2019年のはじまりに
12月27日に仕事納めをしてから、9日間は全くの思考停止状態にする、と決めていた。
平均睡眠時間が4時間前後でショートスリーパーなことも気になっていたし、ずっと体がカチコチに凝っていてギックリ首寸前だったことなど、40代の体にとって負担のかかる生活をしている感じがしていたからだ。
とにかく、仕事のことを一切考えない、家族や友人と過ぎる時間を楽しむことに集中しようと思い、実践した。
2019年はスロースタート
沢山の人が年末の振り返りや年初めの抱負を語っていた。私も何か始めるなら形から入るタイプなので、例えば元旦、例えば仕事始めなどにスタートした方がよいし、それを逃すと何だかいけないようなすでに出遅れたような、そういう気持ちになるタイプなので、今までなら焦っていた。
でも、正月休みを思考停止と決めたので、自分と向き合うなどすらやめてみた。
思考停止して見えたもの
1.睡眠時間の改善
まず、体の緊張が減り睡眠時間が少し増えた。
忙しかった夏の3ヶ月は平均睡眠時間が4時間19分。
12月の半ばからは年末ということもあり打ち合わせも落ち着いていたので5時間眠ることができている。本来ショートスリーパーな訳ではなく、考えることが多すぎて時間が足りない状態だったんだなと言うのが分かった。
短い睡眠時間でも特に眠くなったり効率が悪くなることはないのだけれど、人生100年時代において年齢を重ねた時にも最大限のパフォーマンスを出していくには、健康である体が圧倒的に効率がよいはず。睡眠もその一つだろうなと思い、ここの改善は今年の目標にして、まずは5時間睡眠キープしていきたい。そのための自分のキャパシティについても、ちゃんと整理する。
2.多様な人の声を聞く姿勢
2016年にちいクラを手がけてから、この2年はずっと地方について、地方での働き方について、地元との繋がり、そしてkintoneというクラウドシステムを使ったSIerの幸せな働き方など、どうやって普及するか、定着させるか、仕掛けるか、本当に寝ても覚めても考えていた。
活動している人たちの事例を見聞き、体験し、自分でもイベントを主催し、物事を自分ごととして捉えて自分軸を作ること、面倒くさがらずアイムインしてワクワクすることを、少しでも多くの人に伝えたいなと思ってきた。
でも私がインプットしてきたのは動いている人たちや、何かしら変わりたい、変えたいと前向きな気持ちを持っている人たち。
日常に不満は特になく生活する人の声を聞く機会が圧倒的に減っていた。街づくりは日常をそこで営む人たちが作り出すと考えていたし、その人たちが自然と日常に取り入れていく新しい行動が大切だと考えていた。
しかし実はすでに大多数を置き去りにし、その声自体を聞かないでいたかもしれない。
久しぶりに会った学生時代の気の置けない友達の話を聞きながら、色々なことを心で感じた。
本当の思考停止
年末年始普通の日常に流されるだけ流されて、見えてきたものがある。それは、私が日々考えて行動していたと思っていた毎日は、実は普通の日常よりも思考停止した時の流れに成り下がっていたということだ。
つねに何か予定が入っていて、物理的にあちこちに出かけ、東京にいる間は隙間なくお客様のシステムについて提案して考える、とにかく頭と体はフル回転だった。
でも、物事一つ一つに対して深く考えたり判断したりそういう時間がなかったし、反省したり振り返ったりする暇もなく次のことが入ってきて、ただこなすだけになっていた。
私のライフワークであるちいクラについても振り返る。
ちいクラを支えてくれる多くの人に対して向き合うようにしていたつもりだが、自分自身をないがしろにしていたわけで、きちんと向き合って応援しきれていたかと不安になる。不安になるような私の行動は、その熱量が相手に伝わっていたはずだ。魂からの行動からかけ離れたちいクラに向かって行ってはいけない。私はもう一度初心に帰る必要がある。
忙しく目まぐるしいスケジュール。それは過去のやる気に満ちた私を演じていた残像に過ぎない。
何年も前の自分からアップデートせず、今に合わせていない過去のやる気だけを持った私の2018年は、ただの思考停止の一年でしかないと振り返った。
2019年について
1月いっぱいをかけて、私の行動を振り返り、今の私が何をしたいかを考えようと思い、幸いスケジュールに余裕もあるので、今ハワイの海辺にいる。
やりたかったリゾートワークを実現中だ。
01.本を読む02.ブログを書く03.英語を学ぶ04.家族との夜の時間を多く持つ05.既存の主催イベントを充実させる06.既存事業を膨らませる07.向こう2年をイメージして行動する08.地方ハッカソンに参加する09.飲み会参加を減らす10.運動する11.会社メンバーを大切にする12...and more...
今年やる100のことを考え中。髪の毛をクルクル触る癖をやめるなど個人目標、家族の健康について目を配るなど家族のこと、そして仕事の目標も大小さまざま洗い出している。
そうやって、どんな自分の未来を描いていくか書いている。
今年の私はきちんと自分自身を振り返り、私に関わる人たちに感謝し、仕事をこなすのではなく丁寧に向き合い、家族との時間をしっかり大事にし、何より自分自身を労わりながら、体と心の声を聞きちょっとムリすれば、という考えを捨てたい。
ちょっと背伸びをして取り組むこととムリして頑張るはきっと違う。
その違いを正確に感じ取れる感性の余白を意識していきたい。
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