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UNO.NOTEについて

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はじめまして、UNO.です。
2020年初夏、ずっと欲しかった子供を授かりました。
早いもので妻のお腹もグッと大きくなり、出産を楽しみに待つ日々です。
娘はきっと可愛い・・・おっと、まだ100%娘とは限らないか(笑


「で、楽しみなとこ悪いけど、忘れちゃいないかい、子育てを?」
という天の声が聞こえますが、
「子育て大変だよ〜」と言う友人たちの顔からは
いつも笑顔と充実が伝わってくるので、子育てを通してそういう気持ちになれたら、かみしめて脳内シナプスに焼き付けたいなと思っています。



このNOTEは、30後半の男が子育てを通して”育つ”とは何か、実験や観察を通して楽しく考えていくブログです。どうぞよろしくお願いします。

1.ぼくのNOTE内容は3つ

・メイン:子供の観察
・サブ :子育てに役立った製品/サービスの紹介
・サブ :子育て〜生命科学全般で面白かった書籍の紹介
 
 
定期的な更新は考えていませんが、育休中は週1程度には更新できたらと思います(最初は難しいかもなぁ・・・)。

2.”子供の観察”をテーマにした理由

もう15年以上も前、大学で製品や画面の”使いやすさ”を考える
ユーザビリティーのデザイン研究室に所属していました。”使いやすさ”を検討するには身体機能/感覚機能/認知機能の考慮が必要です。
まるっと言えば、人間ほぼ全部です(笑

で、調べものをしていた際に出会ったのが発達心理学者のジャン・ピアジェです。生物学から認識論、そして心理学へと関心を移していった学者で、100冊以上も著作がある知の巨人です。1980年(84歳)に没してから半世紀近くがたつため、
考察の誤りの指摘や新しい理論の発見はありますが、今なお論文で引用される頻度は高いそうです。



おいおいこのNOTEでも書きたいのですが、僕が非常に興味深かったのは、
子供の年齢と”うそ”に対する認識や概念の持ち方の変化についてです。
”うそ”とは、相手を”騙す”ことと大人は概念化していますが、子供は年齢によってそれが変化していくのだそうです。

ピアジェ先生は人間がいかに世界や他者への認識と自己への認識をつけていくのか、様々な年齢の子供たちの言動を観察・対話し、仮説やその仮説を解き明かす実験を数多く行いました。
その考察内容は非常に面白く刺激的です。「僕も実験や考察をしてみたい!
」そう15年以上も前に思っていたことをやる、それがこのNOTEです。


3.ぼくの特性、お仕事の話

とある広告代理店で戦略プランナーをしています。その前はリサーチ会社で働いてました。
と言っても、デザイン思考のプロセスを早くから取り入れていたので、
デザイン・コンサル的な会社になると思います。


で、新製品のアイデアや新事業のビジネスモデル、マーケティング戦略を考えるのも楽しいのですが、
今も昔も1番楽しいのは分析ワークです。
対象者の発言や行動がどのような心理や認知と結びついているのか
「なぜそんなことしてるのか?」「なぜそう考えるのか?」
もやもやとした疑問が晴れて開放されたとき、とても爽快です。



この”子供の観察”NOTEを書こうと思ったのも、
人について考える楽しさを仕事を通して知ったからだと思います。


4.読んでくれた方へ

実験をいくつできるかわかりませんが、頑張って楽しんで書ければと思います。もし実験に興味が湧いたら、真似してブログ等で結果や考察を同じく書いていただけると嬉しいです。


ここまで読んでいただいて、ありがとうございます。

5.おまけ ”科学は柔らかい”と気付けたラッキー

科学は客観性が重要なので数字で示すことを求められます。社会も客観性を重視するため、(正しかろう)数字を示せる公式や法則を学校で教えます。だから僕も、まる暗記的な学習を中学・高校ではしていました。受験しか頭になく、僕は科学の身近さやその面白さに気づけずにいたんだと思います。だから子供の頃は”科学”と聞くと何か定まった硬いイメージや数字がついて回ってとっつきにくく思っていました。

しかし、実は科学はもっと柔らかいものだと、たしか『考えることの科学 推論の認知心理学への招待』市川伸一(著)を大学4年の頃に読んで、書籍の本筋ではなかったと思いますが、そう思ったと記憶しています。

「見たこと、聞いたこと、感じたことをまとめる。まとめると関係性や法則がわかったり、他との比較などができるようになる。しかし、まとめる前によく対象物を観察してよく考える。まとめる角度を変えれば新しい関係性や法則に気づくこともある。それは公式化された計算では出てこない。
新しい関係性や法則を生む観察という行為は”科学”のまず第一歩だ。」と。

何を当たり前なと思われたかもしれませんが、僕の中ではすごく印象的で、科学って数字なんて硬いものに捉われず(もちろん大事ですが)できるんだな、日常の中でもできるんだなっと身近に思えました。学びを得る上で、この認識がもてたことは非常にラッキーだったなと思います。

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