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1ヶ月に1度だけ繋がるネトフリの話

私は知り合いのネトフリアカウントにパラサイトしているので、月額を払わずにネトフリが見られる環境にあった。

3年近くネトフリパラサイトを楽しんだが、最近ついに「アカウントが紐付けされていません」というコメントが出るようになり、見られなくなってしまった。

それでもたま〜にバグかなんなのかわからないが、繋がるときがある。だいたい1ヶ月に1度くらいのペースで。
一度繋がると2〜3日は繋がっているので、そのときにみたい作品があれば見るようにしている。今月はこの3作を見た。

・カラオケ行こ!
・正欲
・流浪の月

いつも1、2作見られたら満足なので、今回は割と詰め込んだ気がする。なんなら『すずめの戸締り』と『リプリー』も見ようか迷ったけど、まあいいや。ざっくり見た作品の内容をネタバレなしでまとめていく。

カラオケ行こ!


合唱部部長の中学生と、カラオケ上達したいヤクザの奇妙な友情物語。

なんでもそのヤクザの組で毎年組長が企画するカラオケ大会があり、最下位になると組長に自分の嫌いなものを刺青されるという最悪の罰ゲームがあるらしい。どうしても罰ゲームを回避したいヤクザが合唱部部長の中学生男子を半ば強引にカラオケに誘い、歌の指導を彼に乞う…というお話。

ヤクザとカラオケのギャップが面白くてずっと笑えた。原作読んでいないけど、実写化大成功例なんじゃないかな。綾野剛はカタギじゃない役ばっかりやってるよな。
ちゃんと笑えてちゃんといい話にまとまっている下妻物語みたいな作品。

正欲


ガッキーがこんなに目の死んだ役をやるのかという評判で知っていた作品。
誰とも分かり合えない、居場所のない生きづらさを抱えた人たちが登場し、それを許せない「正しい」人間を稲垣吾郎が演じている。タイトルから想像できてしまうけど、性的マイノリティーの話でもある。原作は朝井リョウの小説。

流浪の月


家に帰れない事情を抱えた少女さらさに声をかけ自分の家に招いた大学生の文(ふみ)。誘拐犯と被害女児となって引き裂かれた2人が、十数年後に再会する…

『正欲』と『流浪の月』はネタバレなしの感想がちょっと難しいのでまたの機会にする。

このなかで万人におすすめできるのは『カラオケ行こ!』ですね。『正欲』と『流浪の月』はみたあとどんよりすると思うので。

なんやかんやで邦画ばかりみてしまった。

Netflixは一時期『人魚伝説』『女が階段を上る時』『浮雲』『しとやかな獣』といった古い邦画をこれでもかってくらい配信してたときがあって、
こないだ同じく邦画大好きなネトフリユーザーサンとも「あれは内部で誰かが謀反でも起こしたのかな…」と話していた。
(今は『羅生門』と『秋刀魚の味』くらいしか配信されていない…)

もう一度謀反を起こしてくれたら、自分のアカウント作ろうかなと思う。
いま登録しても『おさるのジョージ』と『美味しんぼ』くらいしか観たいものがない。

余談だけど、私がネトフリで一番好きな作品は『ローマ/ROMA』。
機会があればぜひ。



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