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こどものコロナウイルス感染症について

2019年12月に中国で確認され、世界に広がりパンデミックを起こした感染症です。
コロナはもうただの風邪なの?
大流行はしなくなったんだからもう感染対策いらない?
今日はコロナウイルス感染症についてお伝えします。

★潜伏期間
コロナウイルスによる感染症で、潜伏期間は1~14日(多くは5~6日)で、オミクロン株は2~3日と短い期間で発症します。

★感染経路
飛沫感染・接触感染します

★症状
こどもの場合、無症状や軽症のことが多いです。
オミクロン株の流行で、発熱・咽頭痛を訴えることが多く、それに伴って熱性けいれんやクループ様の症状が出ることもあります。
※クループ様症状とは、犬が吠えるような咳・声がかれる・吸気性喘鳴のような症状です。
軽症だといえど、2歳未満のこどもや基礎疾患があるこどもの場合は重症化するリスクがあると言われます。

★検査
PCR検査、抗原検査が実施されます。
抗原検査の場合、症状がでてすぐの検査では、ウイルス量が足りないことで正しい結果がでないことがあります。
また、PCR検査では、感染後長い時間が経過していても、ウイルスの死骸に反応してしまうことで陽性反応が出てしまうことがあります。

★治療
対症療法を行います。
重症化のリスクのあるお子さんに関しては、抗ウイルス薬を使用する場合があります。

★予防
一般的な感染対策(手洗いの励行・マスクの着用)することで予防します。
コロナワクチンの予防接種は生後6か月以上のこどもに有効です。
日本小児科学会「新型コロナウイルスに関するQ&A」参照ください。

★現在のコロナの状況
厚生省 新型コロナウイルス感染症の定点当たりの報告数の推移を確認すると、2024年21週で全国平均は1医療機関当たり4人程度となっています。
※定点把握とは
全ての定点医療機関が1週間に診断した患者数の合計をその医療機関数で割った数。 1医療機関あたりの平均報告数。

★登園基準
発症から5日間経過し、かつ症状軽快から24時間経過後
症状がない場合は検体採取日から5日間経過後となっています。
症状がある場合は、受診した医療機関の医師に相談しましょう。

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