2020年集英社オレンジ文庫で売れたと(勝手に)思ってるおすすめ本6撰+α
売れた本は面白いから売れます。おうちじかんの一冊にオレンジ文庫を読もうという方に是非読んで貰いたい本を独断でまとめました!本当独断ですが、アマゾンランキングとか読書メーターとかTwitterとか見て考えました。
①宝石商リチャード氏の謎鑑定(辻村七子)
その宝石には、せつない謎が宿っている。
アニメ化もされた人気作。オレンジ文庫と言えばこれ、という方も多いと思います。ミステリーというよりもヒューマンドラマで、宝石の輝きを感じられるような綺麗な連作短編です。正義感の強いうっかり男子大学生と日本人より日本語が流暢なクールビューティー外国人、って組み合わせも面白く特に女性には是非とも読んで欲しい一冊です。
②これは経費で落ちません!(青木祐子)
だいたいの社員は、入社するとすこしずつずるくなる。
ドラマ化もされた、こちらも人気作。共感出来る一文が多く、読んでいて「これが言いたかったんだよ!」と腑に落ちるお仕事小説です、万人受けする一冊ですので気になったらぜひ読んでほしい一冊です。連作短編です。
③後宮の烏(白川紺子)
誰もが知る“彼女”の、誰も知らない正体。
アニメ化もされシリーズ累計80万部越えの人気中華後宮ファンタジー。独特な雰囲気がある優しくも切ない失せ物探し系ミステリーです。主人公と皇帝の友情とも愛情ともつかない微妙な距離感もまたこのシリーズの魅力です。中華物を読みたい方に是非お薦めしたい一冊です。
個人的には「綺麗な表紙の本ある?」と言われたらこれを薦めがちです。
④平安あや解き草紙(小田菜摘)
婚期を逃した姫君が、何の因果か後宮へ…!
平安お仕事ミステリー小説。平安時代なのに主人公がアラサーとなかなかぶっ飛んだ設定が面白いです。続きが気になる…と人気のシリーズ。ライトなので平安初心者(?)でも楽しめる一冊です。こちら巻数表記がありません。一巻のタイトルはその姫、後宮にて天職を知るです。
⑤ホテルクラシカル猫番館 横浜山手のパン職人(小湊悠貴)
横浜・山手の洋館ホテルで、おいしく幸せなひと時を
可愛い表紙に、前向きになれる内容のお仕事小説。読後にパンが食べたくなります。丁寧に書かれた内容が評判の一冊です。ちなみに私の推し作者さんなので、気に入ったら前作「ゆきうさぎのお品書き」も読んで頂きたいとか思っています(笑)
⑥谷中びんづめカフェ竹善(竹岡葉月)
“猫の町”谷中で、野菜も愛もおいしく保存。
瓶詰保存食(ジャムとか)、という珍しい題材もですが、裁縫大好きなコミュ障主人公が人間関係を築いていくのを見るのも楽しい一冊です。瓶詰保存食ってこんなに多彩だったのか、と驚かされる一冊です。英国人店主を始め周囲との関係も楽しい一冊です。
番外編:リーリエ国騎士団とシンデレラの弓音(瑚池ことり)
少女が弓を引く時 世界に新たな光が射す。
オレンジ文庫では物凄く珍しい王道ファンタジー小説。物凄く売れた、というわけではありませんが(売れた方だとは思いますが!)、オレンジ文庫さんにもっとこういう本を出してほしいので、応援の意味を込めて取り上げさせて下さい。このオレンジ文庫が凄い!で売り出されていましたし(笑)出来損ない扱いされていた少女が騎士団にスカウトされ頑張る話です。
どの小説も面白いので是非手に取ってみてください!
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