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がんばって何者かになろうとするより大事なこと


勉強、ビジネススキル、スポーツ、ファッション、美容、健康・・・


僕たちは外側を磨くと内面も磨かれるような気がしますよね。

何かやる中での経験は
たしかに僕たちの色々な部分を磨いてくれるんですが、
僕はこれまで内面との向き合い方を間違えていたように思います。

あなたはどうでしょうか?

外向きの自分て他者や社会が存在しているから作るものだと思うんですが、
僕の場合はいつしか何者でもない自分ではだめなんだという観念に襲われていることに気付きました。


学校では頭が良かったり、スポーツができている方がいい、
見た目も気にしたり、みんなを笑わせられる奴が人気者
テストでは競争を余儀なくされて、部活ではレギュラー争いをして

どんな組織にも生まれるピラミッド構造ですね。

それでもまだビジネスとしての関わりでなかった分、心を許せる友人は何人かいて助かっていたのかもしれません。


社会人になり本格的にビジネスとしての人との関わり方、売り上げや効率を余儀なくされていった時に内面の自分を大事にする余裕は全くなくて


とにかく目の前のことで精一杯という感覚でした。


外面の自分を作らないとやっていけなかったんですね。


愛想笑いなんて絶対にできなかったのに余裕でできるようになって、
言いたいことはちゃんと伝える性格だったのに何も言えなくなり・・・


でもそれもいつしか忘れ
自分の中で当たり前の感覚になっていき、
気付くと自分という存在が空っぽになっていました。

いつの間にかなんでも


○○しなければいけない


という強迫観念に襲われてしまっていて


すべてのことがhave toになっていました。


それこそ普段の何気ない日常までもがhave toの状態・・・


楽しんだり、好きっていう感覚がどこかへ消えていました。


外側の自分を作り過ぎて
内面の自分を無視してしまったということだと思います。

うまくバランスをとって自分も大切にしてあげることができていなかった

それを埋め合わせるように

今度はたくさんビジネスの勉強をしてみたり
お金を稼がなきゃと執着したり
筋トレやランニングをしてみたり
だんだんと衰えていく身体のためにと健康オタクになってみたり

あれがいい
これがいいと

外に外に自分を見出そうとして
何者かになろうと

何者かになれれば
ポッカリと空いてしまった
心の中の穴が塞がると思っていました。

でも違うんですよね。

何をやっても最後は虚しいというか
何も残っていない感覚でしたね。

人によっては綺麗事と言う人もいるでしょう。

でも僕と同じような感覚の人って
現代人には多いんじゃないかと思います。

これだけ物質的には豊かになっても
心の病気で悩む人は増え続けていて
昔より感受性が豊かな子供も増えましたよね。

外側のカスタムしていく自分じゃなくて
それらを全て取っ払った時の自分

その自分てかなりの時間無視してきた場合
今は見たくない自分かもしれません。

でもその自分が本当のあなたであり僕たちです。

もう作られた自分では幸せを感じることができないことに
気付いていると思います。

あなたはそのままのあなたで良くて

あなたの個性や才能はそこにもうあります。

魚が水の中を泳いでいることに気付けないように自分では気付けませんが

ありのままの自分でいて下さい。

自分も

これまで誰かを大切にしようとしてきたように

大切にしてあげて下さい。

今日もあなたの人生がより良い未来へ導かれることを祈っています。

ありがとうございました。

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