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PTAへの道-kintone 第5回 給食すごいぜ!(前編:給食スペース)

給食はただのランチではない

毎月給食献立表をプリントでもらってます。
おたのしみ給食(6年生リクエストなど)がたまにあり、
材料からどんなメニューかを想像しています。
かしわもち、七夕ゼリー、クリスマスミニケーキ…
季節も取り入れられていて感心します。

給食は時たまニュースになります。
最近では
物価高で給食の食材が影響を受けている。
品数を減らしたり、自治体から補助を検討したり、地元や業者の方が尽力して危機にとりくんでいるという話題がありました。

センター方式vs自校方式
豪華な給食、地産地消、食の安全
こどもの貧困、無償化、給食費未払い問題
いろいろな話題は、
給食が決してただのランチではない
ということを物語ってます。

農業、漁業や畜産酪農の生産者、食品加工会社、卸会社、給食の献立を決める栄養士の人、予算を決める運営を手伝う人、調理をする人。そして今日の給食メニューを見て晩ごはんの献立を考える人たち(お母さんだけじゃない)
給食にかかわる様々な人たちには、
こどもたちの豊かな食を守りたい
という共通した想いがあるのです。

その想いは毎月の献立表から伝わってきます。
今回は、それをkintoneで共有できないかと考えました。

給食応援プロジェクト by kintone

まずは給食について発信できるスペースをつくります。
給食の先生からの伝えたいこと、給食をつくるための裏側、
どのような工夫や苦労があるかも知りたいです。

(余談ですが)🍎りんごをスペース名の最初にいれました。
画像を名前につけることはできませんが、文字変換ででてくる画像であればこのように表示できます。
🐟さかな。とか。

給食のおしらせスペース

スペースには投稿することができるので、
毎月のお知らせや
どのような活動をしているかの報告など
いろいろなことを掲載してほしいと思います。

例えば
「2年生が育てたサツマイモです」と書かれていたら
2年生の顔を思い浮かべながらおいしくいただけるかな、と想像します。
作った人の顔が見えると、食事の重要度が増します。

投稿した内容は全員に公開

つぎに献立を記録するアプリを作っていきます。
なるべく関連するスペース内に所属させてあげたほうが、
まとまりがあり、管理もしやすいのでは、と思います。

所属スペースの確認は、アプリ管理の画面で「アプリ一覧」をみればわかります。
(補足ですが)もし何年か前のkintoneしかご存じない方がいらっしゃったら、kintoneの「アプリ管理」や「アプリ設定」をのぞいてみてください。
毎月のアップデートにより、かなりできることが増えています。
所属スペースもあとから変更できます。

スペース内に給食(献立)アプリをつくります

具体的な給食アプリの作り方、紹介は次回にいたしますね。

給食は学校になくてはならないもの

学校によっては
地元の食材を積極的にとりいれたり、
陶器の器で提供したり(給食を残すこどもが減ったそう)
完全米飯+お茶(牛乳はごはんと合わない)
中には特産の高級食材を提供しているところもあるという…

限られた予算のなかでやりくりして
なにを大切にしているのか、献立から伝わってくるでしょう。

学校で一番楽しい時間
嫌いなものを泣きながら残さず食べるイヤな思い出
どんな意見があるにしろ、給食がたどってきた歴史を知ると、
守らなければならない施策ということがわかります。

給食の役割と給食への想いを持った人たちがどのように行動を起こしたかを『給食の歴史』という本が教えてくれます。

子どもの貧困が許されざるほど深刻化し、小中学校の先生が心身の過労でつぎつぎに倒れ、(中略)日本を根本から立て直すには、ある意味日本の「お家芸」でもある給食は、その原動力に位置するといっても過言ではないだろう。

『給食の歴史』藤原 辰史 岩波新書

学校給食にたずさわる方たちは
貧困から十分な栄養がとれないこどもを救うために
孤食や何らかの家庭の事情があるこどものために
食べることを楽しんでもらうために
日々給食の献立を考えて、こどもたちに提供してくださるのです。
それを記録することで私たちに残せるものがあるのではと思います。

給食の献立は財産になる


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