低気圧で体調が悪いときのアロマ
季節の変わり目は急な天候の変化が多い季節です。
気圧の変化や湿度の高さで、体が重だるくて偏頭痛になる人も多いかもしれません。
体のさまざまな機能を調整する自律神経は
活動の神経<交感神経>
休息の神経<副交感神経>
の2種類があります。
この2つの自律神経は気候や気圧、状況などに合わせて自然に変動することで体のバランスをとる働きをしています。
緊張やストレスでは交感神経が優位になります。
過度の緊張が続いた場合などは、体は片方に偏りすぎてしまったものを反対側へ戻そうとします。
つまり、できるだけ副交感神経側へ戻そうという状態になります。
そこに低気圧が重なると、もともと体が副交感神経側へいこうとしていたところへさらに後押ししてしまい、こんどは副交感神経側にいきすぎた状態になってしまうのです。
副交感神経はリラックスや休息の神経ですが、いきすぎればだるくて、体が重くてつらくなります。
また、血管が拡張することで神経を圧迫し、ふだん緊張を持っている人ほど頭痛などを感じやすくなります。
だから、普段頑張っている人ほど、低気圧のときに具合が悪くなることが多いですよね。
そんなときは、できることならゆっくり休んだほうがいいです。
体が強制的に「お休みモード」にしてるということは、その休養は必要だということ。
そこで、また無理して頑張って交感神経モードにしてしまえば、頭痛やだるさは消えるかもしれませんが体の修復機能は後回しになったままです。
でも、家でゆっくりしていても頭痛はつらいですよね・・
そんなときには精油の香りを使って、少しだけ交感神経側に戻せばだるさや頭痛がちょっと楽になります。
使う精油は
・ペパーミント
・ローズマリー・シネオール
・ブラックスプルース
・ユーカリラディアタ
・レモン
・バジル
このあたりがオススメです。
朝、少し熱めの温度でシャワーを浴びるときに床に数滴精油を垂らしておけば、香りが浴室にふわ~っと広がり、香りの信号が脳へと伝わり自律神経へ働きかけてくれます。
時間がないときにはヘッドマッサージなどもオススメ。
上記の精油を1%の濃度でスプレーを作って頭皮へシュシュっとすればOK。
私は、もっぱらペパーミントやアルベンシスミント(和ハッカ)のハーブウォーターをシュシュっと頭皮へスプレーして軽く擦り込みます。
これだけでもかなりスッキリしますよ。
頭スッキリ用のロールオンアロマレシピ
ロールオンアロマ容器に1mlの精油を入れ
・ペパーミント 5滴
・スペアミント 5滴
・ユーカリラディアタ 5滴
・レモン 5滴
そこへ、植物油9mlを加えればOK(10%濃度)
こめかみや耳のうしろにくるくるして使います。
これは、大人用レシピです。
私はスペアミントの香りが好きなので加えましたがペパーミントだけでも大丈夫。
こどもなら、1~3%くらいでティートリーとレモンで作成するとよいでしょう。
使用前にお肌のテストを行ってくださいね。
これ、私が20代のころに流行ったオリジンズのピースオブマインド
のイメージです(わかる人にはわかる!)
会社でお仕事中にこめかみにスリスリと擦り込んでいたのが懐かしいなぁ
症状というのは、副交感神経側に寄ったときにでやすいです。
だから、それを和らげるのに香りの脳への働きを使って「少しだけ」交感神経側に戻してあげることで症状のつらさを和らげます。
ここでよく「交感神経のほうへ戻しちゃっていいんですか?」という質問をいただきますが、行き過ぎた部分を少し戻して調整するというイメージなのね。
しかも、緊張やストレスによって交感神経寄りにするわけではないので体への負担は心配しなくて大丈夫。
ゆったり体を休めながら、つらい症状を少し和らげる方法としてオススメです。
ちなみに、私も以前、仕事がとても忙しかったときは低気圧のときに吐き気がするほどの偏頭痛になることがたまにありました。
たいていは、一晩寝れば治ったけど頭痛ってやっぱりつらいですよね。
いまは仕事が忙しいときほど、畑へいって土いじりをするようにしていて、マグネシウムは意識的に摂取するようにしています。
いまはお子さんでも偏頭痛をもっていることが多くて、こども用頭痛薬もあるくらい・・。
でも、鎮痛剤は飲めば飲むほど頭痛になりやすい体を作っていきます。
アロマの力を借りたり、頑張りすぎているところの力を抜いたり、しっかり休むときは休んだり、深呼吸や体を動かしたり・・薬以外の選択肢もたくさんありますからいろんな方法を試してみてくださいね。
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