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”土砂降り”から”海”へ…自然が教えてくれたこと



行動コミュニケーション協会(ACA)
代表理事のすーさんです!


みなさんは、

不増不減


という言葉を知っていますか?

【不増不減(フーゾウフーゲン)】
仏語。あらゆる事物は空 (くう) なるものであるから、増えることも減ることもないということ。
参考ページ:https://www.mitsuzoin.com/nanda_hannya09.html


この不増不減という言葉を、
【水の循環】に例えて、
『海の水が減らないのは、
水が循環しているからだよ』
と、教えてもらったことがあります。


なんとなくイメージはできますし、
頭ではわかっていたつもりでした。





先日、紀伊半島へ行く機会がありました。
自宅がある名古屋から車で走っている間、
4時間ほどずっと、土砂降りの雨でした。

山中を走っていたのですが、
山なので湧水が出ていました。
それが谷川となって、流れていました。

谷川を横目に見ながら、途中、
もお目見えし、下っていくにつれて
だんだん大きなになりました。
最終的に海岸まで行って、
裸足になってに入ってみました。

『ここ(海)に辿り着くまでに、
姿かたちは違うけれどずっと “水”があった。
ああ、海まで繋がっているんだな』

という、なんとも言えない、
深い実感があったのです。


このとき、冒頭にご紹介した言葉、
【不増不減】を思い出しました。


海の水は増えることもないし、
減ることもない。ただ巡っているんだ。
目の前にあるこの海の水が蒸発して、雲になる。
そして、雨が降って山に降り注ぎ、
山から川へと流れて、またここに戻ってくる。
ずっと循環している…


僕たち人間は、自然に生かされています。


その自然は、ぐるぐる巡っている。
僕たち人間の命もまた、
生まれて、死んで…と、
ぐるぐる巡っている。


人と人とのコミュニケーションも
贈り合う心と心が循環していて、
本当にすべてのものが循環していて、
増えることもなく減ることもなく、
ただただ、循環している。


海の水だけじゃない。
世の中のものはすべて、
本当に巡り巡っているんだ…
ということを、深く実感しました。


『愛を与えれば、愛が還ってきます』と、
講座の中でお伝えしています。


水の循環から、
ああ、愛を与えれば愛が還ってくる…
これでいいんだ…と、世の中の大原則が、
ようやく肚落ちしました。

いろんな学びがありますが、
頭で考えて理解することと、
体験することでは、
学びの質が全く違うように思います。


僕は紀伊半島までの道中、
雨に濡れて、湧水や滝を見て、
川と共に移動し、海に浸かり、
姿かたちを変えた “水” と、
触れ合うという体験をしました。


“循環” を辿るという体験をしたことで、
“循環” を体感したのです。


体感したことで、循環という
自然の摂理が肚落ちした…
つまり、体感したことで、
真理を体得することができた。


頭で考える学びも必要です。
ですがそれ以上に、
体験し、体感し、体得することが
とても重要だと気づかされました。


肚落ちするということは、
言い換えると ”揺るがない”
ということです。

世の中のものはすべて循環している。
ということは僕も、その循環の一部に過ぎない。
だから何かを与えれば、必ず還ってくる。


この自然の摂理である循環を
忘れてしまうと、人間は利己的になって、
たちまち上手くいかなくなる。


堰き止めたり出し惜しみすることなく、
何かをもらったら終わりでもなく、
ただ愛を与え続ければいいんだ、
愛を与えていくことが大事で、
それはむしろ、自然なことなんじゃないか。


Giver(ギバー)とは、与え続ける、
という意味ですが、
なぜ与え続けられるかというと、
愛の循環の中にいるからです。
”与えたら、与えられる” ということが
わかっていて、その安心感の中にいるからです。



だから、与え続けても大丈夫!!




自然はあるがままそこにあって、
あるがままの姿で、僕たち人間に
素晴らしい気づきを与えてくれます。
僕にとって、本当に深い気づきを
与えてもらいました。


自然に感謝して、すべての循環に感謝して、
愛を与え続けていきます!!


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