こどもの小児がんについて
小児がんは成人にくらべて頻度はすくなく、すべての癌のうちで小児がんは1%です。ですが、こどもの病気による死因の第一位となっています。
以前は全く治らなかった小児がんですが、治る時代にはなってきました。
今日はこどもの小児がんについてお伝えします。
★こどものがんとは
大きくわけると血液がんんと固形がんにわかれます。
血液がん・・・白血病や悪性リンパ腫
固形がん・・・脳腫瘍など
★急性骨髄性白血病
血液のがんの一種で血液をつくる骨髄で異常な血液細胞がつくられる病気です。
症状)発熱・顔色が悪い・疲れやすい・紫斑・点状出血・鼻出血
検査)血液検査・骨髄検査で診断し、腰椎穿刺やCT・MRI検査を行います
治療)予後因子によって個別化され、複数の抗がん剤を組み合わせた化学療法や造血幹細胞移植などを行います
治療薬によって晩期合併症がみられることがあるため、退院後も何年も定期的に経過を観察していきます。
※晩期合併症には心臓障害・神経障害・低身長・思春期早発症・思春期遅発症・不妊症・二次がんなどがあります
★急性リンパ性白血病
年間2000人ほどのこどもが小児がんで、そのうち最も多いのが急性リンパ性白血病です。現在80~90%が治る病気です。
原因は多くの場合特定できません。
症状)発熱・顔色が悪い・出血が止まらないなど
初期では風邪やその他の子どもの病気を区別できないことも多いです。手足にしつこい痛みがでたり、繰り返し熱を出す、あざがたくさんできるなどもみられます。
治療)70%以上は複数の薬を組み合わせた化学療法を行っていきます。残りの20%弱は骨髄移植などを併用し、治癒します。
治癒期間)化学療法の治療期間は通常約年間で、入院で治療を行う機関は約半年~1年間、残りは通院で行います。
成人のがんは遺伝子の異常が関与し、さまざまな原因が複雑に絡み合って発症するのに対し、小児がんは遺伝要因での発症はまれで、こどもの癌細胞はある偶然によって生じるものです。
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