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「アルケミスト 夢を旅した少年」(良本紹介#4)

「お前が何かを本当にやりたいと思う時は、
 その望みは宇宙の魂から生まれたからなのだ。
 
 それが地球におけるおまえの使命なのだよ。」

「お前が何かを望む時には、
 宇宙全体が協力して、
 それを実現するために助けてくれるのだよ。」

そう、この本、
『アルケミスト‐夢を旅した少年』は語る。

===

人はそもそも
宇宙という大いなる意思の一部で。
人が魂レベルで望むことは、
宇宙が望んでいることで。

だから、人が魂レベルで何か動くときには、
宇宙にもで歓迎され、

こんなにも奇跡の出会いやご縁、
必要な経験(喜びの経験も、一瞬困難や壁に思える大事な経験も)
得られていくものなのか。。

私はこの本に書かれている、
その本質。

深いけれど、シンプルな答えに、
魂を正された。

===

1988年に出版してから、
世界各国で67か国で翻訳され、
今も読み継がれるベストセラーのこの本は、

豊かな人生へと導かれるヒント
その真実が書かれている。

また、素晴らしい仲間のおかげで、
人生に必要な良本に出会えた。

感謝。


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【本の中の金言紹介】


●誰もが理解できたのに、
今はもう忘れられてしまった「宇宙の言葉」があるんだ。
僕はその「宇宙の言葉」を探しているんだよ(P83)

●不思議なものごとはくさりのようにひとつずつ繋がって怒ってくるということだった。そのくさりが、彼を羊飼いにし、くり返し同じ夢をみさせ、王様に会うためにアフリカの町に連れていき、クリスタル商人に会うために泥棒に会わせたのだった(P86)

●「自分の運命の実現に近づけば近づくほど、
その運命がますます存在の真の理由になっていく」(P86)

「宇宙のことば」
彼の母はそうしたことを「虫の知らせ」と言っていた(P88)

★「私たちは持っているもの、それが命であれ、所有物であれ、土地であれ、それを失うことを恐れています。
しかし、自分の人生の物語と世界の歴史が、同じ者の手によって書かれていると知った時、そんな恐れは消えてしまうのです。」(P90)

●「それはすべてのことにあてはまる原則だ」と彼は言った。
「錬金術では、それは『大いなる魂』と呼ばれているんだ。君が何かを全身で欲した時、君はその『大いなる魂』と最も近い場所にいる。それはいつも、前向きな力として働くのだ」(P93)

●「地球上にあるすべてのものは常に形を変えている。
なぜなら地球は生きているからだ…そして地球には魂があるからだ。

私たちはその魂の一部なので、地球の魂が私たちのために働いていることを、ほとんど認識していない

しかし、クリスタルの店にいた時、
グラスでさえ、君が成功するように協力してくれたことに、
君はきっときづいたことだろう」(P93)

●夢の追求の過程で、彼はやる気と勇気を常にテストされていた。
あせってもいけないし、いらいらしてもいけなかった。
もし、衝動にかられて先を急ぐと、
神様が道すじに置いてくれたサインや前兆を見落としてしまう
からだ(P106)

彼女の存在を知る前から、自分が彼女を愛していたことに彼は気づいた。そして自分の彼女に対する愛が、
世界中すべての宝物を発見させてくれるということを知っていた。
(P112)

●人がわしに相談に来る時、わしは未来を読んでいるわけではない。
・・未来がわかっているのは神様だけだ。

・・どうやって未来を推測するのかだって?
それは現在現れている前兆をもとに見るのだ。
秘密は現在に、ここにある。
もしお前が、現在によく注意していれば、お前は現在をもっと良くすることができる。そしてお前が現在を良くしさえすれば、将来起こってくることも良くなるのだ。

未来のことなど忘れてしまいなさい。そしてお前が現在を良くしさえすれば、将来起こってくることも良くなるのだ。
そして、神様は神の子を愛していると信頼して、毎日を神様の教えにそって生きるがよい
毎日の中に永遠があるのだ。」(P122)


●「学ぶ方法は一つしかない。それは行動を通してだ。」(P148)

●「この自然の世界は単なるまぼろしで、天国の写しにすぎないと言っている。この世が存在しているということは、ただ単に、完全なる世界が存在するという証拠にすぎないのだ。

目に見えるものを通して、人間が霊的な教えと神の知恵のすばらしさを理解するために、神はこの世界を作られたのだ。それが行動を通して学ぶとわしが言ったことなのだよ」(P150)


