【自由行動19】現地ツアー参加の実際、グループ行動でのお金の取り扱いなど実践編
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こんにちは!クルーズ船チャンネル Sallyです
今回は世界一周クルーズで訪れる寄港地の情報収集の方法、上級編です。
中級編でかなりの情報を集めたかと思います。
情報収集シリーズ初めての人は初級から見てくださるとよりわかりやすいと思います。上級編で完結する予定でしたが長くなってしまったので超上級編に続きます。
今回は、現地ツアーを成功させるノウハウ、それから複数で行動する時に必要になるお金の管理、最後に、中級編街歩きの続きになりますが、私の街歩きの準備と実際を用紙と写真を交えながらお話しようと思います。
最後までおつきあいください。
1 現地ツアーの実際
治安のいいところで、寄港日が2日以上あるところは、現地ツアーを自分で手配して利用することができます。
寄港日が1日の場合、何時頃外に出られるのか分かりませんし、港からツアーの集合場所が離れている場合もあります。船では予定が変わることもしばしばなのでリスクが高いです。
例外は、寄港日が2日ある1日目夕方のみのツアー、例えばサンセットクルーズや、ナイトサファリなどです。また寄港日が2日以上の場合は外泊することもできます。1日目に門限がないということですねw。
現地ツアーの詳しい予約の方法などは、過去の発信で詳しく話していますがここで改めてまとめてご紹介します。
現地ツアーとは日本出発ではなく、現地に行ってその場で出発するツアーのことです。海外で何日か滞在する場合は現地の旅行会社に行って、翌日以降の予約をすることができます。しかしクルーズ旅行の場合、滞在が1日か2日しかないので事前にネットで予約します。といっても一軒一軒探すのではなく、AI検索同様、現地ツアー会社を横断検索できるサイトがあります。
私がお勧めするのはアメリカに本社があるトリップアドバイザーです。ユーザー数も世界一です。日本語表示されるので安心してください。ただしトラブルなどのやり取りは基本英語になります。
それが心配なら日本の会社がやっているベルトラというサイトがあります。規模は小さいですが世界中の旅行を網羅しているかと思います。
他に、ゲットユアガイドというサイトもあります。3つを見比べて検討されるといいかと思います。
現地ツアーですのでもちろん日本語ガイドではないですが、ピースボート以外のお客さんと一緒になるので海外の人と交流したい人にはいい刺激になると思います。
注意点があります。リスクと言ったほうがいいかな?
1 船は下船時間や、寄港そのものが変更される可能性があります
2 ツアー会社の都合で急に集合場所などが変更になることがあります
その対策として、
それでも私はメールが届かずツアーに参加できなかったことがありました。その場合もちゃんとやり取りすればツアー代金は返ってくるとは思いますが、そういうリスクもあることは承知しておいてください。
なんかネットでの予約に不安を持ってしまったかもしれませんね。安心してください。他にも方法があります。
ネットで予約しなくても、当日下船した港にツアーブースがあったり、現地の人が客引きをやっている場合があります。
まずブースがある場合はそこに出店の許可をもらっているので参加しても大丈夫だと思います。114回の時は👇メキシコのマンサニージョにありました。
また滅多に寄港しないと思いますがアイスランドのアークレイリは町の入口にツアーの案内シートがいくつか貼られていて、そこにミニバンが待機。
人が集まったら出発というのもあり、若い乗客たちが出かけていくのを見かけました。アークレイリは白夜で船は夕方に到着し、翌日早朝には出発だったので実質は夜のツアーということになりますね。
もうひとつは客引きドライバーの現地ツアーです。こちらは主に途上国に多いです。フィリピンのマニラ、スリランカのコロンボ、パナマのクリストバル、そして滅多に寄港しないバリ島です。私はバリ島の現地ツアーに参加しました。その様子は旅vlogにまとめています。
現地ツアーの発信でもお話しましたが、全ての客引きが良いわけではなく当然当たり外れがあります。バリ島のハズレを引いた知人は、1日中下車することなく街中をタクシーで引き回され、昼どきだけモールに降ろされフードコートで仕方なく食事して帰ってきたと文句タラタラでした。
