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2024年の#ハッカソン

はじめに

あ、東京都知事選の話だ。自分には関係ないなと思った方はぜひ知っていただきたい!
2024年夏、とんでもなく面白いことになっていたのです!

はじめは(どうせ誰がなっても変わらないだろうし、指示したい候補者もいないし)なんて思っていました。
私そもそも他県民ですし、あまり関係ないなと。
私はSNSやnoteで発信していますが、目的はkintoneを広めることなので、個人的なことはあまり書くことはないだろうと考えています。(kintoneコミュニティでの体験や学校・教育に関することなどはあります)
それでもあえて書きたい。
#都知事選ハッカソン
未来型選挙・政治のメルクマールがここにあります!

なにが起こってる?

今回の選挙では、明らかに売名行為や愉快犯的なノイズが多く、真面目に考える人にとって嫌悪感を抱かせたり、いす取りゲームのような従来の選挙戦が繰り広げられていて、また、大手メディアも主要な候補者しか取り上げておらず、非常にザンネンです。

偶然、安野たかひろという候補者を知ったとき、自分には前情報が何一つありませんでした。数ある候補者の一人で、また似たような人が出てきたのかと。
目を引いたのが、オードリー・タンがコメントしていること。
※後述しますが、私はオードリー・タンの描く未来に共感しています。

「彼の考えるデジタル民主主義がすごく好きだ。安野氏は『私たちは良い方向に変われる』と言っている」byオードリー・タン
https://courrier.jp/news/archives/367639/

AI研究の最先端、松尾ゼミでAIを学んでいたという、なぜこのような人が立候補したのか疑問に感じました。

”AI研究者、起業家、SF作家、AIで都政を変えたい”
この辺りの情報だけからすると、目立ちたいのか本気度もわからないので、しばらく傍観していました。(おそらく今もこの段階の人はたくさんいると思われる)
活動をしばらく見てみると、どうやら”本物”らしい。
本気度も分かりました。マニフェストも読みました(すばらしい)
選挙はなるべく投票するようにしていますが、私の人生の中ではじめて”当選して欲しい人”が現れました!
(都民でないのが悔やまれる...)

「副知事になってほしいというお声をいただくこともあります。
しかし、私が描く東京の明るい未来は、都知事でなければ実現できません。

都知事になりたいのはなぜか?YouTubeを見ると納得の理由がありました。

ハッカソンとは。

ハッカソンとは【ひとことで言うと】「制限時間のなかで、参加者がソフトウェアの企画・開発を競い合うイベント」
「ハッカソン」は、エンジニアリング技術の高さを意味する「ハック」(Hack)と、長時間で競い合う「マラソン」(Marathon)を組み合わせて作られた造語。
https://resemom.jp/article/2016/06/01/31787.html

ひとことでいうと

ざっくりいうと、期間内チームでソフト開発を行うということ。
私自身ハッカソンには参加したことないですが、すごいエンジニアが集まって何か便利なものを作り上げるイメージあります。

なにがハッカソンなのか
とりあえず安野さんを追っていくと、IT技術の話題はしょっちゅう出てきます。(都知事選なのにこんなことある?!)

こういうネタがあるのが面白い。
(分からないながらに、安野さんや誰かが解説もしてくれるので、選挙のための活動でありながら、AIや技術の勉強会みたいにも思えてきて、とても楽しい!)分からない人は置いてく気では、まったくない。

#都知事選ハッカソン

ある方が都知事選ハッカソンと発信していました。

(じつは、サイボウズがオードリー・タンのPluralityの翻訳本を作るプロジェクトの方らしい。詳しくは知らないが建設的で面白いツイートをされている)

チームというのは、安野陣営に参加しているボランティアの人達。

スタッフには、ボランティアで国内外の専門家がついています(利害関係でないのは、関係者の発信で見ていてわかる)

▼ハッカソンの一部を書いてみる

・マニフェストはチームによって作られ、日々アップデートされている。

・GitHubを使っている(プログラマーにはおなじみのツールだが、海外で政策のアップデートなどでも使われているそう)

・YouTubeで毎日配信していて、AIの技術や哲学や政治について語っています。なるべく多くの意見を拾っていきアップデートをしていきたいという方針が受け答えにうかがわれ、柔和な態度がその人を物語っている。
威圧感はまったく感じさせないし、高度なテクノロジーをわかりやすく解説する能力はすばらしい。
本当にすごいエンジニアにこういう人は多いので、すごく分かる。

ポスターマップ
通常1500万円で人を雇って各場所に貼っていくらしいが、ボランティアでポスター貼りを募り、マップで可視化して効率的に埋めていった。
※他候補者もこの仕組みを取り入れたそう。
台湾のマスクマップを思い起こさせる。

・AIあんの、その他の施策はこちら
本当にハッカソン!
 ↓ ↓ ↓

政治を語るのってタブーなの

このYouTubeの配信を一度でも見ると、
政治を気負わずに、楽しく、明るい未来に向けて語っています。
政治を語ることは未来を一緒に作りあげること、だと気づきます。

子どものころから政治議論はテレビの中だけで、親も大人も普通に議論しているのは見たことがなかったです。政治と宗教はいつまでも平行線になるから議論は成り立たない、と何かで見ました。
いつの間にか、政治を語ったり、政党や人を評価したりするのがタブー扱いになってしまいました。

いま思うのは、誰もが議論(声をあげる)をしなくなると、政治がアップデートされないままになり、期待がなくなり議論されなくなるという負の連鎖です。
どの政党・誰を指示しているは人それぞれでいいが、議論することでより高みを目指すことができるはずです。
ヘーゲル的に”相互承認(相互に認め合い折り合いをつける)”が必要かと。
これを機に、もっと自由に発言できる世の中を目指したいです。

みんなでつくる未来

子どもに紹介したい人。
オードリー・タンは、台湾のIT担当大臣をしていたすごい人、
というだけでなく、中卒でトランスジェンダーで長髪で幼少期からITやテクノロジーや古典や哲学に詳しい、なにより優しい人。
学歴や性別を超えて活躍している(この人の場合は学校が必要なかったと思われるが)大学進学だけが進む道ではないと教えてくれる。
この人が同じ時代でどういう未来を見せてくれるか、ワクワクする。

いまある問題を全部解決してしまったら、子孫たちのやることがなくなってしまう。世界は良い方向に進んでいる

…的なことをオードリー・タンは言っていた。

そういう人の周りには知的で立派な人達が集まってくる。
そして志のある人達が、子ども達に明るい未来を見せてくれるのが力強い。

政治にあきらめを持つ子ども達に、
都知事に立候補した面白い人がいるんだよ、と
紹介したい人が増えました。


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