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歴代コナン映画の中でも出色の出来〜名探偵コナン「黒鉄の魚影」(ネタバレなし感想文)〜

今年もコナン映画の季節がやってきました。
昨年の「ハロウィンの花嫁」上映後の制作決定予告から、最新作の公開を非常に楽しみにしていました。
「ハロウィンの花嫁」に関する拙文はこちら⇩

私がコナン映画の中で好きなのは、
・正統派ミステリの初期5作品
「時計じかけの摩天楼」から「天国へのカウントダウン」まで
・「ベイカー街の亡霊」
・「純黒の悪夢」
です。

今回は大好きなキャラクター・灰原哀がメインのストーリーということ、FBIや黒の組織といった魅力的なキャラクターが揃い踏みということから、公開を非常に楽しみにしていました。
それに、予告映像が解禁されるにつれ、「今回の劇場版は歴代コナン映画の中でも、本編に迫ってくれる作品かも・・・!」という期待も膨らんでいきました。

「黒鉄の魚影」予告(東宝MOVIEチャンネルより)⇩

コナン映画史上最大規模でのラージフォーマット展開も、期待をさらに後押ししました。


観劇しての感想は、「コナン本編ファンとして、劇場で観て本当に良かった!」というものでした。


オープニングムービーからハイセンスで最初からワクワクさせられますし、前作から続投された菅野祐悟さんの音楽が華を添えます。

中身としても、やはり本編に迫るストーリー。なおかつテンポ良く進んでいくので、本当に手に汗握るような気持ちで観ていました。

私は今回IMAXで鑑賞しましたが、今回の舞台となる、世界各地の防犯カメラ映像を確認できる最新設備「パシフィック・ブイ」の映像は圧巻です。
コナン映画の醍醐味であるアクションも、迫力のある映像と音響で味わえます。人外としか思えない派手なアクションや爆発も、コナン映画ならではの魅力ですよね笑。

そして、伏線回収も本当に秀逸。
最後の最後まで2時間しっかり楽しめました。

何より、灰原哀のことが、一層大好きになりました。
灰原哀の魅力がぎゅっと詰まっていて、そしてとても切ない・・・。
コナン映画で泣いたのは、これが初めてです。


私はコナン映画全てが盲目的に好き、というわけではありません。
本編ファンとしては、やっぱり大スクリーンで、核心に迫るようなコナン陣営と黒の組織の直接対決が観たいのです。
その期待にしっかり応えてくれた最新作は、コナン本編好きには堪らない、コナン映画の中でも出色の出来だと思ったのでした。

追記)
「ベイカー街の亡霊」の人工知能、
「黒鉄の魚影」の老若認証、
コナンの映画って、最先端技術が悪用された場合の悲劇をも描いていて、未来について深く考えさせてくれるのも魅力ですよね。


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