どのドライバーが良いかは、いきなり値段交渉をするのではなく、まずとにかく彼らの説明を聞きましょう。彼らは複数の観光地が載ったシートを見せながら説明してくれます。きちんと説明できない人、特に急ごしらえのアルバイトで駆り出された若造?は説明がおぼつきません。そういうのはパスです。もうちょっと年配の目つきの良さそうな人の方が良いですね。
観光地の案内を一通り聞きながら、自分が興味のある場所があったら、そこはどうなのかをもう少し具体的に聞いてみましょう。
英語圏でない途上国ですから彼らの英語も流暢ではないので案外聞きやすいと思います。
シートにある観光地全てに行くわけではなく、いくつかピックアップして行くので、最後に自分たちはここと、ここと、ここに興味があると伝えましょう。彼らは帰船リミットを知らないので、今から行って夕方何時までに帰って来たいと伝えます。そこで遠すぎる場所は却下となります。
およそ何時間のツアーか決まったらここで値段を聞きます。
バリ島の場合、1台のミニバンで1時間10ドルでした。ミニバンは10人そこそこ乗れたので安いです。実際は渋滞に巻き込まれ2時間オーバーしてしまいました。渋滞は私達のせいではないけれど、お礼を含め2時間の半分10ドル多めに帰り際に払いました。
私は友人と2人だけだったのでプラス10ドルだけでしたが、グループの人数が数人の場合、20ドルか30ドルか気持ちでプラスしてあげたらドライバーも喜ぶと思います。もちろんその日一日満足したら、です。
人生経験の長い皆さんですから、ドライバーを決めるときは人事担当者になったつもりで、どのドライバーが良いか、しっかり話を聞いて最後に値段交渉をしてください。値段はメモ帳に書き込むように。念の為あとからふっかけられないように記録、証拠を残すためです。
途上国だからと下に見て、ドライバーといきなり値段交渉をして「高い高い」とハエを払うようにあしらう乗客が多く残念に思います。
途上国に住むドライバーにとって、クルーズ船の客は確かにお金を落としてくれる上客です。しかし彼らにも生活があります。観光地を周るためにミニバンをおそらく時前で用意し、毎回毎回同じ観光地を飽きもせず案内しているわけです。もしかしたら観光地を取り仕切っている元締めがいてピンハネされているかもしれません。分かりませんが。それでも親切に案内してくれるドライバーは確実にいます。
私が案内してもらったドライバーは何と、甥っこさんがピースボートで働くのだと嬉しそうに話してくれました。日本人の乗客に喜んでもらえるよう、素敵なレストランに観光途中 何度も電話をして席を確保してくれたりと至れり尽くせりでした。
途上国はこういう客と観光地を繋ぐのがドライバーの役目というシステムの現地観光もあるので、無下に値段で判断しないでまずはドライバーの話を聞くということに注力すると、いいドライバーを見極めることは意外と簡単だと思います。ぜひ途上国でトライしてみてください。
2 お金について
お友だち何人かと自由行動をする場合のお金の管理方法をいくつか提案したいと思います。
1 共同財布を作り、会計担当者が支払いをする。
ドルやユーロが使える寄港地に有効です。
食事や移動費、入場料など一人一日いくらぐらいか概算して例えば30ドルずつ集めておいて、会計が全員分を支払います。足りなくなった場合はその都度集めるか、会計が建て替えをして最終的に帰船してから精算をします。
余った小銭は会計さんの手間賃でw
過去の持ち物編でもお話しましたが、この様な精算をするために、
ドルとユーロの少額紙幣1ドルとか1ユーロとかですね、それを多めに、
それから日本円は千円札はもちろんですが、コイン100円や500円などを2千円分ぐらいは持っていったほうがいいかと思います。
2 クレカが使える寄港地は、クレカ担当大臣を決めてその人のカードで全て支払ってもらう。クレカの支払いは日本円ではなく現地通貨でやってくださいね。それで帰船してからドルやユーロや円におおよそ換算してそれぞれ支払う。端数とクレカのポイントは大臣への手間賃w
現地で別々に払うとか、現地のひと目に付くところで現金のやりとりなどはしないでくださいね。危ないです。
私は海外では財布さえ持ちません。ウエストポーチの内ポケットが財布代わり。1ヶ所だけでなく他のところにも紙幣を隠し持っています。
