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「絵を描く時の手の動力性能」FDL Tips 12−5−1−4

手の動力性能
手は人間の動力性能の粋が集まっている所です。
車の動力性能については詳細に明らかにされていますが絵を描く時の人間の動力性能は明らかにされていません。
車は各メーカー競って動力性能を上げる為に尽力しますが、絵の世界は動力性能を上げる為に尽力していません。
車は人が作った人工物。手は自然物。

人類が人間の動力性能を上げる事に関心がないのかと言えば違います。
陸上などのスポーツを見ればどれだけ力を尽くしているか明白です。
絵の世界はそれでいながら上手という評価を下したがります。
何の性能についてどのように比較して評価したのかが曖昧な中で場当たりに評価をしてしまいます。それも美術館や芸大美大といった権威を傘にあたかも正確な評価であるかのように・・。


実際の手の能力の高さはアートの世界が誤解しながら辛うじて認識している能力を遥かにしのぎます。
誰の手の力も、その真価を知れば素晴らしい能力の世界が見えてくるのです。
手の素晴らしい世界。それが絵です。
パン屋さんの描く絵、おまわりさんの描く絵、大工さんの描く絵、お父さんの描く絵、野球ファンの描く絵、障害者の描く絵。全部違います。それらは全て心で見ることで素晴らしさが吹き出す魔法のようなものです。

残念ながらアートの世界でそれがわかる人はいません・・。
情けない話、利害が邪魔をしてそれに気づいていても、その価値を訴えることはできません。
偏見なく自由に描かれた線にはとても深い魅力が詰まっています。
その逆で儲けに目が眩んだ薄汚れた線には何の魅力もありません。

余談ですが…最近では美術館がやろうとした美術館少女。美少女を通して線を見ようとしても美少女が邪魔して何も見えてきません。
美術館が線の魅力を普通に皆さんにお伝えすることができれば美術館少女など必要ないのです。

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