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安定を追い続けるから安定できないんだよ

安定志向はダメだとか、大手企業は安定してないとか、世の中が煽るように記事を書き、CTR(クリック率)向上を狙うような煽るタイトルが多発している。

今の自分は社会人3年目で経験者数3社を迎えようとしている。学生の長期インターンを含めたら4社。学生時代のアルバイトも10以上。旅に出ても同じ場所にいられずに気の向くままにフラフラする。

「自由」「てきとう」「チャレンジ」

揃って言われるのはこの3つ。

でも違う。そうじゃない。本当は心地よい環境で定住するのが大好き。ただ自分の心地よい環境が年齢たタイミングによって変化しているだけであって。変化が好きとか、チャレンジしたいとか、そうじゃない。

本当の安定を追い求め続けているだけなんです。

何気ない言葉にこそ、本質の意味があることが多いが、煽り口調によって簡易的な意味で認識されてしまうことが多々ある。

その中でも「安定」ということについて今日は書いていきます。

私の思う安定志向

「安らかに定まる」と書いて安定志向。

「安心して自分を定められる状態」を安定だと私は思う。

ただ、安定している場所や環境を変化させている自分の行動は不安定である。

行動だけをみると「不安定」に見えるが、実は安定できる環境を変えているだけであって、本人にとっては「安定」している状態なのかもしれない。

安定している”らしい”場所に安定はない

「あの企業は安定している」「あそこは安定している」

耳にタコができるほど聞いた。何を持って安定しているかは不透明なのが、世の中の安定に当たる。

「●●は安定している」

一番厄介な言葉だ。何故かというと何を基準に安定しているのか全くわからない。

他者基準の安定している状態に身を委ねているのは、「調整された安定」であって決して「安定している」とは言えない。

では、安定ってどうしたら見つかるのだろうか。

安定できる感覚・状態は年齢やその時で変わるもの

安定している状態を見つけるのは、その時の自分にとって最も居心地が良い状態にすれば良い。

もしそこに、変な見栄、固定概念、もし〜、でも〜、などを考えると安定できる状態は作れない。

例えば、恋人を変えたり、仕事を変えたり、引っ越しをしたり、全て自分が意思決定できるもので、本来は安心して自分の身を定められる様な状態を求める事で、起きる変化なのである。

でもこの変化は年齢・その時に状態によって変わるもので、自分の安定のために変わり続ける事は決して悪い事でもなく、良い事でもない。

良し悪しで判断すると変化できなくなるので、自分が安心できる状態だけを追い求める事が最も健全なのであろう。

同じ状態を維持”させる”事が「安定」という、非常識な固定概念が生まれた

しかしながら、変わり続けたりしていると、「フラフラしている」「てきとう」「ちゃんとしていない」などネガティブに捉えられる事が多い。

「てきとう」

平仮名や音声だけ読み取るとどうもネガティブな印象になるが、本来の意味は以下の通りです。

ある性質・状態・要求などに、ちょうどよく合うこと。ふさわしいこと。

なので、他者から適当と思われがちな事は、本人にとっては最良の状態なのではないでしょうか。

そして、同じ状態を”維持させる”状態というのは、最初に触れた「調整された安定を維持する」事です。

この固定概念が、変化したいけど変化できない人を生み出してしまったのではないでしょうか。

本当に安定志向の人は、ずっと安定していない

根っからの安定志向やビビリの人は、常に心地が良い状態を作り出そうとするので、いつまで経っても安定しません。

何かを進めれば、次のフェーズを自然に求めてしまうものです。

心身の状態的はずっと安定していますが、身を置く場所、環境、空間というのは絶えず変化しているのです。

でもこれは変化する事が好きでもなく、チャレンジする事が好きという事でもなく、自分が安定している状態を追い求めているからこそ、自然多発的に起きる事ではないでしょうか。

最後に

結局人間というのは、自分で考えて自分で行動しないと何も満足できる事はないです。

不景気になればなるほど、誘発する商品や詐欺まがいな事が多発するでしょう。人間が弱っている時は、恐ろしく何もコントロールできなくなります。

そんな巧みな誘発に負けないためにも、自分の人生は自分で考えて安定を追い求め続けたいですね。

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