雪の京散策をした際、小泉淳作の双龍が觀れるというので寄り道をした。建仁寺法堂の天井でうねる二尾の龍は圧巻で、髭や脚から大木の印象を受けた。祇園を辞すると、遠くで雪化粧をした山が妙に蕪のようであった。遠山無限碧層々。龍も不動が故に龍なのだ。雪どけの音とともに雲が彼方へ流れていった。
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