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ツルネとBL

京都アニメーションの『ツルネ』を見終えた。

私が知っている京都アニメーションって『百合』要素が多かったんだけども『ツルネ』はBLである。

男子高校生達が弓道に向かう、と言う時点でお互いにぶつかり合い、そして仲間になる。
漢達の友情とは、すなわち

『BL』

である。
もう、漢に生まれたからにゃBLと相場が決まっている。

そう言えば元祖BLと言われたりしている『トーマの心臓』だが、あれも男子校の寄宿舎なんだよな。
寄宿舎を『ギナジウム』と言うのだが、ウィキペディア等で偉人を調べていると「ウィーンのギナジウムで」とある。
『トーマの心臓』を読むと「ギナジウム」と言えば「BL」と言う図式が既に脳内に出来上がっているのが辛い。
ってか、日本でも明治〜大正時代の寄宿舎は先輩が入学したばかりの1年生を性的な悪戯をする、ってのがデフォだったらしいが(森鴎外が書いている)。

BL漫画を集めまくっていた時期があったので、もう『ツルネ』にBLっぷりは胸熱である。

もう、顔が近い近い。
そして、ペッティングが多い(実際、男性同士はくっつきたがるが)。
友人が

「どのへんがBLなの?」

と聞いてきたが、BLと言うのは特定の箇所を指すのではない。
「全体的にBL」
なのである。もう、
「ゴッドファーザーって、どのへんがマフィアなの」
と言うようなモンで「そりゃ、全体的に」としか答えようがない。

最近はBLから遠ざかっていたので「良いBLでした・・・」と頭を垂れるしかない。

流石は京都アニメーション。
BLを作らせても天下一品だった。

そう言えば庵野秀明が『シン仮面ライダー』を作るらしいが(蒼きウルはどうなっているんだ?って思うんだけど)、特撮ではなく『BL』にも挑戦して欲しい。

『エヴァンゲリオン』は庵野秀明曰く「人間を描きたい」と書いてみたら
『登場人物全員がメンヘラになりました』
と言うモノである。

だったら、「人間を描きたい」と再度、描いてもらい
『登場人物全員がBLになりました』
なら、私は観てみたい。


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