●「本当は、この地球上にあるすべてのものが、教えてくれるのだ。おまえは砂漠を理解する必要もない。おまえがすべきことはただ一つ、一粒の砂をじっと見つめることだけだ。そうすれば、おまえはその中に、創造のすばらしさを見るだろう。」

「どのように、砂漠に浸り切ればいいのですか?」

おまえの心に耳を傾けるのだ。心はすべてを知っている。それは大いなる魂から来て、いつか、そこへ戻っていくものだからだ。」(P151)


●「どうして僕たちは、
自分の心に耳を傾けなければならないのですか?」

おまえの心のあるとことが、
おまえが宝物を見つける場所
だからだ。」(P152)

●少年は砂漠を横断しながら、自分の声を聞き続けた。すると彼は、心のごまかしや企みがわかってきて、それをそのまま受け入れられるようになった。彼は恐れをなくし、オアシスに戻る必要を忘れた。(P154)

●「夢を追求している時は、心は決して傷つかない。
それは、追求の一瞬一瞬が神との出会いであり、
永遠との出会い
だからだ。」(P154)

●「しかし、不幸なことに、ごくわずかな人しか、
彼らのために用意された道ー彼らの運命と幸せの道を進もうとしません。

ほとんどの人は、世界を恐ろしい場所だと思っています。そしてそう思うことによって、世界は本当に恐ろしい場所に変わってしまうのです。」(P155)

●「なぜ、人の心は夢を追い続けろと言わないのですか?」
「それが心をもっとも苦しめることだからだ。そして心は苦しみたくないのだ。」(P156)

●「すべての探求は初心者のつきで始まる。そしてすべての探求は、勝者が厳しくテストされることによって終わるのだ」(P157)

●日がたつにつれ、少年の心はどんどん静かになっていった。心はもはや、過去や未来について知りたがらなかった。ただ砂漠を見つめ、少年と一緒に大いなる魂から吸収するだけで満足していた。(P158)

●さらに心は、少年が自分で気づいていないことも、話してくれた。

一度は少年が父親から盗んだライフル銃を、心がかくしてしまったことがあった。少年が自分を傷つける恐れがあったからだ。

また、少年が平原で病気になり、食べたものを吐いたあと、ぐっすり眠ってしまった時のことを、心は彼に思い出させた。彼の行く手には二人の盗賊が待ちかまえていて、少年が来たら羊を盗み、彼を殺してしまおうと計画していた。しかし少年が来なったので、彼が別の道を行ったのだろうと思い、二人は行ってしまったのだった(P159)

「人の心はいつでもその人を助けるのですか?」
「ほとんどは、夢を実現しようとしている人の場合だけだ」
(P159)

●「最大の問題は、今までのところ、
鉱物と植物だけしか、
すべては一つだという事実を知らないということだそうだ。
また、鉄は銅と同じになる必要はなく、銅は金と同じになる必要もないと大いなる魂は言っていた(P178)」

●「すべてのものが、それぞれの運命を持っているということは、本当です。しかし、その運命はいつか実現します。
そうなったら、それぞれのものは自分自身より良いものへと変えて、新しい運命を得なければなりません。
そしていつの日か大いなる魂と一つになるのです」

錬金術が存在するのは、そのためです

すべての人が自分の宝物を探し出して、
以前の人生よりも良くなりたいと思うからなのです

「これそ錬金術師が行うことなのです。
私たちが今の自分よりも良いものになろうと努力すれば、
自分のまわりすべてのものも良くなる
ということを、
彼らは教えているのです。」(P179)

★「愛とは、大いなる魂を変え、より良いものにする力なのです。

僕が初めて大いなる魂と触れ合った時、僕は大いなる魂は完全だと思っていました。しかし、その後大いなる魂もまた、他の創造物と同じであり、情熱を持っていれば争いもするということがよくわかりました。

大いなる魂を育てるのは、私たちなのです。

そして、私たちが良くなるか悪くなるかによって、
私たちの住む世界は良くも悪くもなり
ます。

そこで愛の力が役に立つのです。

なぜなら、
私たちは愛する時、もっと良くなろうと必ず努力するからです。」(P179)

●「少年は大いなる魂に到達し、それが神の魂の一部であることを知った。
そして、神の魂はまた彼自身の魂であることを悟った。

そして、一人の少年が、彼自身が、
奇跡を起こすことができると、知った
のだった。」(P181)

===

「神の魂はまた彼自身の魂であること」
すなわち、
「自分自身が奇跡を起こす存在」であること。

ここに至る本はなかなかないのではないか。
この宇宙の真理そのもの。
それがこの本には詰まっていて出会えてよかった。

感謝。。



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