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11年のブランクを埋めるためにピアノを100時間練習したら人生を彩る5つのコトに気づいた。

こども環境コーディネーターのタカハシミノリです。
ママ・子ども向けのプロジェクトを企画運営したり、個人・組織向けにコーチングしたりしています。

11年ぶりのピアノライフ

高校まで趣味でピアノ弾いてました。
結婚してからは実家のアップライトは処分しちゃったのですが、
社会人になってからも人前でちょこちょこ演奏する機会もいただいていました。

子どもが生まれてから、ほぼ触ることがなくなったのですが、11歳の娘がピアノを習い始めたことをキッカケに、私のピアノライフが突然再開することに。

11年ぶりに11月11日に新しい電子ピアノが我が家に納品されました。すごい並び。(笑)

ブランクがありすぎて、あまりにも指が動かないことへの絶望感!からのスタートでしたが、改めてピアノに向き合うと、
この音が好きだったなぁ〜 リズムが好きだな〜 また弾けるようになりたいな〜 という偽りのない純粋な内なる声は聞こえたんです。

40歳で改めてクラシック音楽を真面目に聞くと、その芸術的な深みに触れて感動もしました☆

自分でも驚くほどに、モチベーションが下がることは一度もなく、
100時間を目安にどこまで復活するものか毎日練習やってみました。

曲の所々に、技術的にまだまだ指が思うように動かない部分があったり、
運動神経全体の能力(譜面を脳で理解し、信号を送り、思い通りに指を動かすなど)の衰えもあったりと、完全には元に戻ってはいませんが。

手の甲にプクッとした小さな筋肉も復活してきて、少しずつですが感覚は戻っています。

達成感が欲しくなって、高校の時に、完成が中途半端になっていたショパンの幻想即興曲の仕込みを完了させました。

まだまだ人前で披露するレベルではありませんので、今からは仕上げに進みます。作曲家の想いを解釈しつつ、私らしい表現をしていくことを40代のピアノライフでできたらいいなぁ〜と思っています。ショパンの人生丸ごと感じられる年齢にもなっていますので。

幻想即興曲の仕上げをしつつ(暗譜もスピードも頑張る)、現在 人生初の「リスト」の曲にもチャレンジ中。
「愛の夢 第3番」憧れの曲です。
趣味なので特にプレッシャーのない目標って楽しいものです。


100時間の練習で人生を振り返る

ブランクを埋めるために、また1から学び直すことは人生を振り返ることと直結して、毎日楽しく鍵盤に触っています。

練習しながら人生の苦味をたくさん思い出し、反省する一方、人生の紆余曲折を丸っと俯瞰できる強さは歳を重ねたからこそ深く味わえるのかもしれません。

練習時間の中で、技術復活だけではなく、宝のような気づきがたくさん詰まっていたので、それを備忘録として残します。

1:乗り越えた壁こそ、魅惑的な部分!挑戦の負荷を楽しむ

1曲の中に、何回練習しても上手くいかない箇所があります。スキル的に苦手か、そもそも難所。しかし、それは曲の中で最も美しく繊細かつ魅惑的なところだったりします。挑戦する前の負荷、うまくいかない苦しみ、突破した喜び、人生そのもの。

2:通過点として「区切り」は効果的!節目は成長を確実に促す

締め切り日をつくるのはとても効果的。コンクールのような評価される場ではなくて、単なる通過点としての「区切り」で充分。歌の伴奏をする、とか、ストピで弾く、発表する、とか何でもいいです。竹のように節があるから確実にまっすぐ成長します。節目って良き。

3:徹底した基礎は土台!なぜ?がわかるとプロセスが楽しい

自然さや自由さというのは、基礎の土台の上に成り立つものだと痛感。ポップスやジャズはコードが主で、譜面から解放されるという面白さはありますが、そもそも指が動かないことには弾けないという・・・。懐かしのハノンとチェルニー100番からやり直しました。当時はつまらなくて嫌いだった基礎練習も、なぜやっているのか?がわかると納得感もあり弱点克服が楽しくなります。

4:変わったことも、変わっていないことも両方が魅力!

インターネットを初めて体験したのが高校2年生の時。当時はYouTubeなんてなく、小学生の頃はカセットテープでした。今は、わからないことはすぐ調べられるし、いろんなプロの演奏がすぐ聞けます。学ぶ環境は大きく変化。しかし、ピアノの楽器は300年ほど変わっていないのです。だからこそ、「変わらないもの」に癒しと魅力を感じます。

5:技術だけでなくメンタル面の強化も必須!

不思議なのですが、人って誰かに見られたり、聞かれたりすると、失敗したくないという無意識が働いて身体能力が低下します。表現は誰かとシェアした方が人生豊かだと思っている派。どれだけ技術上達してもメンタルも同時に鍛える必要があります。緊張はします。集中力と自信と度胸は併せて鍛えたいところ。


これからは、コーチの存在はもっと身近に

楽器に限らずどの分野でも、指導者だけではなく、コーチ(伴走者)の存在って大きいなと改めて感じます。

「率直にどうだった?」というシンプルな問いでも誰かに聞いてもらうだけで、やはり違います。
誰かに伝えることで客観視できるし、いろんな困難も乗り越えやすくなります。
そして、最後には自分との約束が生まれて目標の達成速度は加速します。

自分でも驚きですが、コーチングのスキルは、こうした趣味の部分でもうまく機能しているんです。

「結果」が先生なので、うまくいかないことを自分で客観視しながら、問題解決を1つずつやっている昨今です。
スマホ時代らしいフィードバックがセルフでできちゃいます。

現在、11年前はそれほど考えたことがなかった「色気」の音を探究中です。
40歳という成熟(?!)した年齢だからこそ奏でられる音とは?表現とは?

言語化したい。
(言語化することで、次の明確な1歩がわかります。)

フジコ・ヘミングは89歳で現役で弾いています。
あと50年ピアノライフ続けたらあんな素敵な音が出せるかな〜(笑)

今日は、ピアノライフ復活で人生の振り返りをした備忘録でした。

ちょっと思考を整えてあげることで、人生に彩りが加わりますよ☆
では、今日も心踊る1日を♬ タカハシ ミノリ

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「今日も心踊る1日を」略して屋号はCoCoL(ココル)。
心が躍っていれば、子ども、家族、仲間、地域、日本、世界に波紋は広がると信じています。上機嫌が一番です!みんな心から笑っていてほしいです。

「こどもを真ん中に手をつなぐ」分野の事業は、一般社団法人はぐネットとして主に、市と協働で事業を展開しています。


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