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仲良し3人組のはずが、、、がーん!

お二人めのご相談者のBさんにつづき身近な人間関係で起きたショックなご相談です

親友みたいな身内だったのに…

ご相談者は、Cさん(春子🌸さん)です

 私には、年齢の近い二人のイトコがいます。
仮に、私を春子、同じ齢のイトコを夏子、3歳年上のイトコを秋子と呼ぶことにします。

 私たちは、親戚づきあいの濃い田舎町の生まれです。幼い頃から、お互いの家を行き来し、仲良く遊んでいました。現在では、30歳代半ばになり、それぞれ家庭をもって同じ県内の都市に住んでいます。私にとって二人は、身内であると同時に、心から信頼できる親友のような存在でした。
 少し年上の秋子は、優しく落ち着いた性格で、良き相談相手でした。同じ齢の夏子は、私よりずっと華やかで社交的、いつも私をリードしてくれました。時折、夏子とランチやショッピングに出かけ、他愛ないお喋りに興じるのが、楽しみだったのです。もちろん、三人で会うこともあり、ラインやメールでも頻繁にやりとりしていました。

 ある日、夏子から秋子にあてたメールが、私のもとに誤送信されてきました。他愛ない雑談メールなのですが、そのなかに私の名前も出ています。それを読んだ瞬間、私の頭の中は真っ白になり、ショックで呆然としてしまいました。
「……このあいだ、春子とランチに行ったの。そのとき、あの子ったら、こんなドジなことをしたんですよ。もう田舎者丸出し。一緒にいる私まで恥ずかしくなったわ。でもね、あの子、自分がお店の人たちからも笑われているのに気がつかないのよ(笑)……」
「春子とブティックに買い物に行ったとき、あの子、買うお金も持ってないのに、次から次へと高い服を試着するの。それがまた、ぜんぜん似合ってないのよ(笑)。自分のスタイルがわかってないのかしらね……もう、あの子と出かけるのはウンザリ。出かけるなら、秋子さんと二人だけがいいわ」

 これが、あのフレンドリーな夏子の本心なのでしょうか……私は思いきりバカにされているのでしょうか……。たしかに、私の夫は夏子の夫より収入も少なく、夏子のような分譲マンションを買うことも出来ません。唯一、誇りに思えることがあるとすれば、子どもが有名私立中学に合格したことぐらいです(夏子の子どもも同じ年齢ですが、志望校に不合格、近所の公立中学に通っているそうですが、詳しいことは聞いていません)。
 私が長年、信じてきたものは、幻だったのでしょうか? ショックから立ち直れないでいます。

年齢が近く小さな頃から仲良く遊んでいたのに。。。
夏子さんの「まさか!?」の辛辣すぎる言葉に 
そっちが【幻?】【夢?】で
あってほしい

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と思いませんか。。。そんなそんな~(泣)
。。。トホホホ。。。
はい!
ここで ”猫のおばさん” の出番です!!
どうぞ~

 私のそれなりに長い人生経験、カウンセラー経験から感じることは、人が三人でいた場合、「3位(要するにビリ)にはなりたくない」と思う人がけっこう多い、ということです。もちろん、1位になれればベストなのでしょうが、明らかにそれは無理の場合、なんとか2位をキープするために、残りの一人をことさらに貶めようとする。そんな人が多いように思えるのです。

 夏子さんは、三人のイトコのなかで、年長の秋子さんを1位の座に置き、自分は2位の座をキープ、春子さんを自分より下の3位の座に置いて、優越感をもつことでハッピーに過ごしていたのではないでしょうか? 
「わたしのほうが春子よりずっと華やかで社交的」「わたしの夫のほうが春子の夫より収入が多い」「うちは分譲マンション、春子のところ、まだ賃貸マンション」。
万事において優位に立っていると感じるがゆえに、夏子さんは安心して春子さんに親切にでき、共に楽しく過ごしてきたのだと思います。
 ところが、思いがけない“番狂わせ”が起こってしまいました。大事な息子の受験! ここで夏子さんは、初めて「負け組」になってしまったわけですね。そこで春子さんは初めて「勝ち組」になり、心ひそかに、その喜びを味わっていたのではないでしょうか……。誰でも、一度ぐらい「勝ち組」になって喜んでも悪くはないですよね。どこの中学へ入学したかによって人生が決まるはずがないことぐらい、皆、わかってはいるでしょうが、とりあえず、目の前の「勝敗」に一喜一憂するのも、自然な感情だと思います。
 夏子さんは、その一度の“逆転”現象さえ受け容れられず、なりふり構わず春子さんを貶めようとしている様子がうかがえます。「誤送信」は意識的ではなかったかもしれませんが、陰口だけでは足りず、春子さんを正面から傷つけなければ気が済まない思いの表れのような気もします。
 こんなメールを読んでしまった春子さんのショックは、察するに余りがあります。でも、それは、夏子さんの焦りと悪あがきの表れであることを、理解なさってください。「親しい間柄で、どうしてそこまで優越感を追い求めるのか」と不思議に思われるかもしれません。でも残念ながら、「親しい間柄、身近な関係であればこそ、優越感を求めずにはいられない」という心の傾向をもつ人々が少なからずいると感じる私は、ひねくれ過ぎているのでしょうか……。
 
 春子さんは、このショック体験をカンフル剤として、「イトコで親友」という三人の関係だけにどっぷり浸って生きるのではなく、もう少し距離のある他人との交流も、広く浅く楽しめるようになるといいですね。
 それにしても……受験に失敗してママのメンツをつぶしてしまった、夏子さんの息子さんが家でどんな目に遭っているかが、私は気がかりです。そこのところは、秋子さんがさりげなく介入してくださることを祈りたいものです。

三人という数字がキーでしょうか
ここに四人目の冬子さんが存在していれば関係性が違ったのでしょうか
少し年下あたりに冬子さん居ないかな~

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人はいろんなことで勝負しつづけているんですね~
そこには自分を囲む周りの家族を含めて「勝ち負け」があるような

そういえば
「負けるが勝ち」ってことわざもありますね~
皆さんは 最近どんなことに勝ったり負けたりしましたか?
そして
その対象が他者ではなく自分自身の一部だったりして。。。
(わたしは よくよく自分に「負けへんで~」と言ってやります!)

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