見出し画像

自粛中に考えたコミュニケーションについて。

5月ももう終わってしまいますね。
今年は世界的に例年と違う過ごし方を
余儀なくされ、皆さんそれぞれ、
考えることや感じることがあると思います。

自粛中はリモートワークになったり、
なかなか家から出る機会もなく、
人とコミュニケーションが取りづらい…
ということが起こったと思います。
今も続いているかもしれません。

行動コミュニケーション協会では、
以前からZoomによる講座も開催していたため、
デジタルを利用したコミュニケーションは
初めてではなく、僕自身は慣れていました。

そういう意味では、
今回の事態への対処として全面オンライン
講座へ素早く切り替えられたのですが、
会員さんの中には、
『リアルでの講座がいい!』
という方も大勢います。

とてもありがたいことですし、
僕もリアルでの講座が大好きです。

その場でしか体感できない
肌感覚のようなものは大切だと
思っていますので、リアルでの講座も
段階的に実施していきたいと思っています。



リアルでのコミュニケーションが
できなくなったときに改めて、
本質的なコミュニケーションの重要性に
気づかされました。


本質的なコミュニケーションとは、
心を開きあった状態で生まれる
コミュニケーションのことです。


少し考えてみてほしいのですが、
今は会いたい人としかほとんど
コンタクトをとっていないはずなんです。

仕事などではそうもいかない場合も
ありますので、程度の差はあると思いますが、
自分からコンタクトをとるときには、
会いたいなと思った人を
クリックひとつで選び、
その人とだけデジタル上で
会っていませんか?

今までであれば、
『正直あの人とは会いたくない…』
と思う人がいても、会わなければならない
場面はいくらでもあったと思います。

しかし今は、
選べるようになってしまいました。
会わなければならなかったから
なんとなく繋がっていた人たちとは、
疎遠になってきているのではないでしょうか。

本当に会いたい人というのは、
100人のうち10人くらいかもしれません。



そんな、大切に想う人たち。
付き合っていきたいと想い、
選んでいる人たちとの
コミュニケーションにずれが生じ、
それが不全に終わったら…
とても悲しいですよね。

『まずは自分から、
オープンハートになりましょう』

と、よく講座でお伝えしています。
自分が心を開かなれば、相手の心は開きません。
たとえ大好きな人であっても、です。

大好きな人には心を開きたいし、
開いてもらいたいものです。



お互いに心を開いていなくても、
コミュニケーションはとれるでしょう。
しかしそれは、業務的、機械的だったりする…
安心感や信頼は生まれません。

やはり、お互いに心を開いている状態で、
コミュニケーションをとりたいですよね。

お互いに心を開いている状態…というのは、
言い換えれば『わかってもらえる』
という感覚がいつも伴っている状態

ともいえます。

この状態になるためには知識が必要です。

知識がないと、
『なんであんな言い方になるんだろう?』
『どうしてあんなことするんだろう?』
『理解できない!』

と、結局、すれ違ってしまいます。

その知識とは、
行動コミュニケーション学でお伝えしています。

人には生まれつき、
利き脳による思考のクセがあること。
これにより、言葉の使い方や
取りやすい行動が違う、ということ。


これを知っていると、
相手のことを理解しやすく、
受け入れやすくなりますし、
理解してもらえた相手も、
『わかってもらえた!』と嬉しくなって、
心を開いてくれます。



コロナの流行、そして自粛になって、
コミュニケーションをとる相手が限定され、
改めて大切な人が見えてきたからこそ、
オープンハートでとるコミュニケーションは、
より必要とされるのではないかと思います。



この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?