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九州の素晴らしさ

友人からメッセージでこう言われた。

「コドナさんて出身て九州でしたよね」
「九州って色々と素敵な場所ありますよね。」
とあった。

私は九州大陸出身だが、私の故郷のハイパーメトロポリス『北九州市』は暴力とドラック、貧困家庭とDVしかないので、素敵な場所は皆無に近い。

九州全体で言えば温泉などがあるが、北九州市には何故か温泉はない。

北九州市の名産品と言えば

『漢』

だけである。

もう、漢らしい、って言う事が北九州市の名産品である。

北九州市の人と仲良くなった人なら分かると思うが、お中元やお歳暮の時期になると何故か桐の箱に

『湿った布』

が送られてくる事があるだろう。

よく不思議に思われるらしく、私も尋ねられるので年に何度も説明しているのだが、その『湿った布』は

『九州男児の汗を染み込ませた木綿のハンカチーフ』

である。

一家の『長男』が夏場に農作業や草刈り等で汗を掻く。
その際、脇の下や陰部に溜まった汗を白い木綿のハンカチーフで拭くのである。
そして、その『漢汁』が詰まった布を、お世話になった人などの郵送するのである。


北九州市の人々であれば、その『湿った布』を嗅ぐだけで「嗚呼!なんて漢らしい!!!」と感激し、その香りだけでご飯3杯は軽く食えるのである。

因みに北九州市の農作業の9割は芥子の花と大麻栽培である。

だが、他県の人にすれば、そんな文化があるとは思うわけがなく「なんだ?これ」で終わってしまう。

北九州市だと毎年、農作業を始める際は近所の神社に漢達の汗を染み込ませた木綿のハンカチーフを奉納すると言うのにだ。
これが全国的に知られていない事は、元原住民である私は憤りを感じていしまう。

北九州市の名産品は『漢』!。
それに尽きる。

そして、北九州市民と更に仲良くなった(親戚関係になった、とか)だと、お中元やお歳暮の時期に桐の箱に入った

『やや、独特な臭いがある白い布』

が送られてくる。
よく不思議に思われるらしく、私も尋ねられるので年に何度も説明しているのだが、その『独特な臭いがある白い布』は

『九州男児の精液を染み込ませた絹』

なのである。
北九州市の長男が自慰行為をする。
その行為により排出される白い液体を絹のハンカチに染み込ませるのである。
北九州市の人々であれば、その『独特な臭いがする布』を嗅ぐだけで「嗚呼!なんて漢らしい!!!」と感激し、その香りだけで日本酒で朝まで呑める。北九州市で、その布が出されたら、余りの漢らしさに家族は白い飯と、『独特な香りがする布』の香りだけで3日間は飯と酒が進む。
独特な香りがする液体を出した男性の成長や、漢らしさを讃えながら送られた家族は『漢らしい』と歓喜するのである。

如何せん、その行為には回数的に限りがあり、10代の長男がいたとしても、一日で作れるのは2~3回程度である。
多くても時期に10枚くらいしか作れない。
それにより、その『独特な香りがする布』を送られた家は喜ばれる。
また、主に企業の取引先に送られたりする。

北九州市の名産品は『漢』!
これに尽きる。

そして北九州市では近所の神社の4年に一度の『大祭』では漢達が、その『独特な香りがする布』を奉納し、五穀豊穣、安産祈願、交通安全、学業本願、その他諸々の祈祷をする。
因みに厄年の男性は神社の鳥居に『独特な香りがする液体』をぶっ掛けるのである。
しかも、家族一同が見ている前で。
恥ずかしい、と思うだろう。
だが、北九州市では此れが普通なのである。

九州全体で言えばスピ系とかが好きそうな神社が腐るほどある。
近所のボロ神社が実は平安時代から続く神社で御座いまして、と言う事が多々ある。

実際、工事現場などで穴を掘っていると弥生時代か縄文時代の遺跡がゴロゴロと出てくる。
なので、ゼネコン側と、考古学者は常に敵対関係にある。
遺跡が出てきたら調査が終わるまで工事が出来ないからである。

