はやこう

24歳 IT企業勤務 おひさま(箱推し)ときどき弓道 小さな器の広げ方

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最近の記事

11:57

骨の折れる音がする。おもちゃのハンマーの音だと言う人もいるが、僕は骨の折れる音だと思っている。骨折をしたことはまだない。 数年前、弟が野球の練習で足の骨を折り、車椅子に乗って帰って来たことがある。初めて骨折をした弟は、ギブスと包帯でグルグルになった足を庇いながら家にあがろうとしていたのだが、母が誤って閉まりかけの玄関のドアに折りたての足をぶつけてしまい、大粒の涙と泣き叫ぶ声が世田谷の住宅街に響いてしまった。彼はもうそのことを笑い話として話しているのだが、その度に僕は自分の経

    • ほらね、怖くない。

      ディズニー&ピクサーの最新作「私ときどきレッサーパンダ」を見ました。作品の中では「親に反抗できない子供」「人間の持つ凶暴性や本能」「成長期の身体の変化」など、どれも少し難しいテーマを扱っていたのですが、1時間半のアニメーションとして綺麗にまとまっていて、なおかつ小学生の子供たちが見ても、24歳の僕や親世代が見ても楽しめる内容になっていたのはさすがディズニーのクリエイティブだなと思いました。 子供向けのアニメや映画(ディズニーやドラえもん)の良さは大人になってからの方がわかるよ

      • 経済って何なんすか?問題

        経済活動を止めてはいけない、経済危機を乗り越えるには?、西村経済再生担当大臣の会見。日本経済新聞を読もう。新社会人をコロナウイルスと過ごした1年は「経済」という言葉を何度も耳にした1年でした。けれども僕はこの言葉の意味をよくわかっていません。SEとして金融機関向けのシステムに関わっていますが、それが本当に経済のため、その先にいる世界の人々の暮らしや豊かさのために役立っているのでしょうか? 今回はそんな僕と僕と同じような悩みをもつあなたのために経済学の基本をまとめました。自分

        • オンライン忘年会なんてやりたくなかった

          11月の半ば頃だったと思う。 「祝賀会と忘年会を兼ねたオンライン飲み会の企画と幹事をお願いします。」 そう書かれたメールが上司から届いた。 担当するプロジェクトが社内で表彰を受けたため、その報奨金を使って祝賀会を兼ねた忘年会をやろうと言うのだ。 正直このメールが届いたときの感想は、「ちょっと嫌」だった。(笑) 幹事自体ももちろん面倒なのだが、そもそも僕は大人数での飲み会が苦手だ。理由は人見知りな上にお酒にも強くないので、関係が深まってない仲でお酒を飲むことは苦行のダブ

          知識は出会い

           インドアの僕が旅に出た。初めてのひとり旅だった。 新潟駅へ とにかくどこか遠くへ行きたくなったのは、仕事のストレス、週五のテレワーク、インドア派からの脱却、一体なぜだったのか理由は定かではないが、それだけ僕の心と身体を動かした何かがあったのは事実だろう。  旅の目的地を新潟にしたのは、買ったばかりのダウンが着れる程よい寒さと、東京からは見ることができない日本海があること。あとは、同じ北陸の金沢とは違って、何か見たことも聞いたこともないものがある気がしたからだ。  土曜

          知識は出会い

          僕と同じ

          9連休のシルバーウィークが終わり、仕事が始まった月曜日のある日、テレワークでの業務を終えた僕は、夕方18時から本棚の整理をはじめた。 連休中にとりかかった断捨離は中途半端に終わらず、部屋には合宿で何度もお世話になった青学パーカーや、ストーブの熱で表面が溶けたユニクロのフリースなどでパンパンになったゴミ袋と、これからときめかないものたちが捨てられていく半透明のゴミ袋が大きな口を開けて横たわっていた。 社会人になり、いつのまにか読書が趣味なっていた僕は、IT企業?で働いている

          僕と同じ