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02_Dream,Picture,Imaginary

先日リリースしたアルバム、2曲目の収録曲について書きたいと思います。

何かイメージから作るというより音で何となく遊んでいたところから形になりました。当時フェルトピアノ、それもハンマーがカチャカチャと鳴る音がマイブームだった時期がありました。アイスランドの作曲家、オーラヴル・アルナルズのre:memberというアルバムにそれはもうハマってしまっていてその冬はほとんどこればっかり聴いていた記憶があります。このアルバムではストラタスというシステムでピアノを2台自動で演奏させているらしいです。元々ピアニストだった彼は交通事故で一時的に弾けなくなった事をきっかけに協力者とこれを開発したみたいでもうこれが本当に良い音がするんですね〜。木製のハンマーですが少し水の音みたいに聴こえるというか、ぜひまだ聴かれた事のない方は聴いてもらいたい一枚です。

そんな音を自分なりに作ってみようというところから始まりサクサクしたビートにのせて作りました。何か用途があった訳ではなかったのですがメロディがあまりない曲でしたのでこれは何か声があれば面白いかなと思い、友人に詩と朗読をお願いする事にしました。甚平鮫くんと枕木きりこさんは元々2人でも活動していてこれまでも3人で共同で作ったりしていました。これはまた後日ゆっくり書きたいと思います。


そんなこんなでこの曲が完成した訳ですが元々きりこさんは日本語で仮タイトルを付けてくれていたのですが僕が「このアルバムは全部英語のタイトルにしていて…」というと「じゃあ合う感じにイメージで決めてくれて良いよ!」と言って頂きましてこのタイトルを僕が付けました。詩もなんともきりこさんぽい仕上がりにしてくれて現実味もあるし空想ぽさもあるし彼女の書く詩は白でもなく黒でもない曖昧さがあって、自分の中で景色や人物像など色んな想像が膨らみやすくて面白いところがとても好きです。甚平鮫くんは声がとても良い、憧れるローボイスです。

フォトブックには詩を全文載せてあります。
それを観ながら聴いて頂くとより一層イメージが膨らんで面白くなるとおもいますのでそんな体験も是非して頂けたら幸いです!

今回も長文にお付き合いいただきありがとうございました🙏

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