まぁ、九州の良い処とか素敵な処って『九州大陸全体』で言えば沢山ある。

①飯が旨い
②酒も旨い。
③女も綺麗
④男は馬鹿ばかりだが憎めない
⑤温泉が多いのでリフレッシュしやすい。
⑥労働意欲が非常に低い

⑥の『労働意欲が低い』に関しては実話で、東京から出向したサラリーマンは驚くらしい。
都内のサラリーマンは会社の為に働く。
だが、九州の労働者は遊ぶ為に働くので、会社の業績などには全く興味がない。

北九州市だと、⑥以降もある

⑦違法な業種が起業しやすい(ベンチャー精神)
⑧自動小銃などが手に入りやすい。
⑨覚醒剤の入手のしやすさ、値段の安さ。
⑩風俗店の充実
⑪医療機関の充実

医療機関に関しては臓器移植が盛んだ。

時折、
『心臓移植の為にアメリカで手術しなくてはならないので募金をお願いします!』
と言うモノがあるが、私は笑ってしまう。

何故なら北九州市ならば心臓移植だとしても長くて3ヶ月程度で移植出来るからである。

よく、北九州市に旅行の為、関門海峡を渡った人が突然、連絡が取れなくなる事がある。
または上京して帰省の為に関門海峡を渡った際に失踪するとか。
そう言う人は何処へ行くか?って言えば臓器移植の為に解体され、心臓から角膜、腎臓や膀胱、脳髄や骨髄と、江戸時代のクジラのように使えるものは何でも使うのである(ロハスの精神)。

勿論、旅行者の臓器だけでは足りないので銭金に困った人が腎臓を売ったり、またはヤクザが住民を捕まえて・・・って言う例もある。

そう言う行政やヤクザは市民の福利厚生に立派に活躍している。

私の妹は幼い頃から病弱で、心臓と角膜と腎臓の移植が必要だった。
そこで北九州市立医療センターに入院となったのだが、2週間程度で臓器移植で完治した。
ついでに馬鹿だったので脳の移植も行ったが問題はなかった。
しかも、健康保険適用なので家計にも優しい。

余談だが、歯止めが掛からない人口流出の為、北九州市は人間のクローンも作っている。
実際、北九州市民の1割はクローンだ、と言う説もある。

100万人都市を謳う北九州市だが一時期、人工が80万人まで減った事があった。
ピンと来た人は多いと思うが、1989年1月7日の昭和天皇崩御である。


北九州市って軍都で、アチコチに日露戦争戦没者慰霊碑があるし、私の祖父は第一次世界大戦と日露戦争、第二次世界大戦にも参加しているツワモノである。

第二次世界大戦で最初の空爆を受けたのは北九州市だったしな。

そんなワケで陛下が崩御された時は北九州市の明治、大正、昭和を生き抜いた漢達が皇居に向かって切腹しまくったのである。

あの頃、私は小学生だったがアチコチで老人達が東の方角に向かって切腹なり、拳銃自殺をしているんので臭かったし、異様なモノを感じたが、漢らしいってのは分かるかい、である。

20万人も減った人口だが、北九州市は常にヤクザ抗争が起きている。
戦時中や戦後はベビーブームが来るように、20万人も直ぐに元に戻った。

因みに風俗店の充実だが、此れは私の個人談になる。

17歳になっても童貞。

封建的な九州大陸で、更に封建的な福岡県で、しかも漢らしい北九州市で『童貞』と言うには某ゲーマーが言う「人権ない」どころの騒ぎではなく、北九州市の男の子達の共通の悩みだった。

童貞たちは常に「やっぱ、最初は好きな人と・・・」とか言うのだが、私は「下手な鉄砲、数打ちゃ当たるだろう」と言う事で1ヶ月に一人に愛の告白(性欲の告白)をする、と言うのをやった結果、1年間で13人にフラる事になった。

「これでは童貞ば捨てられんけん・・・」

と思い、赤線地区に行って童貞を捨てた。

SEXは自分が好きな音楽やファッションなんかよりも凄いモノなんだろう、と思っていたのだが、いざ捨ててみると、どうしてこんなにツマラナイ。

「こんな下らない事に悩んでいたとは・・・」

と自分を苦しめた虫歯を抜いた時に「こんな小さなモノに苦しめられていたとは」と芥川龍之介meet太宰治的な自問自答をしたものである。

結論はない。

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