【船旅準備12】世界一周の船旅の準備!重要度、かかる時間、ハードからソフトまでの完全版!
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こんにちは!クルーズ船チャンネル Sallyです
今回は出発までにやっておくこと完全版をお届けします
世界一周100日以上の船の旅
初めてとなると なにから準備すればいいのかあれこれ迷いますね。
今回はちょっと頭を整理する意味でも、優先順位、準備の時間など4つのカテゴリーに分けてご紹介します。私が買い足したものや、結局使わないと思われるものなどについてもお話しますので最後までご覧ください。
お話を始める前に、
初乗船の人が一番迷われるのが「船主催のツアー」だと思います。
これに関しては旅の資金に余裕があるなら一応予約しておいてください。
キャンセルはいつでもできます。
表を作ってみました。
左が重要で、右は個人差があるもの。
上は準備に時間がかかるもの、下はすぐできるものです。
1 重要で、時間がかからないもの(左下)
これはつまり、家にあるものか購入するものです。
お金さえ払えば一瞬で終わる準備ですので慌てることはありません。
荷造りをするためにまずは、少し大きめの段ボール箱などを用意して、
思いついたものをその箱にとりあえず入れていきましょう。
細かくてごちゃごちゃするものはビニール袋などに分けて入れるといいです。ビニール袋はパッキングする時にも中身が見えてお勧めです。
まだ使っているもので持って行く予定のものは忘れないよう箱に紙を1枚。そこに後で入れるものとしてメモを残しておくといいです。
新しく買ったものも できるだけ箱から出してビニール袋に入れていくと
少しのことですが荷物が減ります。「チリも積もれば」です。
荷物を少なくする第一歩は「2を1にする」ことです。
箱と中身で2なら、箱は捨てるということ。小さな積み重ねで荷物は劇的に減ります。
このあたりはリュック一つで世界旅行をしている人のパッキング動画がとても参考になります。
飛行機の旅ではないので四六時中荷物を持って移動するわけではないので、クルーズ船だし気の済むまで持っていきたい心配性の人もいるでしょうが、やっぱりお部屋のクローゼットにごちゃごちゃ荷物が多いとなんだか落ち着きませんし、相部屋だと他の乗客にも迷惑をかける場合も無きにしもあらず。あまりに荷物が少なくて下着まで借りるというツワモノになる必要はありませんが、これ実際聞いた話w
モノは無いなら無いで人間あれこれ頭を使って工夫するものです。
パッキングについてはこちらが詳しいです。
まずは、衣食住の「衣」です。
服は皆さん好みがありますからポイントだけお伝えします。
100日のうち寄港日は1/5の20日あまり、それ以外は海の上。
船内での服が最も出番が多いです。以前の動画でも詳しく話ましたが、
船では春秋の服装で。長袖の薄手のシャツに寒がりの人はもう一枚羽織るくらいのイメージです。空調、特にクーラーがとてもきついので、半袖やふくらはぎが出ているズボンは体が冷えます。
簡単な洗濯は自分でしようと思っている人にお伝えします。
洗面台ではゴシゴシ洗いではなく、お湯を溜め石鹸を溶かし数分置くと汚れが浮き出てきます。それを洗い流すだけ。それを絞ってタオルドライします。生地が繊細でないものやスポーツ用の乾きやすいものがいいです。私は綿の襟付きのシャツをよく着るのですが少しシワが入っても目立たないものや、もともとシワ加工されたものが最適です。
ズボンは洗うのは大変なのでまとめてコインランドリーで洗ってもいいですし、薄手のズボンならさっと洗えば1日ですぐ乾きます。ジーパンは洗うのが大変なので持っていきませんでした。前の動画でも話したようにリピーターさんはテロテロパンツにレギンス姿がトレンド?同室のスーパーリピーターはいつもこのセットでした。寒い時はレギンスの重ね履きであったかいそうです。詳しくは洗濯編で
パジャマは着ない人も多いかと思います。私は廊下に出てもパジャマに見えない程度の綿の丈が長めのシャツとゴムが緩めのレギンス風のズボンを履いていました。薄手の長袖でだいたいいいのですが、暑いところではTシャツの時もありました。部屋で着るだけなので、着古した服など、後で捨てていけるようなものでもいいかと思います。
カバンについては、体の前にもってこられるようなショルダーやウェストバッグが一つと、マリンスポーツグッズやお弁当を持っていく時などに軽めのできれば折り畳めるリュックが一つあるといいでしょう。
