捉え、子どもと共に成長を楽しんでみませんか?ぜひ最後まで読んでみてください。


自己肯定感とその重要性

自己肯定感とは何か?

自己肯定感とは、ありのままの自分を受け入れ、肯定的な言動をとれる心の状態を示す言葉です。これは、個人が自分の価値や能力を理解し、自信を持って行動し、他者とのポジティブな関係を築く能力を指します。

自己肯定感を高めることがなぜ重要なのか?

近年では、自己肯定感の重要性が注目され、本屋さんには「自己肯定感」をテーマにした子育て本が多く並ぶようになりました。

なぜ自己肯定感を上げることが重要なのか。
自己肯定感が高い人の特徴には以下のようなものがあります。

  • 自己受容: 自分の強み・弱み、独自の特質を認め、受け入れる

  • 自己尊重: 自分自身を価値ある存在とし、尊厳を保つ

  • ポジティブな自己イメージ: 自分の外見、性格の特徴、成果を含め、自分自身に対して好意的な見方を維持する

  • 自信: 自分の能力と、課題を克服し目標を達成する可能性を信じる

上記を踏まえると、自己肯定感が高い人は全体的な幸福感と生活満足度が大きいと言えます。具体的に自己肯定感を引き上げるメリットには以下が含まれます。

  • 自立性・意思決定:自分の判断を信じ、自分の価値観や信念に基づいて選択・行動でき外部の圧力に影響されにくい

  • 目標達成:目標達成のためのモチベーションと忍耐力が高い

  • 良好な人間関係の構築:他者とポジティブな関係を築きやすい

  • ストレス管理・精神的健康:ストレスをより効果的に管理でき、うつや不安などの精神的健康問題を経験する可能性が低い

  • レジリエンス:人生の課題や挫折に対処しやすい

自己肯定感を引き上げるための声かけの重要性

自己肯定感を上げる重要性がクリアになったところで、自己肯定感を上げるためにどうすれば良いのか。

多くの研究結果からも「子どもに対する親の関わり方、コミュニケショーン方法」が子どもの自己肯定感を左右することが明らかになっています。

自己肯定感を上げる声かけのコツ

では実際にどのようなことを心がけて子どもと接するのが良いのか。
私が子育てをしていて、声かけで心掛けているのは以下の3点です。

1. Practice active listening:積極的傾聴法(アクティブリスニング)を取り入れる

1つ目は子どもの考えや感情に耳を傾け、受け止めることです。積極的傾聴法(アクティブリスニング)とは、子どもの考えや感情を理解するための質問をしたり、言葉を添えることで認識を合わせながら理解を深めて思いやりのある反応を示すことです。

例えば「It sounds like you're feeling...」「Can you tell me more about that?」「I can understand why you feel that way.」などの声かけが例です。

積極的傾聴法を取り入れることで子どもは自分が価値ある存在だと感じ、自分の考えや感情を言語化するようになります。

2. Use specific praise:具体的な称賛を使う

2つ目は褒める際に結果だけでなく、努力、進歩、具体的な行動を称賛することに焦点を当てることです。

例えば「You are so smart」の代わりに「You didn't give up even when it was tough. That’s amazing persistence!」と言い換えるなど。

具体的な称賛を使うことで子どもは何をうまくできたのかを正確に理解するのに役立ち、将来的にそれらの良い行動を繰り返す可能性が高くなります。また、生まれつきの能力ではなく、努力とプロセスに焦点を当てることで、子どもたちは努力と忍耐を通じて自分を向上できると信じるようになります。

3. Encourage problem-solving:問題解決に導く

3つ目は子どもの代わりに問題を解決したり直ぐに手助けするのではなく、子ども自身が解決策を見つけるように導くことです。

「What do you think we should do about this problem?」といったオープンエンドの質問をしてみてください。

このような声かけを行うことで、子どもが自分で考えて行動し、自分の能力に対する自信を高めるのことに役立ちます。

関連する話として、「Help me, Mummy!」と言われた際の対応について記載したポストを過去に投稿したので実際にどんな声かけをすれば良いのか事例を通してイメージを膨らませたい方は是非参考にしてみてください。

まとめ

どのような関係を子どもと構築するか、そのためにどのような声かけをするかが子どもの人格に大きな影響を与えます。

声かけは時間もお金もかからず、思い立ったら誰でも今すぐできます

「3つの声かけのコツ」を導入する際には、子どもがひとりで出来るようになるためにコーチとして導くといったイメージを持つと日常生活でコツを取り入れやすいのではないでしょうか。

どんなものに囲まれて暮らすかよりも、どんな言葉で子どもを包み込むか、導くかが子どもの人生を大きく左右します。まずは積極的傾聴法を意識することから始めてみてください。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?