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椿のお話

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#障がい者就労支援

コソコソするの嫌い

コソコソするの嫌い

先日、新しいB型事業所ができると聞いた。

それはそれでとても良い事だと思うのだが、施設長は僕の知ってる人。事業所ができる事は彼から聞いていた。でも彼は「友達の友達がやるらしい。僕は関わるつもりはさらさらない」とか言っていた。

でもその後何度か会った時の彼の言葉は不思議が多かったから「あれ?」とは思っていたけど。

で、蓋を開けたら施設長。何でこんな小さな嘘をつく必要があるの?

事業所を立ち上

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続けること

続けること

昨日、「別府食堂」を開催した。昨年の7月に第1回を開催して今回が5回目。

これは「孤食」を失くしたい。という思いからみんなで食事を楽しむ機会を提供したいと始めたことだ。食事代は1人300円。今年の4月からは新型コロナウィルスの影響もありお弁当の販売に切り替えているのだが、お弁当を買っていってくれるお客さんの中には「自分1人だから食事を作るのも面倒で。何人かで食べると美味しいけど1人だと味気なくて

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地域と共に歩く

地域と共に歩く

B型事業所つばきラボは常に地域を意識している。地域に守られる存在ではなく地域を守る存在、もしくは共に歩んでいく存在でありたいと思っている。

その1つが「温泉施設の清掃」だ。別府市には約200箇所の共同浴場がある。市民にとって「温泉」はすごく身近な存在で大切な地域コミュニティの場なのだ。僕自身、子供の頃は家のお風呂には入らず近くの共同浴場に行って近所のおじさん達から優しく接してもらったり時には叱ら

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就労支援の事

就労支援の事

前回も少し書いたけど、就労支援は福祉の世界の中でも奥が深いと思う。

事業所を利用する人は色んな障がいがあって利用目的も様々。一般就労に向けて頑張る人、日中活動の場として利用する人、復職したいと頑張る人など。

で、支援者はそれぞれの障がいや目的に合わせて支援をするわけだが、やはり支援に行き詰まるケースもある。

僕たちは数年先の事を考えながら今その人にとって必要なことは何か?を考えながら支援をし

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何がしたいのか?

先日、うちの事業所にこんな電話がありました。「そちらの利用者さんAがうちの事業所の利用者さんBの家に数日前の夜遊びに行った際にお金を盗んだ。事実なら出るとこに出て対処する。」と。僕はとりあえずAさんと話をして確認をします。と答えて電話を切りました。

その後Aさんに話を聞くと、1、確かにBさんの家には遊びに行った。がBさんの言っていた曜日とは違っていた。でBさんは玄関を開けた状態で昼寝をしていたの

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2ヶ月経過

B型事業所を開所して2ヶ月が過ぎて、数名ですが毎日利用者さんが来てくれるようになりました。そして一生懸命に清掃業務を頑張ってくれています。

僕たちが「めんどくさいな〜」と思ってしまうような細かい部分の掃除まで丁寧に根気よく作業をしてくれます。そして最初はできなかった作業が徐々にできるようになったり。毎日いろんな変化や成長(時に後戻り)がたった2ヶ月でも見られていて、支援することの楽しさを感じる毎

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