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4DXのある時代に生まれて良かったと切実に思う「トップガン マーヴェリック」

子供の頃母の車の中で映画サントラで、とりわけカッコよくて大好きだったのが「トップガン」のDanger Zoneだった。
20数年の時を経て、大画面で聞くDanger Zoneに、ワクワクが止まらなくなる。
何より、4DXのシートからは、マーヴェリックが感じてあるだろう座席の振動が伝わってくるのだ。冒頭から興奮せずにはいられなかった・・・

4DXとは、座席が映画の場面に合わせて動いたり、水飛沫が飛んできたり、風が吹きつけてきたり、光や匂いまで体験可能な体験型の映画形態である。私は4DXは今回が初体験だが、「トップガンの最新作にきっとピッタリだろう」と、満を辞して追加料金を払うことに決めたのである。
だが最初の4DXの紹介を兼ねた全演出の体験イントロで、既に度肝を抜かされた。アクション映画のシーンに合わせて出てくる演出に、嫌でも期待度が上昇する。周りも4DX初体験者が多かったようで、イントロ終了後はあちこちで「凄い」「ヤバい」の声が上がっていた。

「トップガン マーヴェリック」は、2時間超の作品であるが、その多くを戦闘機(F-18など)のフライトシーンが占めている。ただでさえ臨場感たっぷりの映像になっているのに、それを4DXで鑑賞したなら、まるで自分がF-18のパイロットになったかのような体験ができるのだ。もはやアトラクションである。映画は4DXにより、「観るもの」から、「体験するもの」になった。

なぜ30年の時を経て、今、トップガンなのか。
移りゆく時代の中で、守りたいもの。
学ぶ者から、教える者へ、そうやって受け継がれていくもの。
そして、今だからこそ実現できた、リアルにこだわったスカイアクション。
トム・クルーズが徹底的にこだわったリアルを体験するのに、4DXほど打ってつけの手段はないだろう。
トップガンは、4DXのある今だからこそ蘇った。そんなふうに思えてならない。

ところで、本編開始前の映画予告に、「ミッションインポッシブル」の最新作の予告があった。4DXのイントロの後にこんなもの見せられたら、また4DXでこれ見にいくしかないじゃないか!!


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