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ブログ再開の理由

皆さんこんにちは。
イギリスではサマータイムが始まり、太陽のありがたみを感じる今日この頃です。
サマータイムでは、3月の最終日曜日に時間が1時間早まり、日の上る時間帯が長くなる。不思議なルール。そもそも時間を考えた人って凄い。時間って不思議じゃないですか。誰が決めたんだろう。最初に時間を定めた人、1日を24時間にしようって決めた人、そしてサマータイムを提案した人。おそらくサマータイムの導入による経済効果や治安面での利点を唱えたんだろうけれど、「時間をズラそう」なんて、普通の人じゃ思いつかない。決議の会議の様子、覗いてみたいな。
時差も面白いですよね。イギリスに来てからヨーロッパ内で旅行することが増えたけれど、その都度時差によって「一時間得した!いや、でも帰る時にチャラか。ずっと帰らなければ得して死ねるのか」など些細なことで興奮している自分はまだ幼稚なのか。

さて、今回は自分が何故ブログを再開しようと思ったのかについてだが、最近になって改めて、本って良いなって思った訳です。ロンドンの地下鉄は電波が通っておらず、インターネットが使えない。本当に不便。携帯でダウンロードした映画を見たり、音楽を聴いてボーっとしたりする人が多い一方、読書に勤しむ人が日本に比べて多い。そこで自分も久しぶりに鞄に本を詰め込んで本を読んでみたところ、読書って楽しいなって思えたのです。

実は中学生の頃、電車通学ということもあって、電車内で読書をしていた時期があった。その時は、電車で文庫本を開いている人が格好いいと思っており(今でもそう思う)、その真似をして読んでいた。ちょうどその頃、『僕は明日、昨日の君とデートする』が上映しており、その映画内で小松菜奈が電車で読書している姿が美しすぎて、そこに感化された記憶もある。
そこから少しずつ本を読むようになっていったが、快適すぎる時代の流れとともに、電車内でiPhoneと睨めっこする時間が増えていき、高校に入ってから読書をする時間も徐々に減少していった。大学に入ってからは一冊も読んでないんじゃないかな。

そんなこんなで読書と自分の関係性はほぼ皆無に近かったが、ロンドンの時代遅れな地下鉄システムのおかげで、久しぶりの読書の機会を得ることができた。その時に読んだ最初の本が、父親が年末にロンドンへ遊びに来た時に置いて行ってくれた紀行文のような本。普段読書をしない自分でも読みやすい本で、スラスラと読めてしまった。読書をするために、帰り道の地下鉄を楽しみにしている自分がいた。そして前回のブログでも書いたように、「経験が全て」論者の自分にとって、紀行文や自己啓発書といった類の本は読んでいて為になるし、楽しい。他人の意見を吸収できるって楽しい。

このように、ロンドンの不便さが、「読書」という新たな発見を僕にもたらしてくれた。不便も悪くないな。

読書にハマったのはわかった。それがブログを書くことと何の関係があるのか。そう思った方へ。
僕は、本を出版したい。自分で文章を書いて、自分の経験が、また誰かの人生のプラスになってほしいと思うようになった。せっかく2年間も海外に住むことになったんだし、この経験を自分のものとしてしまっておくのではもったいない。他の人に伝えて、その人のためになってくれればいいなと思う。

まだ具体的な内容は決まっていないが、ロンドンでのリアルな生活について書きたい。実際に生活する中で、思い描いていた英国とは違うと感じる部分が非常に多く、そのギャップを伝えることができれば良いな。もちろん、サッカーについてや、ファッションやライフスタイルについても発信できればな、と思う。
ロンドンに興味がある人だけではなく、海外に興味がある人や旅行好きの人にも楽しんでいただけるようなものを書きたい。

本当に出版できるのかはわからないし、そんな甘いことではないとは重々承知している。けれども、僕の、来年本帰国するまでの最終的なゴールは定まった。

次は何について書こう。
コンテが解任され、いよいよ内部崩壊してきたトッテナムについて書いてみても良いかな・・・

では。




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