チップやトイレ代など小銭だけ小さな財布に入れているだけです。
3 街歩きの実際
初級編で私のルーズリーフの旅行記録を見てもらいましたが今回も失礼します。1年前に旅行した20ヶ所の寄港地が昨日の事のように思いだせるのはこの旅行記録の賜物です。汚い字ですがそもそも人に見せるものではないので、皆さんも好きなように書けばいいと思います。今日お見せするのはスリランカのコロンボです。
スリランカの列車に乗ろう!という提案は親しくなったリピーターのおじさんでした。特に予定はなかったのでそのアイディアに乗り、目的地の情報収集をしたのがこれです。
首都コロンボから2時間半ほどの列車の旅。目的地はゴールという街。
ここ、旧市街がある世界遺産の街だったのです。ワクワクが止まりませんね!早速、色々見どころをチェックしながら、街歩きのプランを立てました。予定では11:30にゴールに着き、帰りの列車は15:30だったので4時間滞在なら余裕で回れるだろうと思っていました。しかし8:30の列車に乗るのは無理があり、乗車できたのは2時間後、列車は30分遅れで出発。
結局ゴール滞在は2時間しかありませんでした。
クーラーなしの揺れる列車でずっと立っていたので着いた時はヘロヘロでした。予定変更。一緒に行ったおじさんは自由に行きたいということで解散。もう一人の友人と共通の希望は「とにかくビールを飲もう!」でした。世界遺産を見ることなくレストランに直行!2時間まったりしました。
何を言いたいかというと、予定はあくまで予定であって当日いくらでも変更せざるを得なくなる事態が起きます。
誰かが決定しなければならない。その時に同行者が合意できるかどうか。
合意できなければもちろん解散していいんです。さっきのおじさんのように。やりたいことが違う場合は我慢して合わせる必要はありません。
私も内心ちょっと世界遺産を見たい気持ちもありましたが、時間的にも到底無理だと分かっていたし、何しろ疲れていたので、レストランでゆっくりする方を選びました。ビールもシーフードも絶品で満足しています。
4 旅行と旅
ある旅動画YouTuberさんのパクリですが、この違い分かるでしょうか?
旅行は旅行会社のツアーのようなもの。行く所や時間が決まっていてその予定通りに行動すること。団体でなく個人でも、行く所、泊まる所を決めてその行程通り、それが旅行です。
旅は、、、決めない、決めていてもフレキシブルに変更する、着のみ着のまま。私の場合、旅行プランは決めますが実際には「旅」を楽しみたい、楽しんでいます。
検索サイトで調べてみてください。
「旅人 イラスト」と
「旅行者 イラスト」
それぞれどんなイラストが出てきますか?
旅人の方で出てくるのはスナフキンです。ムーミンの。旅人ですね~。
私にとってピースボートクルーズは旅行ですが、寄港地ではできるだけ着のみ着のまま、赴くまま。私はそういうタイプなので気の合う友人ができて良かったです。
それはタイプにもよります。
人は変化に弱いと言われています。いつも通りが安心しますよね。
変化が楽しめる方が旅はより楽しめますが、無理してそうする必要はないですから、きちんと予定を立てて実行したい、そういうタイプの人は同じ様なタイプの人と行動を共にするといいと思います。
ちょっと脱線しますが、犬は元々、集団行動する動物です。その祖先オオカミからの特徴です。書名は忘れてしまいましたが、犬にもタイプがあって、それは狼のグループの役割そのものだそうです。
犬を飼っている人がいたら性格を確認してみてください。散歩の時、
前を歩いていく犬
人と寄り添って歩く犬
後ろを付いてくる犬など
グループの中でその様なポジションでいた名残なのだそうです。先頭を行く犬は最も危険にさらされますから勇敢で強い性格です。私の飼っている犬はこのタイプ。人と寄り添って行くのはグループの仲介役でしょう、後ろを行くのは、、、。面白いですね。
人間も集団生活する生き物ですから、そういう役割が性格に現れているのかもしれません。
性格チェックできる面白いサイトがありましたので、皆さんがどのタイプか興味があったらやってみてください。
旅行、旅をするときも役割が合うとより楽しく過ごせるのではないでしょうか。
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