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~事業企画の備忘録~事業展開後、後々役に立つ競合リサーチについて

シンチャオ!今日は非常に面倒でもあり意外と時間がかかってしまう競合リサーチについて解説していきます。

何を、どの粒度まで、どのくらいの企業数を調査するべきなのか、そしてリサーチ結果を今後の事業検討の際にフル活用するために、どのような"記録"として残す必要があるのかについて書いていきます。

競合リサーチに前に知っておくべき情報

顧客行動フロー

想定している事業に近いサービスや企業のリサーチを行う前に、対象となりうる顧客(ユーザー)の行動を理解し、どのような人が対象ユーザーとなるのかの解像度を上げる必要があります。

顧客行動フローを可視化できていると、顧客の選択フロー全体の中でもどの選択に課題が存在していて、その選択行動の前後における行動下での心境や感情を理解できます。

パーセプションフローモデル

引用元

カスタマジャーニーやパーセプションフローモデルというのが専門用語で近い言葉になりますが、要は顧客の行動フローによって感じる課題と解決策が変わるので、顧客理解のためにまずは顧客の行動フローを理解しましょうという内容です。

顧客行動フローは以下画像にように細分化できればできるほど解像度が上がるので、やりつくすことは重要です。

スポーツクラブ工数

顧客フローに対する存在している課題について

顧客行動フローを可視化できれば、法人向けであれば業務に目を向け、個人向けであれば、作業行為に目を向けて可視化します。

基本的に顧客が現行手段で取っている解決策に対して存在する大きな課題は一つなので、その課題を特定するためには、上記の顧客行動の可視化は必要不可欠になります。

競合リサーチする時に必要な情報項目

競合リサーチをする際の大前提情報として先ほど記載した整理を終えたら、各課題に対してどのようなサービスが存在しているかを調査していきます。

現状で、企画しているアイデアに関する課題以外の周辺課題にも目を向けることで、課題が存在する業界全体の理解や周辺課題も事業アイデアとしてっ検討できるので、各課題に対する現行サービスの調査はきちんと行っていきます。

では、各課題に対する競合調査に必要な情報項目としては何があるでしょうか。実際に活用しているシートをカスタマイズした内容を基に説明していきます。

カテゴリ別課題

対象課題が発生する業務/行為フローのカテゴリ
誰の課題化
どんな課題化
課題規模はどれほどか
課題に対する現行解決策は何か
解決策の実行に発生しているコストはいくらか
代表的な既存サービスは何か
etc...

これらの情報を網羅的に理解&記録に残しておくことで、自社が打ち出していく価値のあり方や、初期のアーリーアダプターとなる初期のターゲット像を明確化できるのではないでしょうか。

最後に

今回は競合サービスに関する調査について書きました。基本的に新規事業とというものは、非常に地味な業務の連続で、地道に継続して情報を蓄積していきながら、思考の質を深めていく以外の良法は存在しないと改めて。

それでは、カモーン!

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