クレジットカードのスキミング防止のカード入れか、バッグがあれば尚いいです。詳しくは過去の動画「旅のリスク」で。
靴はもちろん履きやすいものですが、メッシュが入ったものは急な雨の時に濡れてしまうので、無いものがいいそうです。まぁ雨に降られることはあまりないとは思いますが。これから購入される人はワークウェイなどの靴が軽くて丈夫でお勧めだそうです。女性でちょっとおしゃれな靴がいい人は、
リゲッタとかいいですね。私は愛用者です。マリンスポーツなどを楽しまれる人は一つビーチサンダルか、スポーツサンダルもあるといいですね。これは必須ではありません。ちなみにブラジルにはすごくたくさんのデザインのビーチサンダルが売っています。丈夫で20年以上前に買ってまだ現役で愛用しています。靴に関しての詳しい説明はこちらです
カメラを使って撮影をしようと思っている人は周辺機器も最低限必要です。1日で船に帰るのでメモリはたくさんは要らないと思いますがバッテリーの予備はあったほうがいいですね。外泊する予定があるなら変換プラグも必要です。
カメラの日付が自動で変わらない場合はセッティングを忘れないように。3台のカメラ持ちの私はそれに気づかず時間がバラバラになってしまい、動画編集で今苦戦しています。
買うものの最後はノウハウ本です。必要な人だけです。
スマホの操作に不安がある人は一冊持っていくといいでしょう。日本で日常、最小限の通話だけで十分でも、海外に出るとやはりスマホは強い味方になってくれます。日本を出れば家族に連絡を取ったり、旅の情報を探したり、船で親しくなった人との写真や連絡など。
いざ必要になったとき、スマホの操作がわからないと途端に置いてきぼりになった気分になり、スマホを放り投げたくなるか自己嫌悪に陥るか、そうなる前に虎の巻を一冊荷物に忍ばせていきましょう。やはり紙の本が一番です。ご自身のスマホがアイフォンかアンドロイドか。それすら分からないなら虎の巻は必須です。スマホの後ろにりんごのマークがあればアイフォン(iphone)、なければアンドロイド(Android)です。
他にLINEやGoogle翻訳、地図アプリなど色々紹介しましたが、代表的なものはこちらもノウハウ本があります。出発してから船でじっくり読めば言いので、とりあえず本を買っておくだけでいいです。
重要で時間のかからないもの、最後は2つ
セキュリティの準備です。
具体的にはクレジットカードを無くしたときの連絡先をメモしておく、
色々なアプリなどの暗証番号などをメモしておく、などです。
自宅にメモしたものがあるなら持っていくか、旅の手帖にまとめて書いておきましょう。これは自宅を離れてしまうと取り返しがつきません。
これらのメモは寄港地では財布などとは別に持つか、寄港日には持っていかないほうが良いです。もしカバンをそのまま取られてしまったら最悪です。
財布だけなら船に戻ってからカードを止めるために電話をしましょう。
海外から国際電話をかけるのが大変なら、LINEで家族と繋がっておいて、家族にかけてもらうのも手です。
最悪の場合の話をしていますが、最悪も想定して旅をすることは海外においては必要です。他には、パスポートのコピーですが、こちらはピースボートが1枚用意してくれます。それ1枚でもいいですが帰国する頃にはボロボロになるので、もう1枚自分でコピーしておくと尚いいです。
パスポートに関しては、携帯しなければならない寄港地が少しありますので、不安な人はカバンとは別に首にぶら下げるか腹に巻くか、そういうセーフティーバッグを持っていくと安心です。
昔は両替するときにパスポートを見せる必要がありましたが、私の経験ではほとんどはコピーでもOKでしたし、最近は両替するところも極端になくなりました。
現地のお金については、ドルとユーロ圏でない中東と中南米などで自由行動をする人は現地の物価を考慮して前もって両替していくか、私はキャッシングもお勧めしています。手数料はかかりますが、やはり現地の人が利用する食堂や土産物の値引き交渉などローカルな体験をしたいならキャッシングはその場でできるので便利です。船で寄港日の2日前に配られる寄港地情報に現地の物価の目安になる情報があるのでそれも参考にしながらいくらキャッシングするか決めるといいです。
キャッシングについても詳しくはこちらから
2 重要で、時間がかかるもの(左上)
次のクルーズ118回出発まで2ヶ月、それ以降乗船の人にはまだまだ時間があります。まずは時間のかかるこのカテゴリーから取り掛かることをお勧めします。
最も重要なのは寄港地の情報収集です。
これはすべてツアーで回る予定の人もやったほうがいいです。
