Book.1 ムゲンのi (知念実希人)
KODAMAです。
書店をぶらぶら歩いていた時に気になった,知念実希人さんの「ムゲンのi」を読了。
ブックカバーがとても素敵で目を惹かれる。
少し前置きが長い作品だが,上巻での伏線が下巻で巻き取られるため,読み始めたらぜひ最後まで読んでほしい。
ちなみに,私は6時間程度で一気に読めた。
(※内容は伏せてレビューする)
〜Memo〜
●著者:知念実希人
医師(内科医)で小説家。沖縄生まれ。
本作で3年連続本屋大賞にノミネートとなる実力派。
医療系ミステリー作品を多数執筆。
●本:ムゲンのi
上下巻からなる医療系ミステリー。
本屋大賞ノミネート作品で,「読書メーター読みたい本ランキング1位」を記録。
〜Review〜
KODAMA的オススメ度:★★★☆☆
内容は非常に独創性に溢れており,医師であり小説家である知念さんならではの世界観を楽しむことができる。
医療現場を舞台としながら,夢の中というファンタジーの世界がミックスされており,展開が目まぐるしい。
ゆえに,ストーリーを展開させるための前置きがやや長く感じられ,世界観に引き込まれるまでは辛抱して読まねばならなかった(上下巻合わせて700ページを超える)。
上巻では,関連性のないように思える複数のストーリーが同時並行的に展開され,下巻では,それぞれのストーリーが結びつき,クライマックスへと向かっていく。
帯にある「どんでん返し!」というよりは,「ファンタジーの惹き込まれる世界観と,伏線回収の納得感の両方が感じられる稀有な作品」だと感じた。
特に下巻は,本書の世界観に浸りつつ,一気読みするのがおすすめ。
気になった方はぜひ手にとっていただきたい。
上記はあくまでKODAMA個人の感想。
異なるご意見等も含め,皆様の読了後の感想をお待ちしております。
KODAMA