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事業企画備忘録~新規事業のドメイン選択について

シンチャオ!

今日は新規事業を立ち上げる際に、事業ドメインの選択をどのように考えるべきかについて書いていきます。

会社のビジョンや資産/ノウハウを考慮したり、既存ドメインの延長線上で戦っていくのか、あるいは、新規ドメインの事業で戦っていくかによって、企画できる事業案は大きく変わります。

当然、絶対的な正解がないのが新規事業の領域ですが、非常に役に立つフレームワークを紹介ます。

PR TIMESのプレスリリースで「新規事業」のリリースを見つけた際は、このフレームワークを活用すると、その会社の事業の方向性や、今後検討するであろう事業ドメインの領域が想像できるのはないでしょうか。

アンゾフの成長戦略マトリクス

よくある事例として、アンゾフ成長戦略マトリクスがあります。

成長戦略

これは既存事業を軸としたときに、既存市場、既存製品、新市場、新製品、をどのようにミックスさせて戦略を描いていくかというフレームワークです。

多角化戦略に成功しているコングロマリット企業の代表例は、カメラ~化粧品事業を扱う富士フィルムや、印刷~アプリ開発などを行う凸版印刷などがあげられます。

このフレームワークでも十分なのですが、このフレームワークを細分化することで、解像度高く各社の戦略が紐解けるようになります。

成長マトリクスを細分化したフレームワーク

先ほどのフレームワークを添付画像の様に細分化します。

市場調査レポート

ビジネスモデルを検討する時の基本的な考え方は以下の3つの論点で考えるのですが、

①ターゲットを変える
②課題を変える
③ソリューションを変える

併せて、ソリューション検討時に考えるべき基本的な論点は以下の2つです。

①マネタイズする(お金を取る)人を変える
②マネタイズの仕方(単発課金orサブスクor商品+αなど)を変える

上記合計5つの要素を考慮すると、先ほどの事業ドメイン分析図みたいな感じになります。

このドメイン図に、新規事業のニュースが出るたびに、企業の元々の基幹事業からどの路線に企業が向かっているのかが大枠わかります。

最近だと、人材紹介会社/コンサル会社→プロダクト開発を行い、Saas*プロダクト事業の展開、マーケットプレイスノウハウを活用して、ドメイン水平展開などありますが、上記にあてはめるとどこの位置に該当するのかという事を毎日やっていると、なかなかの訓練になります。

最後に

今日は事業ドメインの選択の考え方について書きました!

カモーン!

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