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【廃漁網で起業する社長の日記】#1 なんで廃漁網?

自己紹介と始めた理由

神奈川県小田原市出身、渋谷のサイバーエージェントという会社に勤めた後気仙沼に移住してきてはや2年半。

加藤広大(かとうこうだい)といいます。

今は地域おこし協力隊として活動しながら起業準備をしています。

noteを始めた理由は2つ

①その時しか書けない「事業作りの物語(プロセス)」を
 リアルタイムで共有して面白がってもらえたらいいなと思った。

②自分の思考整理

この2つを目的として書いていこうと思う。

どんな事業をするのか? 

ひとことでいうと

気仙沼で使い終えた漁網(廃漁網)を集めてペレットや繊維などの素材へと

アップサイクルしてその素材でモノづくりをする。

という事業を進めています。

具体的にどうやってそんなことするんだ!?

ということについては後日書いていくとして、どうして廃漁網なのか?ということについて書いていこうと思います。

どうして廃漁網をアップサイクルしていこうと考えているのか。
理由は2つあって

①廃漁網が与える環境へのダメージがデカすぎる

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廃漁網によって引き起こされる環境問題「ゴーストネット」

カメ、クジラ、アザラシなどの海洋生物が海に漂っている廃漁網にかかってしまってエサを食べることができなくなってしまったり、
水中で身動きが取れず、呼吸ができなくなってに命を落としてしまう。

ある研究によると『太平洋ゴミベルト』と呼ばれる海流などの関係で
海中のゴミが集まるエリアの約46%が廃漁網であるという報告もあるほどに
私たちが思っている以上に廃漁網は地球的問題をダメージを与えている。

ふるくから港町として栄えてきて
『海と共に生きる』をスローガンにしている気仙沼だからこそ
この事業を通して

説得力、影響力を持って世界にメッセージを送ることができるのではないか?

と考え、これこそが気仙沼で事業をする意味にもなってくるのだと思っています。


②廃漁網に込められたストーリーを捨てるのがもったいない

①の環境問題は実は「廃漁網を使って事業を作ってみよう」と思ってから
調べていくうちに自分自身が知ったことで、②の理由が一番初めにこの事業を考えるきっかけになりました。

例えば気仙沼市民だったらみんなが呼んでるといっても過言ではない
地元紙「三陸新報」のある日の一面

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生鮮カツオの水揚げが今年も日本一かどうか?が一面を飾ってるんです。それほどまでに

「気仙沼市民は今年の水揚げが気になっていて、楽しみにしている。」

のです。初鰹が水揚げされれば食べられる飲食店を調べて
知り合いとばったり遭遇するなんてのが日常。

そんな気仙沼を気仙沼たらしめている漁業。それを下支えしている

漁網が産業廃棄物として焼却処理されているのはもったいない

と感じたのがこの事業を気づいたきっかけでした。
これを素材にしてモノづくりがしてみたい。そんな気持ちが芽生えました。

まとめ

ということで今回はどうして廃漁網を使った事業を考えているのか?
について2つの理由を書かせてもらいました。
自分の整理にもなってとっても良い。

これからも

・実際にどうやって素材にしていくのか
・漁網回収物語
・登記〜会社設立までの道〜
・資金調達
・web作成
・会社ロゴ作成
・社名の想い

などなどたくさんやるべきことがあるのでそんなことをリアルタイムで
私自身の悩みもさらけ出しながらその時しか書けないことを書いていこうと思う。

最後まで読んでくださってありがとうございます。
次回もよろしくお願いします。

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