実はこれが最も伝えたいこと であり、私自身が準備不十分で、ほんとにほんとに苦労したことなのです。ちゃんとやっておけば、時間もお金も浪費せずにすんだし、もっと現地を楽しめたのに、、、と反省しても足りないぐらいです。今こうして知ったかぶって情報発信していますが、私自身が乗船中に知っていたことは半分もありません。帰国して発信するために調べた内容がたくさんあります。後から知って、あぁ旅行中知っていればもっと楽しめたのに~ということが山のようにあります。
ですから、皆さんにはせっかく何百万も出して世界一周旅行をするのですから、このカテゴリーだけは怠らないでほしいのです。最初に話した買い
物はすぐできます。ネットショッピングだとポチるだけです。でも旅の準備はポチれません。時間がかかります。面倒くさいです。でもそれをしたほうが旅の楽しみも膨らみますし、自由行動してみようかな~という気持ちも湧いてきます。
全行程、船のツアーでいいよ~という人は別として、、、と言いたいところですがココだけの話、、、船のツアーは多かれ少なかれ途中で不満がたまります。止めたくなります。これほんと。止めたくなった時、寄港地の情報が何もなければ、自由行動しようにもどうしていいのかわかりません。
ツアーを取るつもりつもりの寄港地もとにかく すべての寄港地を調べておくことを強く強くお勧めします。どうやったらいいのかはこれまでの動画で もお伝えしましたが、次回の動画で私がどのように情報収集をしてそれをどのように寄港地に持って行って利用したかを具体的にお話したいと思っています。
次に健康に関すること。
高齢者は海外旅行保険に入るのはもちろんですが、船からの健康診断提出がありますね。偽証する人もいるようですが そんなことをして船で容態が悪くなって最悪重篤な状態になったらどうするのでしょうか。
毎回 何名かは搬送されたりお亡くなりなります。日本にいれば適切な処置をして命が助かるという場合もあるでしょうが洋上ではそうはいきませんし、ヘリ搬送なんてことになったら莫大なお金がかかります。最悪 船をUターンしたり、予定のない国への搬送のための立ち寄りで、予定していた寄港地をスキップする事態も現実にありました。こうなったら乗客全員に迷惑をかけることになります。保険が降りる降りないの問題ではありません。
持病をお持ちの人は覚悟して乗られているかとは思いますが、家族を悲しませないよう無理をしてほしくないと願うばかりです。
万一の場合、船から連絡は行くと思いますがそれは最悪の場合です。健康に不安がある人はこまめに連絡をするようにしたほうがいいと思いますし、
留守の家族や友人に万一の場合の取り決めや申し伝えなど念の為にしておくのがいいのではないかと思います。
縁起でもないと思われるかもしれませんが、さっきまでピンピンしていた人がいきなり倒れて運ばれるという場面を何度も船内で見聞きしましたのでここは正直にお伝えしておきます。
私の知り合いもある寄港地で倒れ幸い途上国でなかったため適切な処置ができ、九死に一生を得ましたが、倒れた寄港地が医療の整ってない所だったらどうなっていたか。そんなに高齢ではない人でもこういうことが起きます。自分は大丈夫と根拠のない自信は持たないように。特に船では暴飲暴食になりがちなので今以上に健康に留意する必要があると私は思っています。海外の病院に運ばれるなんて私は絶対怖いし嫌なので、食事は特に特に食べすぎないように気をつけていました。
健康に関する話は別の動画で真剣に話していますのでまだ見てない人は出発前に必ず見ておいてほしいと思います。詳しくはこちらから
重要で時間がかかることの最後はIT関係の準備です。
旅で使えるアプリを入れておくこと、詳しくは別の動画で詳しく説明していますので省略しますが、アプリによってはログインしないと使えないものもあります。ChatGPTとかそうだったような。ログインする暗証番号を忘れたりしないようメモをしておく、メモしたものを持って行く。
ネットに関しても海外に行ってからネットが使えるようにするセッティングなど。やり方を準備しておかないと使えません。
煩わしい作業ですのでできればネット世代のお孫さんなどに代わりにやってもらったり教わっておくことができるならそのほうが楽です。
頻繁に使うであろうアプリは多少慣れておくことも必要かもしれません。
また海外でネットを利用する人は過去の動画で詳しくやり方は解説していますが、できれば印刷するかメモして持って行ってください。
