不要なものを受け取らない能力

不要なものを受け取らない能力が必要な時代だと、強く感じている。

結婚してから、僕の仕事のことを不安に思っている両親は、定期的に大量の「救援物資」を送ってくる。まぁ、大半は食料なのでありがたく頂いているのだけど、たまに「いや、それはちょっと…」というものが混じっていて、しかし、あちらも善意でやっているので無下にもできない。

困った、とまではいかないけれど「なんだかなぁ」とモヤモヤしていたら、キングコング西野亮廣氏が同じような事を言っていた。

僕フィルターで要約すると、
・差し入れはありがたいけど
・不要なものだと
・断らなければいけない
・荷物になるし捨てなければならない
・有名人になると量も半端ない

まぁ、詳しくはリンク先の記事で。

で、僕が西野さんの講演会に行ったときも似たような話をされていました。物がなかった僕らの親世代が「いいからもらっとけ」と物をくれるけど、と、物がなくて困ったことがない僕ら世代からすると、別に必要ない、となる、みたいな背景にも「なるほど」となりました。

こちら、その時の僕のブログ。

で、ここから話が少し飛躍して、最近(2020年春)感じたこと。

僕はTwitterが大好きで、主な用途は情報収集でした。自分の活動のPRとしても使っていますが、自分が知らないことを知るためのツールとしてTwitterは素晴らしいものだと思っていました。

そう、"思っていた"んですよね。

あなたがTwitterユーザーなら、もうお察しかもしれませんが2020年冬~春にかけてのアレの件で、結構な修羅の国になってしまいました。

もともとそういう風に言われていた面もあったTwitterランドですが、僕のタイムラインはそこまで荒れてなかったんですよね。まぁ、選挙のとき、何か注目されている法案が通されるときなんかはちょっとうるさかったりしましたが、そこまでではなかった。

しかし、新コロ。やってくれました。見るのがきつくてスマホからしばらくアプリ削除してました。今までほとんど使ってこなかったミュート機能やブロックも積極的に使いました。でもそれでもきつくて、SNSを開かない日が多くなりました。

今ではだいぶん楽になりましたが、まだしんどい。

で、思ったのはこれからのネットや、SNSでの必須スキルって、ミュートやブロックなんだろうな、と。

小さい子供に「横断歩道を渡るときは左右を確認してから」と教えるように「Twitterでは見たくないものは見えないようにしましょう」と教わるようになるんだろうな(もうなってるのかな?)

だって最悪、人の命が失われるから。大袈裟ではなく、文字通り、消えるし。

そういうわけで、ネットもリアルも不要なものはもらわないスキル、相手が要らないものはあげない気遣いが大切な時代だなと。




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