高校生ヒッチハイク3
ヒッチハイクで人生を変える!
そう決意し、福岡を出発してから3日が経った。岡山から、複数台の車を乗り継いだ。30代男性、家族連れ、トラックの運ちゃん...。色んな出逢いと別れがあった。
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それでは、いよいよ、次の目標地点である「神戸」に来た。
ちなみに、今日は「番外編」ということで、ヒッチハイクで再会した「神戸の陽気な社長ら」の話をしようと思う。
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その社長らと初めて会ったのは、高校2年生の夏頃だった。ちょうど、ぼくが高校を辞めて、通信制高校に通いはじめたころである。
ちなみに、通信高校といっても毎日通うタイプの学校だった。そのため、アルバイトなんかしながら、毎日博多駅から徒歩10分ほどの場所にある学校に通っていた。
博多まで電車で行き、そこから歩いて学校に通う。博多駅のメインストリートを毎日朝10時に歩いていた。
...それは暑い日だった。
おっちゃん「おい!兄ちゃん、ヤクルト飲まんか?」
ぼく「え...?おれですか?(笑)」
ぼく「...(また変な人に絡まれた)」と、思いつつもヤクルトを買う。
ヤクルト移動販売のおばちゃんから、ブルーベリーの飲むヨーグルとを1本買った。手のひらサイズで、缶コーヒーよりも小さかった。すぐにゴクゴクと飲み干したぼくは、学校へ向かおうとした。
しかし、おじさんらは「ここ、陥没したんやろ!」とぼくに当時の状況を語ってくれと言ってきた。
授業の時間は、もう過ぎているが...。ヤクザ系の人だったら怖いから、説明しておくか。←みたいな感じで、ビビりながら対応していた。
ちなみに、noteに名前を載せる許可はとってないから、ここでは「龍さん」としておく。
どうやら、龍さんら2人は、はるばる神戸から観光にきたらしい。見た目は少しイカついが、なんだかんだ優しい印象を持った。2,30分談笑した頃だろうか。ヤクルトのおばちゃんと別れを告げ、ぼくと龍さんらは歩き始めた。
龍さん「お前、どこ行くねん」
ぼく「学校です!」
龍さん「学校って、どこや?」
ぼく「高校です。ここ!!」
...と言いながら、自分の高校が入っているビルを指差した。
龍さん「何時からなんや?」
ぼく「10時からです!」
龍さん「今なんz...遅刻やないかい!(笑)」
ぼく「はい!!!(笑)」
龍さん「お前、おもろいな!今日夜、飯でも行くか。」
ぼく「はい!!!!!!!(笑)」
そうして、LINEだけ交換した。
龍さんらに別れを告げ、小走りでエレベーターで教室へと向かった。
お昼休みに先生と「龍さんと出逢った」ことについて、楽しそうに話した。今日の夜に一緒にご飯に行くことも話した。
すると。先生は「辞めとけ、殺されたらどうするんだ...()」と、半分ガチっぽい顔をして、心配してきた。でも、その頃のぼくは(特に先生や親)大人が大嫌いだったから、話を聞くはずも無かった。
夜になり、待ち合わせ場所に行くと...
龍さんが大爆笑する。「え?お前!ほんとに来たんか!?(笑)」
ぼくは「はい!!!!!!!!」とだけ答えると、「すげぇな(笑)冗談で誘ったのに。」と言われた。大阪人あるあるなのか、なんて思いつつ... 。
その日は、朝の4時頃まで楽しんだ。(笑)4件?だろうか。はしごして、色んなことを話した。
これまでの過去や、これからの目標や、博多駅が陥没した話やら...。とにかく楽しい時間だった。
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それをきっかけに、付き合いを深めていくことになった。それから3年、まだ付き合いは続いている。ヒッチハイクでも、神戸に行った時に逢いに行った。
↑ヒッチハイクで会いに行ったとき
ぼくは「仲の良い友達がいない」と、よく口にしていた。
しかし、龍さんに出逢って、自分が言い訳をしていたことに気づいた。
大学や、街中ですれ違う全員が、友達になる可能性だってある。ひとつひとつの縁を、これからも大切にしていきたいと思う。
イカの活き造りを食べに、いかせてもらったとき。
↑いままで食べたイカの中で1番美味しかった(お世辞なしに...)
なんせ一杯、結構なお値段...。イカすねぇ。
↑やっぱ大阪人(キャナルにて)
ヒッチハイクで旅してる間に...恋人に振られて落ち込む、ぼく。(※泣いてます)
↑顔が若い。
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ちなみに、その後も何度もご飯に連れて行ってもらった。今年の4月には、龍さんが経営している建設会社へ働きに行った。建設会社は、学生アルバイトを募集していないことが多い。なので、学生のぼくにとって、とても貴重な経験だった。それについても、今度話たいと思う。
今日は、ぼくの個人的な内容だったが、いかがだっただろうか?
こんな「出逢い」に関するストーリーは、まだまだある。また更新するから記事が気に入ったら、右下の「いいね」を是非押してほしいっす(^^)
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