これらは意外と時間がかかる作業ですが、買い物よりよっぽど大事なことだと私は思います。モノは売店でも海外でも調達できますが、情報やソフトの準備は出発してからでは手遅れです。
3 時間がかかるもの(右上)
あまり重要ではなく時間がかかることは1つだけです。
最初にスマホなどのノウハウ本を1冊は買っておくようにと話ました。
その本で実際にスマホを触って使い方に慣れるということです。これは実は乗船してからできます。乗船すればスマホに詳しい人もいるでしょうから色々聞きながら慣れていくといいと思います。
スマホがただの「電話器」ではもったいないので ぜひ海外に行く今こそ活用してみてください。
4 個人差があり すぐ準備できるもの(右下)
このカテゴリーも自宅にあるか、なければ購入すれば完了です。
衣食住の「住」ですから人によって必要なものは違ってくると思います。
ここでは持って行くことをお勧めするものを、改めて列挙します。
マグネットフック、加湿器、のど飴、耳栓とアイマスク
結局、頭に思い浮かぶのはこれだけです。w
他、細かいものは人によってですし、なくてもなんとかなりますが、マグネットフックと加湿器は日本から持っていくほうがいいかと思います。
マグネットフックは洗濯物編で話た通り、船の壁は磁石がくっつくので数個あるとすごく活躍します。
加湿器はUSBの差し込みがベッドにあるので小さい丸型のがいいかと思います。ペットボトルに差し込むタイプでみかんほどの大きさです。
のど飴は船内の売店は約3倍しますから好みのものがあれば2,3袋は持っていったほうがいいかなと思います。私はRidolaというスイス製のオーガニックハーブのものを愛用していて2缶持っていったのですが足りなくなってヨーロッパであちこち探してやっとフランスのスーパーで見つけて買いました。空港のデューティーフリーには必ず売っている有名なのど飴でお勧めです。
他に過去にお伝えしていないものを2つご紹介します。
コットンのマフラー、備長炭
コットンのマフラー、これは主に女性ですね。日差しの強いところで首の保護になり、汗も拭き取れ重宝しました。何気なく持っていったんですがほとんどの寄港地で愛用しました。
備長炭は部屋のポットに入れて使います。船の水を沸かす場合にちょっとでも水質を良くする効果があります。ミネラルウォーターを利用する人は不要です。
旅行ガイドブックはスマホを使わない人で自由行動しようと思っている人はあったほうがいいかもしれません。必須ではないです。
ピースボートセンターに地球の歩き方のタブレットの貸出があるので前もって調べることは可能です。
文具品など小物もそれぞれの用途に合わせて。
船内新聞や配布物をきれいに整理したい人はジャバラのケースが一つあるとバラバラにならずにまとめられます。
5 不要なもの、買い足したもの
不要だったのは雨具です。ポケットティッシュもあまり使いませんでした。少しあればいいと思います。
持っていっても使わないのが洗濯バケツや洗濯袋です。短期の旅行では洗濯袋も有効ですが、船ではシャワーの時足踏み洗濯するか、洗面台が一番簡単だし結局一番楽で時短になります。洗面台の中を洗濯の前後にさっと洗うスポンジが一つあればOKです。
キッチンペーパーや紅茶やお茶などのティーバッグも持っていきましたが全然使わずクルーにあげてきましたw
買い足したものは、靴下です。想像以上にクーラーが効いていて寒くて何度も下痢になりましたw短い靴下はだめで ふくらはぎがすっぽり隠れるもの。ハイソックスでもいいです。私はクロックスのパンプスを船内履きにしていたので、膝丈の短いストッキングももっと洗替えを持っていけばよかったと思いました。3足ずつ。これでは足りませんでした。
船内はかかとがないスリッパはNGだし、一般的なクロックスも多分NGなので注意してください。
女性用クロックス カディ アマゾンは在庫なしですが、楽天に若干あるようです。
最後にこれは荷物に隙間があれば、入れてほしいものが2つあります。
1つはプチプチ。これはお土産でワインや割れ物を買った場合、帰国時のパッキングで活躍します。使わなければ捨ててくればいいので隙間があればとりあえずプチプチを入れておきましょう。
それから重量的に許せばもう読まない書籍を。船の本棚に寄贈する本です。あればぜひ荷物の隙間に入れて行って寄付してあげてほしいです。大きなお世話ですが、寂しい本棚を見て、持ってくればよかったな~と思ったので。
「与える船」ピースボートなのでw
今日はここまでです。
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