共有し、刺激しあえる関係

こんにちは。
気づけば11月に入りましたね。

日中は気温の高い日が続くので、
久しぶりに秋を満喫できる日々です。みなさんいかがお過ごしですか？

この前、自分のレッスンのことを
「一人一人に寄り添った、治療のようなレッスン」とお話してもらえることがありました。

こんな表現をしてもらえたのは初めてだったんですが、まさにわたしが目指していることであり、常に大切にしている思いだったので、伝わっていて嬉しい！と、とても心に沁みました。
(ほんと大袈裟なんだけれど、伝えたいことが伝わっているって、とっても感動でした)

15年ほど、この仕事をしてきましたが、
仕事をはじめた20代前半はたくさんいるボイストレーナーの中で自分にしかないものを見つけよう！とがむしゃらに働き、
20代半ばから後半にかけて自分のスタイルが確立していき、良い出会いもたくさんあったけれどしんどいな、理不尽だなと思うこともたくさんありました。
30歳で産休を機にもう辞めようかなとも思ったりしましたが、2年ほど仕事、音楽活動から離れ、復帰の声をかけてもらった時にもう一度やってみるか！と復帰。
でも、前の自分そのままで復帰するのもなんだかなぁ、モヤモヤしたので、改めて発声について学びを深めてみたり、自分の持っている知識や技術の再確認をしました。

この作業が自分にとってとても良くてね。
断捨離のような感じでしょうか。

自分が持っているパーツ(知識、技術、思い、環境 など)を
目の前に並べて、いらないものは手放し、
必要なものはブラッシュアップ。
新たに必要なものは、柔軟に取り入れたり、手に入れる努力をする。

そうすると、"今"にぴったりのパズルが完成。

こういったことは、定期的にやっていたけれど
育休復帰の自分自身の断捨離は
人生の中でも印象深いものとなっています。

仕事を始めたときから大切にしている

"教えることは教わること"という思い、
これはこれからもずっと変わらないと思います。

そして、教えるよりも"シェアしたい"
互いに"刺激し合える"関係でいられる場所でありたいなと思っています。

歌うこと、身体を動かすことで
日常を少しでも豊かにしたり、
じぶんをケアできる時間でありますように。

今年も残り2ヶ月、元気に過ごしましょう。