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#8 長期的に良好な関係を築く方法

恋人関係、既婚者の方の悩み相談を聞いていると、男性からは「命令口調で家事を指示される」「感情的に怒りを爆発させる」と鬼嫁からのイジメをよく聞きます。一方、女性からは、「共働きなのに、家事・育児の負担が私に偏っている」「仕事だからと言って飲んで歩き、育児に協力的ではない」と泣き言をよく聞きます。

狩猟時代から、男は外で獲物を探しに狩りに出かけ、女はコミュニティの中で家を守り、家事や育児に専念していました。私たちが生まれ育ってきた時代も、父親が終身雇用の会社で働き、母親が専業主婦として働くことが当たり前の時代でした。しかし、近年、急に「女性の社会進出」と共に「男性の家事の負担」が当たり前になってきたのです。

そのため、「男は男らしく」「女は女らしく」生きづらい世の中になってしまったのです。異性に求めるのは、「男は稼げば良い」「女は家事に専念していれば良い」というロールメイトの時代が終わりました。むしろ、心を満たしあう、ソウルメイトが求められるようになっているのです。

この事実に気づいていない男性は、当然苦労します。自分の母親の姿を女性にも求め、「家事は女がやるものだ」「育児はお前に任せた」と主張し、女性から嫌われます。このことを認めない女性も苦労するでしょう。「私は育児でやりたいことを我慢しているのに、旦那は好き勝手やっている」と不満に感じ、周りに八つ当たりをして嫌われるのです。

これは、その人たちが悪いのではありません。男女の役割が変わってきているのに、自分の思考をアップデートしていないのが問題なのです。男女ともに、異性は違うものだと理解し、自分の考え方や習慣を変えることで、お互いをソウルメイトとして愛し・愛される関係を築くことは可能です。

結婚している男女に限らず、恋人やパートナーと「長期的に良好な関係を築く方法」について、これから数週に渡って考えていきたいと思います。

序文:ロールメイトからソウルメイトへ
1.男女の価値観の違い
2.男女のストレスへの対処方法の違い
3.男女の愛情の与え方・受け取り方の違い

まずは、以下の文を確認してください。


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