転職における価値ある人材とは
こんにちわ。Kさんです。
社会人3年目にして3社目になりました。
学生時代のインターンを含めると4社目になります。
次のキャリアを模索するにあたって転職活動をがっつりしてみたので、転職活動において市場価値の決まり方についてメモです.
転職市場の価値基準は3つで決まる
転職市場の価値基準は自分が持っているスキルでも経験ではありません。
もちろん、スキルや経験なしでは自分を採用するメリットを語ることはできませんが、それ以前に次の3つが転職市場の価値基準を成立させているのではないでしょうか.
1「業界動向」:企業が属する業界市場の動向
2「事業内容」:企業が展開する事業の在り方
3「組織フェーズ」:プロダクトライフサイクルをイメージ
順番に説明していきます.
業界動向について
企業が所属している業界ですが、こちらは2つに分類して考えます.
・持続的成長が見込める業界
・衰退産業/業界
持続的成長が見込める業界というのは、今後伸びる可能性が高い産業です。
例えば一昔前の工業時代では自動車の部品製造は追い風でしたが、自動運転車などによって部品製造の需要は明らかに下がりました。
今後伸びる産業例であれば、インターネット化がまだまだ活用できてない病院や地方などの産業/業界は伸びるでしょう。
事業内容について
事業内容についても、まず大きく二つに分類できます。
・事業会社
・代理店(下請け)
事業会社と代理店では求められるスキルは別物です。
事業会社と代理店の線引きは難しいですが、代理店は一般的な広告代理店会社などをイメージしてもらえれば大丈夫です。
極端ですが代理店業務は、他社と必然的に競争しなければいけないので突出したスキルアセットが求められ、コモディティ化されやすい事業です。
しかし、代理店でも、発注元の事業を最大化するために伴奏して、且つ特定の領域においては施策を実行できるのであれば他社より優位性はあります。
でもこれは、会社の強みではなく個人の強みとして属人化されるケースが多いです。
これが属人化されることなく組織として行なっているのが、マッキンやBCGなどのコンサル集団です。
反対に事業会社では、事業を伸ばすための推進力などが求められますし、マネジメント・事業計画などができる人材は重宝されます。
マッキンやBCGから事業会社の経営企画へ流入することが納得できます。
(スタートアップには優秀なコンサル出身者が、大手企業には微妙なコンサル出身者が集まると先輩が言っていたのも何となく理解しています。)
組織フェーズについて
組織フェーズについては、事業がどれだけ成長しているかと連動してきます。
これはプロダクトライフサイクルをイメージしてもらえれば良いと思います。
黎明期のスタートアップでは、社長のアイデアを具現化できる「何でも屋さん力」が求められますが、事業が軌道にのり組織フェーズが大きくなると、何でも屋さんではなく、CFO/エンジニア/人事/経理など特定の領域において全ての業務をカバーできる人材の価値が高くなり、何でも屋さんは社内に一人で十分になります。(COO的なポジションです.)
逆に黎明期ではスキルアセットよりマインドセットが重宝されやすく、「成長したい」「自分を変えたい」など、ガッツある若手人材にとっては活躍しやすいです。
優秀なインターン生がスタートアップで活躍できる理由の要素としてもこれが該当するのではないでしょうか.
「業界・事業・組織」
この3つの観点で転職活動をしていると、自分の評価や求められることは理解しやすくなると思います。
転職エージェントについて
大手〜小規模のエージェント、業界特化型エージェントなど様々20社は活用させて頂きましたが、エージェント経由で求人応募することは基本的にお勧めしません.うまく活用するのが吉です.参考までに特徴は以下です.
・大手のエージェント特徴
・若手求職者には若手社員が担当になりやすい
・担当の業界理解・業務理解レベルがバラバラ
・連絡が遅い
・求人数が多い
・小規模エージェンント
・担当の方がベテランのケースがほとんど
(独立されている方が多く業界経験が長い)
・過去の経験に基づいた独自の考えを教示してくれる可能性が高い
・連絡が早い
・求人数は少ない
転職ノウハウなどは存在しないと思うので、個々人で情報を自分なりにアレンジして転職活動をすることをお勧めします。
最後に
転職活動において市場価値の基準について書きました。
とはいえ、何より大切なのは小さな実績でも良いので実績を出し、人に2時間は語れるまで実績の成功要因と改善内容について言語化し、自分の知恵に還元していくことです。
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