簿記3級を受けた時の話

本日は日商簿記検定の試験でしたね。受験された皆様、お疲れさまでした。
ひとまず試験の重圧から解放されたと思いますので、ゆっくり休んでください。

前回は、公認会計士を目指した理由を書きました。
今日は簿記3級を初めて受けた時のことを振り返ろうと思います。

◆簿記って何やねん

公認会計士を目指そうとは思ったものの、まず何から手を付けたらいいか全くわからなかったので、とりあえず調べてみました。

調べてみるとどうやら「簿記」というものが公認会計士や税理士などの会計系資格の登竜門らしい、ということがわかりました。

そこで、さっそく簿記の勉強に取り掛かったわけです。

ちなみに、商工会議所のHPにおいて簿記は以下のように定義されています。

「簿記は、企業規模の大小や業種、業態を問わずに、日々の経営活動を記録・計算・整理して、経営成績と財政状態を明らかにする技能です。」

◆とりあえず勉強するか

さっそく簿記の勉強に取り掛かったとは言ってみたものの、
一応部活動をやっていたので、なんやかんや高校3年生の6月頃までは部活一色の生活を送っていました。

従って、簿記の勉強は高校3年生の8月頃から本格的に取り組みました。
簿記3級の試験は年3回あり、直近の試験は11月とのことだったので、3か月間の勉強期間があったわけです。

◆教科書選びは大事

そんなこんなで勉強を開始したのですが、特に予備校などには行かずに独学で勉強しようと決めていました(お金かかるので)。

加えて、簿記の3級・2級レベルの参考書は世の中に溢れていることも相まって、余計に予備校に行く必要性を感じませんでした。

今思うと予備校に行って簿記の概念をきちっと勉強しておけばよかったと思うことが何度もあるのですが、当時の自分は最短かつ最安で合格したかったので、上記思想には至りませんでした。

これから受験される方は絶対予備校の講義を聞いたほうがいいと思います。
特に簿記2級は株主資本等変動計算書やその他有価証券の処理、連結会計も導入され、私が受験したころに比べて異常に難しくなっているので、特に予備校へ行ってきちっとした理論を聞くべきだと思います。

話がそれましたが、私が簿記3級を勉強する際に初めて手に取った参考書が非常に分かりにくく、それだけで3週間ぐらい時間をロスしました。

結局、別の教材を買いなおして勉強しました。そちらのほうが格段に分かりやすかったです。
独学するにしても書店においてある参考書をできるだけ読みあさり、自分にマッチした参考書を見つけるべきだと思います。他人が使いやすいといっても自分が使いやすいというわけでは全くないので。

◆勉強方法

当時の私は、参考書+問題集を用いて勉強していました。
私はどちらかというと問題集を解いて覚えていくスタイルだったので、演習が多かったです。

何故演習メインかというと、簿記は1回やって出来る気になっても時が経つと忘れて出来なくなるという特性があること、スピードが求められる試験であること(3級はそうでもないですが、あまりにゆっくり解きすぎると時間が足りないです)が理由です。

出来るようになるには、全般的に簿記の試験は下書きが重要になってきます。
そのため、試験に受かるための近道としては、自分の下書きを確立することが重要だと思います。

◆結果はどうだったのか

簿記は70点以上で合格になりますが、私の結果は69点でした。
1点足らず合格でした。

◆この結果から得られた教訓

当時は「あー、落ちたかー」と思っただけでしたが、
上記結果からどのような教訓が得られたかを今振り返ってみようと思います。

① 理解せずに問題を解いていた
⇒これが一番大きな反省点ですが、簿記は独特の概念(発生主義、減価償却等)が多く、
独学でやっているとつまずく点がたくさんあります。

私は要領が悪いので、上記概念について理解できていないまま問題演習のみやりまくっていたわけです。その結果、少しひねった問題が出ると全く解けませんでした。
理解が伴っていないので、別の角度から出題されると全く歯が立たなかったわけです。

② 全く手を付けなかった範囲があった
⇒具体的には、出納帳・商品有高帳等の帳簿組織系の問題です。
正直出たとこ勝負の問題でもあったので、ほとんど勉強せずに挑んだわけです。
少し不安でしたが、「まあ何とかなるやろ」と思って高を括っていたのですが、いざ本試験を迎えてみると、勉強しなかった範囲が出てしまったのです。

反省点は上記2点と少ないですが、上記は予備校に行っておけば躓かずにすんだのではないかと思います。


11月試験では惜しくもあと1点で簿記3級は不合格となったわけですが、2月試験が迫っているので落ち込んでいる時間はありません。
この結果をもって私は「簿記2級を受けよう」と思いました。

次は簿記2級を受けた時の話でもしようと思います。


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