「胸を張って言えることはない」と胸を張っていう

毎日走りきらないと、「走り切る筋肉」がつかない、という話を聞いて、「なるほど」となった。

僕は自分でコンプレックスの塊だと自負しているんですが、そう「自負」しているんですが、その中で「自分自身で努力をして何かを成し遂げた成功体験」って物がないんですよね。

誰かと一緒だったり、なんとなくやってたことが拾ってもらえて取り上げられたり、ってことはあるんですが、僕発信で「これはいける、これをやってやる」と情熱を持って打ち出して、それが花開いた、みたいな体験がない(と自分で思っている)。

それは別に作品が多くの人に認められる、みたいな大きな話ではなくて、毎日欠かさず読書してる、とか筋トレしてる、とかそういう日々の小さなことも含めて。

「あなたが胸を張って人に言えることってなんですが?」

て聞かれたときに、正直、なんにも思いつかないんですよね。なんとかひねり出して絞り出すことはできるかもしれないけど、胸張って言えることなんてない。

「胸を張って言えることはない」という歌詞で始まるGrapevineの「Discord」思い出した。「手に入る程度の明日を売れ」とも言ってるよね。懐かしい。

常に「何者かになりたい」と思っているけど「じゃ、何をしたいの?」と問われても「さて、なんでしょう?」という感じですわ。

ネットを探せば「何者かになる方法」も「別に何者になる必要もないという赦し」もいくらでも見つけられるし、いくつも見つけては読んで忘れて。

これに関しては、本当にどう解決していけばいいのか全然わからない。手に入る程度の明日を売ればいいんだろうか?

と書いていたら、斉藤和義「ジユウ ニ ナリタイ」の「生きてくことなど死ぬまでの暇つぶし」ていう一節を思い出した。

僕は音楽やったり文章を書いたりホームページ作ってみたり、映像作ってみたり、みたいなことをなんとなくやり続けているけど、全てにおいて動機が不純というか、考えが浅いんだと思う。

なんかこんな事やってたらちやほやされるんじゃないだろうか?みたいな。

僕の周りの「すごい人達」って、ただ単純に「それをやるのが好き」なんですよね。打算がない感じ。いうなれば、僕の場合は「音楽やってる俺が好き」みたいな感じでしょうか。

いいね、掘り下げられてきた。

今、頭の中に「クリエイティブの神様」みたいな人がボワーンって浮かんできて「創作とはそんなに甘いものではないのだ」とか言いましたよ(笑)

というわけで、今日も頑張って曲作ります。

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フリーランスの音楽家です。こんな作品作ってます。

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#迷走おじさん YOSAKOI作曲家 山口隆博(@kdmsz)/2020年05月13日 - Twilog #迷走おじさん YOSAKOI作曲家 山口隆博(@kdmsz)のTwilogtwilog.org

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